東京農業大学の数学
東京農業大学の数学の範囲はⅠAⅡBC。
大学独自試験があるのは一般選抜A日程(前期に相当)とB日程(後期に相当)。
ここでは募集定員が最も多く、学力試験でもメインのA日程の数学を解説します。
しっかりと対策すれば合格率を最も高い目安い試験ですので、志望度が高い学生は基本的にA日程で合格を狙う前提で考えることをおすすめします。
推薦や総合型(AO)も定員は一定数ありますが、推薦や総合型のみだと選択肢の幅が狭まりやすくなります。
早めから面談をしておきましょう。
数学は選択すべきか?
数学の範囲はⅠAⅡBCであり、Bは数列のみでCはベクトルのみです。
全学部・学科において数学か国語(現代文のみ)から1つ選択します。
基本的には得意な方を選べばよいですが、数学の難易度ははっきりいって低めです。
極端に数学が苦手な場合は国語がおすすめですが、数学がそこそこできるのであれば数学選択は視野にいれるべきでしょう。
一定以上の数学力があれば数学の方が安定して高得点を狙いやすいので、数学の方がおすすめです。
数学が苦手な生徒や、もともと文系にも興味があって文理選択に悩んでいた場合では、国語を選ぶこと自体は悪くない選択といえます。
当方では国語対策も数学対策も、迷っているから両方の対策をしたい場合も対応しております。
総合型と推薦も充実
東京農業大学では、総合型選抜(5種類)と学校推薦型選抜(公募制)も一定の定員が割り当てられています。
学校の成績が一定以上であれば出願でき、選考のメインは事前課題と面接となります。
2027年から総合型選抜や奨学金などに拡大措置が取られます。
共通テスト利用選抜が3回に増えるので、併願校としての魅力拡大も行われます。
分析は大学と自分の2方向から
メインであるA日程は3科目で60~70%が合格最低点。
2024年は多くの学部で高くても65~70%程度でしたが、2025年は4学部(特に農学部・応用生物科学部・生命科学部)で70%を超える学科もありました。
自分の数学の実力を考えつつ、出題傾向と必要な点数を考えると、勉強方法が変わります。
闇雲に教科書を使って勉強すると、合格率が分かりやすく下がります。
正しい数学の勉強法ができれば、受験までの時間が限定的であったり、数学が苦手な生徒でも6割は普通にとれるようになるでしょう。
4つの大問(かつては5つ)は比較的傾向が読みやすいので、東京農業大学と併願校のバランスも考えながら自分にあった勉強をしていきましょう。
その他農学・生命科学 → 明治大学 法政大学 学習院大学 玉川大学 東京都市大学
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最初の大問は小問集合
大問1は3つの小問集合となっています。
A日程は3日試験がありますが、どの日程でも問題傾向や難易度は基本的に同じくらいに設定されています。(3日程すべてを受験することもできますし、1~2日程を選んで受験もできます)
基本的に大問2~4で出題されない分野から出題され、難易度は基礎的。
特に数Ⅰや数Ⅱからの出題は公式をそのまま使うだけの問題もあるので、確実に点にしましょう。
大問1が2つ以上は解けないと合格は非常に厳しいですし、本気で合格するなら満点を目標にしましょう。
普通に満点
ミスをしても2問以上
が必須です。
数BCのもう一つ
大問のどこかで数B(数列)C(ベクトル)の片方が出題され、出題されなかった方が大問1の1つの小問として出題される年が比較的多いです。
大問のどこかでベクトルなら、大問1の1つが数列
大問のどこかで数列なら、大問1の1つがベクトル
といった感じです。
例えば2025年は大問4(最後の大問)が3日程すべてで数Aから出題されました(場合の数と確率が2日程、数学と人間の活動が1日程)
数列は大問や小問で出題されていましたが、ベクトルが数Cになったこともあり出題されていませんでした。
他の年ではベクトルは普通に出題されていますので、2027年以降もベクトルや数列はしっかり出題されることが予想されます。
当たり前ですが傾向はあくまで傾向です。
必ず予想(傾向)通り出題されるとは限らないことは覚えておいてください。
各大問で出題傾向が比較的はっきりしている
大問2は数Ⅱ(微分積分が出やすい)
大問3は場合の数・確率
大問4は数列もしくはベクトル
というパターンが最も多いです。
数Ⅱは三角関数や図形と方程式が出題されることもありますし、場合の数と確率の代わりに数Aの平面図形や数学と人間の活動(旧:整数の性質)が出されることもあります。
大問2は数学Ⅱから
東京農業大学の大きな特徴として、微分積分の大問が出ない年も多いということがあります。
大問2では微分積分が最も出やすいですが、三角関数や指数対数関数からの出題もあります。
基本的に大問2で微積がなければ大問で微積は出題されません。
かつて大問が5~6つだった時代は微積の出題率が非常に高かったですが、現在は変わりました。
微積や指数対数・三角関数では数Ⅰの二次関数が重要になるので、数Ⅰの理解度が高まると自然と大問2を攻略しやすくなります。
微積は併願校とのバランスをみておきましょう。
難易度は基礎がメイン
微積であってもなくても、大問2は典型的な問題が多く並びます。
難易度も基礎~標準くらいです。
数Ⅱの中でも微積・指数対数・三角関数は王道のパターンが読みやすく、対策がしやすいです。
また、共通テストや旧センター試験にも傾向が似ており、問題集も豊富にあります。
数学で65%以上をとるのであれば、大問2で満点近くを狙っていきましょう。
大問3か4は数A(特に場合の数と確率)が出題されやすい
場合の数・確率は非常に出題率が高い分野です。
現在のの大問4つでも非常に出題率が高く、過去に大問が5~6つあった時代もほぼ100%出題されていました。
場合の数・確率は併願校でも出題率が高いので、大問として最優先での対策をおすすめします。
難易度は標準レベルです。
典型問題を理解した上で演習すれば確実に点数にすることができます。
大問4の難易度を考えると、よっぽど場合の数・確率が苦手ではない限り、しっかり時間をかけて理解していきましょう。
パターン数も限られているので、質の高い勉強ができれば確実に力になります。
数BCは思考力が重要
数学Bの数列もしくは数Cのベクトルからも1つの大問として出題率が高い分野です。
他の大問が基礎的な要素が多く、計算問題の傾向が強いです。
前述した場合の数と確率、もしくは数BCは思考力が高めの設定で出題されやすいです。
典型問題に少し要素を足した問題になりやすいといえます。。
東京農業大学の受験生で、数学がかなり得意な生徒を除いて、ほぼ全員が苦戦するでしょう。
攻略法は、現代文(国語)と数学を組み合わせる正しい勉強をすること。
数学を数学だけでとられていると、大問4の対応はしにくくなります。
複数科目を組み合わせる理解は生物や英語にも役立つ最も効率のよい勉強方法ですが、実際にそれを指導できる先生の数は限られています。
先生の質が十分でなければ、点数は取りやすいところで稼ぎましょう。
理系的思考力が点数を伸ばす
実際の大問4は思考力半分、計算要素半分の年が多いです。
一方で、ほぼ計算となっていて、他の大問とそこまで難易度が変わらない年もあります。
思考力は入学後に求められる中でも最重要であり、自分の頭を使う感覚がある生徒は入学後も有利です。
思考の流れと計算を合わせるにはコツが必要ですが、それ以外の部分は標準レベルが中心。
典型問題にちょっとだけ上乗せができれば、大問4での満点も可能になります。
参考書・問題集
難易度としては白チャート(Amazonリンク)レベルを仕上げられれば確実に合格点が取れます。
数学で点を稼いだり、ワンランク上の大学も視野に入れている生徒は黄色チャート(Amazonリンク)レベルがおすすめです。
チャートやニューアクションはパターンを網羅してくれているので受験対策として有効ですが一定の時間がかかります。
高校3年生から始めても間に合わないので、勉強方法を工夫する必要があります。
残り時間が限られている生徒は勉強方法が異なります。
逆に使われやすい4stepなどは受験に向いていないので使うのをやめてください。
基礎公式を理解することが理想ですが、難しい部分はしっかり暗記。
暗記した公式をいつでも使えるレベルまで持っていくことが必要です。
まとめ
保護者の方へ
東京農業大学をはじめ、理系の中で比較すると農学系は数学の難易度があまり高くありません。
高校1年のとき数学が苦手だったとしても、質の高い先生が正しく教えてくれれば、数学を受験科目にすることはおすすめできます。
入学後を考えると、数学は必須。
積極的に国語を選ぶのであればいいですが、お子さんが逃げの姿勢から安易に数学を選ばないことは入学後にも影響します。
数学は教えてくれる先生で理解も楽しさも大幅に変わります。
保護者の方がお子さんをいかにサポートするか、いい先生をみつけるかにかかっているといえるでしょう。
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