獣医学ユニットの小論文
帯広畜産大学の後期入試は小論文です。
以前の後期試験は共通テスト(当時はセンター試験)の点数で合否が決まっていましたが、2020年度(後期は2020年3月)から小論文と面接となりました。
獣医学ユニット(獣医学科に相当:以前は獣医学過程)は英語と小論文の組み合わせ。
他の6ユニット(畜産科学過程)は小論文 となります。
帯広畜産大学分析 → 畜産学部(獣医学科含む) 数学 小論文(畜産科学課程)
国公立や他の私立獣医分析は → こちら
獣医学ユニットと他のユニットで試験が違う
こちらでは獣医学ユニットの後期入試での小論文対策を解説します。
畜産学過程と獣医学ユニットは小論文の形式が大きく異なるので、他の6ユニット(畜産学過程)を志望する生徒は注意してください。
畜産学ユニットの解説は → こちら
また、畜産学過程では学校推薦型のA推薦でもB推薦でも1000字程度の小論があり、後期以外でも重要となります。
気になる方はぜひお問い合わせください。
小論文は色々な入試で使える
畜産学過程では学校推薦型選抜などでも小論文が試験になっており、帯広畜産大学が候補に入っているのであれば小論文対策は非常に重要といえます。
他の獣医・畜産系大学としては、国公立なら鹿児島大学の学校推薦型選抜や岐阜大学の学校推薦型選抜Ⅱなど小論文が必須の獣医学科は複数あります。
また、私立の獣医学科や畜産系学部でも総合型や推薦で小論文が必要な大学があります。
獣医学科や畜産系、農業系の学部を考えるのであれば、国公立でも私立でも志望校に合わせて小論文の勉強を視野に入れるとよいでしょう。
実際には高校1~2年生の段階で、畜産や獣医に詳しい先生と進路相談を複数回重ねると、それだけで合格率が上がるといえます。
そもそもの英語が難しい
獣医学ユニットの小論文は、英語の長文を読み、それに対して日本語の記述をする出題です。
基本的に2~3つのの設問があり、合計で1000字の記述をすることになります。
長い設問だと1つで800字(2021年の問2)。
短い設問だと100字(2025年の問2)。
近年は
問1と問2が長文の読解を中心とした英語の問題
問3が300~500字程度で自分自身の意見を書く小論要素が強い問題
となっています。
文章が難しいので、全てが和訳できない前提に立つ必要もある
長文の難易度としては文法的には共通テストの最後の長文と大差はありません。
帯広畜産大学を後期で受験する生徒であれば、共通テストのリーディングで75~85%を取る実力があるはずです。
英語の読解力としては上記程度あればなんとかなりますし、共通テストで90%以上取ることができれば、読解力としては問題ないでしょう。
小論用の英語で大事なのは偏った単語力
帯広畜産大学の後期での英語は、はっきり言って難しいです。
しかも、年によって文章の難易度に結構差があります。
理由は、長文読解としての難しさではなく、ジャンルの偏りと単語の影響。
英語としての読解力、国語としての読解力は共通テストレベルですが、ジャンルの偏り方とそれに伴う単語の難しさが年によって極端に高くなります。
単語がそこそこ難しいでとどまっている年もあれば、こんな難しく専門的な単語ばかりだと普通の受験生では分からない単語が非常に多くて当たり前ということもあります。
英単語をみると、旧帝大(東大や京大、北海道大など)の合格者でも知らなくて当たり前というものが多く出てきます。
(出題年度によって単語レベルの偏りが非常に大きいです)
逆に、単語レベルが共通テストレベルでだいたいカバー出来る年は、普通に長文が読めてしまう生徒が大半となります。
英語長文対策、要約や読解対策、論述(記述)対策。
こういった対策以前に、帯広畜産大学の後期用の英単語対策が必要といえるでしょう。
専門的な単語はある程度知らなければかなりきつい
専門用語については、長文の最後にいくつか(10語以上)和訳が与えられています。
ただし、この数では明らかに不足している年もあり、そもそも受験生が知らなければいけない単語とされています。
帯広畜産大学の後期小論文は回数がまだ多くないので、今後はレベル感が安定する可能性もありますが、不透明な部分も大きいです。
また、難しい単語は知らなくても長文の前後関係から予測するのが受験での基本ですが、現実的には単語予測は、しやすい単語としにくい単語があります。
帯広畜産大学の後期では専門性が高すぎるので予測がしにくい単語も複数あります。
小論文の対策をしてくれる先生は、英語(特に長文読解と英単語推測)の指導をしてくれた先生と同じ人に任せることが理想です。
ただし、獣医学や畜産学、農学などの知識があり、なおかつ高度な小論文指導と英語や国語などの複数科目を指導している先生はほとんどいないので、十分注意してください。
私は私以外に上記の条件を満たしている先生にお会いしたことはありません。
(私が会ったことがないだけなので、実際には何人いるのかは知りません)
上記の条件を満たした先生へのお問い合わせは → こちら
単語でも長文でも畜産・獣医系の知識が大いに役に立つ
畜産の大学なので、獣医学や畜産学、他にも生命科学や食品に関する長文が出ることはほぼ確定です。
英単語だけを見てもそうですが、上記のジャンルは議論すべき範囲がある程度限られています。
現代文としても理系かつ関連度の高い文章を沢山読むだけで、自動的に帯広畜産大学の後期対策になります。
他の国公立獣医や、私立の獣医学部なども動物や自然科学に関する文章が出題されることがほとんどなので、併願校対策にもなります。
ただ英語長文を読むだけでなく、注釈などの難しい単語も含めて出てきた英単語を覚えておくのがおすすめ。
余裕があればジャンル別の単語帳で、生命科学や動物に関する単語を集中的に増やしておきましょう。
2次試験対策ばかりにならないように注意
前期でも後期でも帯広畜産大学や他の農学部、(共同)獣医学部は共通テストの配点が大きいです。
畜産や獣医に興味があると、関連度の高い英文を読むのが楽しいのはわかりますが、優先順位をきちんと考えましょう。
私も多くの獣医学科や農学部などを志望する生徒を指導してきましたが、やはり長期計画の考えが不足していたり、考えているけど間違えている生徒を何人もみてきました。
できれば高校1,2年生から獣医学や農学、畜産学の受験に詳しい人から指導を受けるとよいでしょう。
小論文は技術と添削で点数が伸びていく
よくあるミスとして、小論文対策は前期入試が終わった後にしようと考える人がいます。
小論文対策は
実際に書く
添削してもらう
添削に基づいてどう書けばいいか思考の流れと具体例で解説してもらう
の3ステップがなければほとんど上手くなりません。
逆にいえばこの3ステップを指導してくれる先生がいれば大当たりですし、合格率は跳ねあがります。
獣医学科を受験する場合は、そもそも国公立では指定校推薦や総合型の枠がほとんどないので理解できます。
私立を受験する場合で、私立獣医の推薦が受からない学力(論理的思考力など)であればそもそも共通テストの点数がとれないでしょう。
帯広畜産大学の志望度が高く、かつ時間的余裕をもって小論文対策を出来ている生徒の数は限定的。
共通テストがそこそこの点数をとれていれば、対策をしているだけで帯広畜産大学の後期は合格率が非常に高いといえるでしょう。
ただし、小論文対策といいながら、畜産学や獣医学の知識や経験がない先生では不安がかなり大きく残るので注意してください。
自分の意見を書いていなければ点数にならない
小論文の基本にも書いてありますが、小論文の練習が不十分な生徒でよくある失敗パターンとして
そもそも全然書けない
文字数はそこそこ書いてあるが、自分の意見が書いてない
という2つがあります。
前述したように問3(問2のこともある)は自分の意見を書く問題。
問題文には 「あなたの(意見・)考え」 という指定があります。
また、年によっては 「獣医師ができること」 を考えなければいけない場合もあります。
一般的な視点と、獣医学を学んだことがある視点は大きく異なり(これは獣医学だけでなく他の分野でもそうです)、その上で質の高い自分の意見を書ける高校生はほとんどいないでしょう。
実際には論理性が高い文章が書けていれば、獣医学的な知識はほとんどなくても合格できます。
アイディア勝負をしてはいけない
畜産学や獣医学は専門性が高いです。(他の学問もそうですが)
そして、採点するのは帯広畜産大学の先生です。
何十年も畜産学や獣医学を学んだ先生が読まれるので、そういった先生方に対して斬新で役に立つ意見を獣医学科入学前の学生が提示できる可能性はきわめて0に近いといえます。
つまり、小論文はアイディア勝負ではないということです。
(戦略として例外的にアイディア勝負のような書き方もありますが、基本的にはおすすめしません)
では重要なのは?
論理力と基礎思考です。
中でも論理的な文章が書けているかどうか?というのは最大のポイントであり、配点が大きく合否を左右する部分といえるでしょう。
論理的に正しい文章を、相手に伝わるように書くには練習が必須。
獣医学ユニット(獣医学科)に合格できるくらいの能力がある学生でも大体3か月~半年はかかります。
受験直前の3か月前に小論対策をしている余裕はほぼないので、実際には高校2年生の間にはスタートしたいです。
遅くても高校3年生の春にははじめましょう。
現実問題として前期が終わった後に短期指導することも不可能ではありませんし、数回の授業でも直前対策をした方が合格率は上がるのはほぼ確実です。
ただし、上げられる合格率は限定的になってしまうのも事実です。
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