【化学】立教大学の理学部を徹底分析 | MARCHならプロ家庭教師のロジティー

立教大学 理学部の化学

理学部では理科は必須ですが、学科によって理科の選択できる科目が異なります。

 

化学科は化学必須
数学科と生命理学化は化学選択可能
物理学科は化学選択不可

となっています。

 

2022年(2021年度)から入試形式が大幅に変更となり、全学部日程のみとなりました。

化学でも影響があり、試験時間や大問数が学部によっては変更となっています。

 

今回は、全学部日程の化学の分析となります。

特に、2月6日分です。
(理学部は毎年2月の6日と9日の2回チャンスがあります。試験範囲や攻略するために必要な学力はほぼ同じですが、大問数など傾向には違いがあります)

立教大学では推薦入試に当たる自由選抜入試もあり、理学部でも小論文と面接で受験できます

 

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最初は3問の小問集合

最初は3問の小問集合が近年の傾向。

すべて選択問題なので、わからない問題があったとしても、必ず解答欄は埋めるようにしましょう。

 

どの問題も基本的な理解度を問う問題であり、比較的取り組みやすいです。

また、すべての問題が独立しているので、一つの問題が解けなくても、他の問題に全く影響しません。

私大の化学というよりも、共通テストや旧センター試験に近いと言えるでしょう。

 

網羅的で計算や化学反応式もある

最初の大問はいわばサービス問題であり、高い思考力は必要なし。

主に細かい暗記とシンプルな計算などでなんとかなります。

 

曲者なのが細かい暗記。

立教を含めたSMARTレベルだと、暗記の細かさは大学ごとに差があり、それを目指す生徒側にも差があります。

どのレベルを目指して高校1~2年から勉強しているかが、合否に影響します。

 

早めから進路面談などを行って、一定レベルの指導を受け続けていると明確に有利です。

 ただし、面談と普段の指導が連動していなければ効果はかなり薄くなります。

 

大問2,3,4は独立した大問

基本的には

大問2が理論化学or無機化学およびその融合
大問3が理論化学
大問4が有機化学

という構成になっています。

 

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理論と有機は毎年重要

電離・気体・有機化学がこの部分ではほぼ毎年のように出題されています。

また、化学基礎で序盤に勉強する結晶格子の計算と理解は2年連続だったので、今後は下がるかもしれません。

 

これらの範囲は計算問題を合わせて出題しやすく、立教の出題者の立場からすると非常に問題を作りやすい。

ただし、計算の難易度は決して高くなく、標準的なものが多いです。

 

注意点として、小問集合でもそうですが、ただ公式に入れ込むだけでなく、ちょっとした変化や複合を加えているので、丸暗記だと解けないです。

本質的な理解を行えば、計算量は少ないのでするりと解けます。

 

無機化学を単純暗記と考えてはいけない

無機化学は暗記が多いですが、暗記で大丈夫と考えている生徒の99%は化学の勉強方法を間違えています。

こういった思考の生徒は、無機化学だけでなく理論と有機でも勉強方法を間違えており、立教レベルでは通用しません。

暗記と理解の違いについて指導してくれる先生がいれば、勉強が根底から改善されるでしょう。

 

有機化学は構造から

有機化学の理解は、結合と構造と化学式です。

有機化学では特に構造が意味を持ちます。

理解と暗記は両輪であり、どちらが不足しても立教レベルでは点数がたらなくなります。

 

参考書・問題集

参考書としては基礎分野を固められるものが良いでしょう。

参考書は持ち歩いてボロボロになるくらいまで読み込むのがいいです。
(無理に持ち歩く必要はありません)

問題集は標準レベルをやりこむ

問題集は

セミナー化学
ニューステップアップ
リードα(リードlight)

など学校で配られる基礎~標準レベルの問題集を何度も解くことが重要です。

 

ただし、理解をしてから問題を解くようにしましょう。

問題量をこなせば成績が向上すると勘違いしている生徒がいます。

努力は正しく行わないと非常に非効率で、成績にも楽しさにも暗記にもつながりません。

特に立教はちょっとした工夫を加えるので、単純暗記では点がとりにくいように意図的に作られています。

化学で点が伸びない生徒は、自分の方法と理解度を見直してみましょう。

 

まとめ

  • 立教は正しい継続で合格できる
  • 暗記と理解はどちらも必要
  • 日程や方式の変更には注意

 

保護者の方へ

保護者の方の勘違いが多いのが、立教は難易度が高いけど努力で合格できるレベルにあるということです。

 

最初からお子さんの可能性を狭めたり、低く見積もらないでください。

発展レベルの重要性は高くないので、基礎~標準レベルをいかに早くから取り組み継続するかが重要です。

 

現在の偏差値が40~50くらいでも、2~3年正しい勉強を継続できれば立教大学は現実的な目標の一つといえます。

保護者の方がいかに早く動き出して、質の高い先生によるサポートを決定できるかにかかっているでしょう。

 

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