鳥取大学の化学
鳥取大学は鳥取県にある国立大学。
4学部あり、文系は地域学部の1学部のみ。
理系学部は農学部・工学部・医学部と3学部あり、理科の重要性が高くなっています。
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化学が選択できる学部学科
工学部 化学バイオ系学科
農学部
医学部 医学科 生命科学科
医学部の2学科は化学・生物・物理から2科目を選択します。
農学部と工学部(化学バイオ系学科)の2次試験は理科1つですが、共通テストでは理科2科目が必要となります。
前半は理論化学と無機化学
鳥取大学の化学は5つの大問があります。
大問1と2が理論化学
大問3が無機化学
大問4が有機化学
大問5が高分子化合物
というのが王道のパターン。 ここ10年の過去問ではそうなっています。
理論化学は以外な分野からの出題もある
鳥取大学でよく出題される理論化学は、
電池・電気分解
熱化学
電離平衡と反応速度
コロイド
あたりです。
最頻出までいきませんが、意外と見かけることが多い分野は、
酸化還元(頻出分野とあわせることも多い)
結晶と密度
固体の溶解度
凝固点降下・沸点上昇
などがあります。
私大対策とは重点分野が違う
他の国公立や有名私大と比較すると
気体
酸塩基
の出題率が非常に低いです。
逆に、他の大学では狙われにくい事も多い
コロイド
凝固点降下と沸点上昇
溶解度
などもたびたび出題されています。
鳥取大学に興味がある生徒は、最初から鳥取大学を想定して勉強しているとかなり有利になります。
逆に鳥取大学を想定せずに、急に進路を変えた場合は努力がそうとう求められます。
全体の難易度としては標準的なので、基礎理解がしっかりしていれば対応は難しくありません。
高校1年生の化学基礎や、高校2年生の前半から普段の勉強の質を高めておきましょう。
共通テスト対策と同じようなレベルが中心
鳥取大学を受験するのであれば、そもそも共通テストを先にしているでしょう。
共テで50点以下ばかりの場合は、鳥取大学の個別試験でも苦戦すること間違いなし。
共通テストはそもそも多様な分野から出題されるので、鳥取大学対策と併願校対策のベースを作る勉強としても適しています。
一方で、範囲が広く、計算や思考問題もあるので対策に時間がかかります。
鳥取大学の対策を大切にしたい気持ちもわかりますが、まずは共テおよび普段の学校レベルをしっかり理解しておきましょう。
大問3は無機化学で決まり
大問3はほぼ確実に無機化学から出題されます。
ここ10年は毎年大問3です。
無機化学はそもそも範囲が限定的なこともあり、全てがテスト範囲と考えましょう。
無機化学を理解するための基礎力はあるか?
難易度が高くない大学の入試問題は、化学が暗記に偏っている出題になります。
鳥取大学は違います。
無機化学でも理解を求められ、実験手技や化学反応式を問われることも。
化学反応式と結合の基礎がわかっていないと、結晶や沈殿物、製造方法が理解できません。
無機化学は範囲が狭いから大丈夫、暗記するだけと思っていませんか? 鳥取大学では通用しません。
化学基礎の段階から高い理解度を目指しておけば、鳥取大学でも共通テストでも通用する基礎力が手に入ります。
有機化学と高分子化合物
5つの大問のうち、
大問4は有機化学
大問5は高分子化合物
が定番の出題です。
有機化学・高分子化合物の比率が全体の4割は、複数学部が受験する問題としては高めの設定。
中高一貫校では進度が早すぎて化学基礎がおろそかだと、有機化学の理解度と効率が大きく下がります。
逆に高校から化学をスタートすると遅すぎて復習が不十分になりやすいです。
共通テストの科目が幅広く、高分子化合物は暗記量も多いので、計画性が非常に重要になります。
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標準的な有機化学
有機化学は共通テストでも他の大学でも出題されやすい分野からの出題がメイン。
化学基礎の理解をベースに、有機化学の理解を合わせる必要があります。
他の大学では出題があるかないかが分かれやすい油脂なども一定程度出題率があり、基本的に全方位を理解しなければいけません。
難易度が標準レベルは変わらない
全範囲を学習するのは大変ですが、理解の深さは標準レベルで大丈夫です。
暗記に関わる問題も標準レベルであり、細かすぎるような知識は基本的に問われません。
一つ一つの反応に対しては、化学反応式や構造式の理解を徹底しましょう。
年によっては反応式や構造式、組成式を聞かれることもあります。
高分子化合物も有機化学と同様の傾向
最後の大問は高分子化合物から出題。
大問4の有機化学や、他の大問と基本的な傾向は同じです。
範囲は全部ですが、難易度は基礎と標準が中心。
一般的な有機化学より暗記量が多くなりやすい高分子化合物は、復習の計画性が重要になります。
鳥取大学は国立大学なので、共通テストの勉強もかなり大変。
その上で計画が甘いと高分子化合物を復習する時間が十分にとれなくなります。
英語や数学に時間がかかるので、化学は後回しになる生徒をよくみかけます。
本気で鳥取大学を目指したいのであれば、大学受験の準備は高校1年生にはスタートするのが理想的。
ただし、スタートが遅れる生徒もいるでしょう。
その場合は化学だけでなく、他の科目も含めて指導してくれる先生が必須となります。
難易度と参考書・問題集
全体的に基礎と標準レベルが重要。
暗記のためにも理解が重要ですので、標準レベルの理解がしやすい参考書がおすすめです。
教科書は理解がしにくく、非効率になりやすいのでおすすめできません。
参考書
化学基礎および有機化学ではしっかりとした基礎理解を助けてくれる参考書が必須です。
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上記は一例ですので、お子さんが使いやすいものがよいでしょう。難しすぎる参考書は逆効果ですので、注意してください。
問題集
学校で使っている問題集の質がよければ引き続きそれをメインの問題集としてもよいでしょう。
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リードシリーズ(Amazon リンク)
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これらは学校でもよく使われていますし、鳥取大学対策にも共テ対策にも使いやすいです。
まとめ
保護者の方へ
鳥取大学の化学は基礎や標準レベルが中心。
出題範囲に特徴があるものの、正しい勉強方法を継続すれば確実に合格率を高めることができます。
共通テストの幅広い科目に対応しつつ、化学や2次試験科目も勉強するには時間がかかります。
お子さんが鳥取大学や国公立大学に興味がある場合には、化学だけを考えるのではなく全体も見てくれる進路相談や計画性がある先生がおすすめです。
複数科目を指導出来なければ、本当の意味での国立対策は成立しないことを知っておいてください。
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