昭和女子の英語
大問3~5で、長文と会話文が出題されますが、
共通テストのように設問文も英語になっています。
きちんと事前に確認して、驚くことがないようにしておきましょう。
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形式は決まっている
基本的に出題形式や問題数、順番がほぼ同じ構成なので、事前にしっかりと対策をすることは非常に有効です。
時間は60分。
全て選択式で、並び替え以外はすべて4択です。
昭和女子大を志望するのであれば、夏~秋ごろに一度過去問をといておき、形式を把握しておきましょう。
そして、冬頃に5年分程度過去問を解くことで、時間配分や重視する問題、解く順番などを自分の中で固定していきましょう。
最初は文法問題
大問1は、4択の文法問題が15問出題されています。
いわゆる動詞の活用や準動詞などの問題や、
接続詞や疑問詞の使い方、節の問題などがメインですが、
類義語や意味が近い単語の問題も出題されています。
難易度自体は基礎~標準レベルが中心であり、難問ではなく学校レベル~大学入試基礎レベルを丁寧にやりこむことが重要です。
文法問題は理解に基づいた暗記が必要です。
現役生であれば少なくとも高校3年になると同時に徹底した文法の勉強を行いましょう。
浪人生では、浪人が決まった瞬間から、英語は単語と文法が大事。
長文対策は単語と文法がある程度進んでからはじめても遅くはありません。
文法と合わせて最初に英単語も頑張っておきましょう。
大問2は並べ替え
大問2ではセンター試験で出題されていたような文法系の並べ替え問題が5題でてきます。
5つの空欄を並び替える問題なので、候補数が限られており、出題される文法難易度も大問1同様に高くありません。
落ち着いて文法的事項をしっかり確認するようにしましょう。
対策・問題集
この並べ替えタイプの問題は、共通テストでは出題されません。
大問1も文法であることを考えると、共通テスト対策の問題集では不十分。
センター試験の文法対策や私立大学向け(基礎~標準レベル)の文法問題集を使いましょう。
大問3で会話文
真ん中にあまり長くない会話文が出題されます。
会話文の空欄に当てはまる文を選択する問題ですが、会話表現が極端に多く出題されるわけではありません。
会話文のトレーニングより、長文読解と現代文の読解力の向上、ライティングなどを鍛えることで、自然と解きやすくなっていきます。
もちろん、会話だからこそ気軽に使うような英語も選択肢にときどき出てくるので、会話文の練習もかるくしておきましょう。
大問4,5が長文読解
大問4が300語程度、大問5が500語程度の長さとなっています。
どちらもレベルとしては300語程度の問題集が適切です。
長文は長くなるほど様々な要素が入り、何に関する文なのか混乱してしまう生徒が見られます。
大問4,5では岡山理科大のように長文のタイトルがあるので、長文のテーマを勘違いすることはありません。
また、大問1,2でしっかり文法問題が出題されているので、長文に絡めた文法問題はありません。
時間をしっかりかけてでも、内容把握をすることが必要です。
大問4は2部構成
前半は、空欄補充、
後半は、単語の意味を推測する問題となっています。
空欄補充では、接続詞や受動態、時制などに注意しながらも、意味に合うものを選びましょう。
単語の意味の推定はそこまで難しい単語ではありません。
最初から知っている意味の場合は選びやすくなるので、ある程度の単語力は点に直結します。
英語の勉強では夏くらいまでに徹底してセンター(共通テスト)レベルの英単語を叩き込み、秋以降に長文読解の練習で出てきた単語や熟語を復習するようにしましょう。
大問5では、内容把握が5問
最後の大問は最も王道の内容把握問題が出題されます。
文の長さや出題傾向などは、共通テスト対策が有効です。
もちろん、中堅私大向けの長文読解の練習がそのまま対策になります。
長文読解が苦手な生徒は、いきなり500語レベルに行くのではなく、200~300語程度の問題集から始めることがよいでしょう。
出題形式が王道なので、どの問題集でも効果があります。
いざとなったら和訳しまくろう
あるていど英語が読めるはずなのに、気が付くとよくわからない、上手く内容がつかめない生徒もいると思います。
長文がどちらも長くないことを活かして、わかりやすい長文から読みましょう。
そして、残り時間で読みにくい長文を徹底的に和訳。
日本語にすることで印象が大きく変わり、文章が自分の中に入ってきます。
まとめ
- 基礎~標準レベルの文法対策には1年かけよう
- 長文対策は和訳を中心にしよう
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