【共同獣医】岩手大学を徹底分析 | 獣医学科ならロジティー

 

岩手大学の獣医学科に合格するのための基本情報

岩手大学は、岩手県の国立大学で、理工学部や教育学部があります。

そして農学部に共同獣医学科が存在しましたが、令和7年度(2025年4月)から単独の獣医学部となります。

2024年時点では岩手大学農学部の中に共同獣医学科があります。

2025年4月から、岩手大学獣医学部共同獣医学科となります。

共同獣医学科が岩手大学から獣医師になるための第一歩となります。

 

岩手大学分析 → 数学分析 化学分析 生物分析

他の獣医学科との比較は → こちら  東京農工大分析

獣医を目指す勉強法 → 英語 数学 生物 化学

 

同じ東北では、私立の北里大学の獣医学科は1年目は神奈川県ですが、2年目からは青森県十和田市。

比較的近いといえます。

 

完全に東北のみで獣医になるには岩手大学が唯一となります。

岩手大学は以前は獣医学科でしたが、現在は東京農工大学と提携し、共同獣医学科となっています。
基本的には共同獣医も獣医もあまり差がないので、受験生は気にしなくて大丈夫です。

 

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難易度と偏差値

獣医学科でいうと、国立大学の中では比較的難易度が低いといわれていますが、国公立獣医はどこも難しく、差が小さいので基本的には非常に難易度が高いという認識であっています。

 

岩手大学より明確に難易度が高いといえる獣医学科は、北海道大学、東京大学、東京農工大学、大阪公立大学くらいでしょう。

立地

岩手県の農学部と聞くとすごく田舎にありそうですが、そんなことはありません。

新幹線が通る盛岡駅から近く、盛岡駅から東京駅まで2時間ちょっとです。

また、東北一の都会である仙台までも近いです。

アクセス

住所 :岩手県盛岡市上田3丁目18-8

東北本線の盛岡駅から2kmほど。
当然駅からはバスがでており、10分くらいでつきます。

 

試験に関して

岩手大学分析 → 数学 化学 生物

農学部全体で共通問題であり、動物科学科や応用生物化学科を目指すときも基本的な対策は同じになります。

おそらく農学部と獣医学部でも問題に共通点が大きいと考えられます。

実際、獣医学科が第一志望で、農学部のほかの学科を第二志望とする生徒もいます。

他の獣医学科との比較は → こちら

定員

共同獣医学科は

前期20人
総合型10人

合計で30人です。

 

以前は後期試験がありましたが、現在はなくなりました。

農学部には後期試験もあります。

試験科目と配点

新課程となり、共通テストに「情報Ⅰ」が追加され、6教科8科目となりました。

 

前期試験は

共通テストが950点満点、
2次試験(一般個別試験)が400点満点
志望理由申告書が20点

合計1370点満点です。

共通テスト

【外国語】英・独・仏・中・韓から1(200)
【国語】国語(200)
【数学】ⅠAⅡBC(200)
【理科】物・化・生から2(200)
【社会】地歴公民から1(100)
【情報】情報Ⅰ(50)

理科は,基礎科目の選択不可、情報は50点換算
英語はリーディング160点、リスニング40点換算

2次試験(前期)

【数学】ⅠAⅡBC
【理科】生物・化学・物理から1

 

2次試験は、数理の2科目

数学は数Ⅲがなく、
A:図形の性質・場合の数と確率
B:数列
C:ベクトル

です。

理科は1科目選択になります。

各200点なので400点満点となります。

 

さらに志望理由申告書が20点加わります。

共通テストが非常に重要になります。

 

合格最低点(前期)

合格最低点は下落傾向ですが、これは共通テストの影響です。

岩手大独自の試験である2次試験の難易度は変わっていません。

目標は1000点強だったが、新課程で満点が上がっている

もともと(2024年3月まで)は1320点満点中1020点で77%なので、共通テストで高得点は当然必要になります。

2025年1月の共通テストでは情報Ⅰが入り、満点が50点アップして1370点となります。

総合点で考えることも大事ですが、共通テスト(950点満点)での科目別点数と、2次試験での数学と理科の点数目安を考えることをおすすめします。

 

岩手大の獣医を目指すレベルであれば、共通テストでの数学理科(2次試験にもある科目)の平均は83%以上は当然だと思った方がいいでしょう。

その上で共通テスト全体で80%程度を目安としましょう。

 

2次試験も当然大事

2次試験でも高い正解率を求められます。

共通テストで80%を取っていても、2次試験では7割以上とらなければ1020点(1320点満点想定)に届きません。

ただし、2次試験は極端に難しいことはなく、標準的。

質の高い先生について正しい勉強をしっかり行っていれば、2次試験7割は十分とれる点となっています。

 

共通テスト目安は80%

配点が、

共通テスト:2次試験=9:4(新課程では9.5:4)

であることを考えると、共通テストで77%を切るとかなり厳しいです。

 

実際に合計で1020点(旧課程)をとろうと思うと、

共通テストで720点(80%)
2次試験で280点(70%)
志望理由申告書が20点

くらいのイメージが妥当でしょう。

新課程では情報で80%とれば40点、70%で35点なので1055~1060点くらいの勝負になるかもしれません。

 

共通テストで75%未満の場合には、浪人の覚悟がある程度必要になります。

絶対浪人しないのであれば、私立獣医を併願するのがよいでしょう。

 

学費

学費は6年間で350万円程度が目安です。

国立大学は学費や入学金が全国で一律であり、学部や学科が異なっても費用が同じです。

 

私立大学などでは学費に加えて、設備費等もかかりますが、国立大学ではすべて学費に含まれています。
大阪府立大学が500万円弱、私立獣医が1300万円程度なので費用的にはかなりの差があります。

この費用負担の差も、国立大の人気が高い大きな理由です。

 

奨学金で払える金額

獣医学科の2年生以降は忙しいです。

バイトはあまりできないと思った方がいいでしょう。

学業がおろそかになっては本末転倒なので、バランスを考えましょう。

 

保護者の方へ

岩手大学の獣医は東北唯一ということもあり、人気も難易度も高いです。

 

同時に、2年正しい勉強を継続すれば現在の偏差値が40台でも十分に合格の可能性があります。

もし本気でお子さんが岩手大の獣医に興味がある場合には、ぜひお問い合わせください。

 

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