昭和医科大学 薬学部と歯学部の数学
昭和大学は2025年4月から昭和医科大学へと名称変更しました。
(実は60年前は昭和医科大学だったが、昭和大学に名称変更していた。今回は戻す形となる)
名前が変わるだけで、他の部分は基本的に同じ。
数学の問題は、薬学部と歯学部の両学部で完全に共通です。
薬学部と歯学部では、定員の約半数が一般選抜入試(Ⅰ期)で決まります。
一般選抜入試(Ⅱ期)も一定程度定員があります。
Ⅰ期もⅡ期も大問が5つあり、範囲はⅠAⅡBCです。
また、大問の1と2は保健医療学部とも共通になっています。
昭和大学の薬学部と歯学部の過去問分析 → 基本情報 英語分析 化学分析
薬学部分析 → 慶応義塾大学 東京薬科大学 東京理科大学 北里大学 星薬科大学
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数学が苦手な生徒も大丈夫
数学は理系の薬学部や歯学部を受験する生徒でも、合格最低点がとれれば問題ありません。
本分析はⅠ期とⅡ期のどちらにも対応しています。
Ⅰ期では50~66%で合格できるので、数学が苦手な生徒は半分程度を目標にすれば十分でしょう。
大問1と2は小問集合
大問1は、主に数Ⅰと数Ⅱの計算問題
大問2は、数Aからの計算問題
となっています。
新課程となった2025年も、2024年以前も基本的に大問1は5問。
大問2が4問となっています。
高校1年生(中高一貫校の場合は中学3年)の時に基礎が身についているかどうかで勉強方法が変わります。
逆に言えば、勉強方法を考え、正しい勉強をする習慣が身についていれば特別なことは不要となります。
この2つの大問を満点近くとることが出来るだけで、合格率が飛躍的に上昇します。
大問1は、数Ⅰが基本
最初の大問は
式の計算(不等式含む)
2次関数
絶対値
根号
といった、数Ⅰの問題が中心です。
2025年も2024年も(1)が因数分解で、(2)が不等式と範囲。
2023年は(1)が因数分解で、(2)が連立不等式でした。
(3)と(4)はほぼ毎年2次関数に関連する計算問題で、(5)は数Ⅱの三角関数か数Aの平面図形から出題されやすくなっています。
5つの小問のうち3~5問は数Ⅰの計算であり、基本的な内容となっています。
一部数Ⅱや数Aの計算も出題されますが、難易度は基礎的なものとなっています。
因数分解は抜けている生徒が多い
昭和大学では、因数分解が定番ですが、他の大学では出題率がそこまで高くありません。
学校のテストのときの勉強もなんとなくで、復習もあまりせずに2次関数や根号にいってしまった生徒も多いです。
昭和大学を受験するのであれば、きちんと最初から徹底した復習が必要。
場合によっては中3から復習が必要な生徒もいるでしょう。
真面目に復習をしていけば、大問1で4問以上を正解できるはずです。
現在は数学が苦手でも、満点も十分に狙うことができます。
大問2は数Aから出題
場合の数と確率から1問
数学と人間の活動(旧:整数の性質)から1~2問
は、ほぼ確実に出題されます。
2025年も2024年も2023年も(1)が不定方程式(数学と人間の活動)
同様に過去3年で(2)もしくは(3)で毎年場合の数から出題がありました。
基本的に大問2は4つの小問の年が多く、
残りの一問は三角比や平面図形
論理と集合
確率や数学と人間の活動がもう一問
といった感じです。
難易度は大問1とほぼかわらず、基本的な内容。
数ⅠAがしっかりできていれば、大問1と2で9割前後がとれるので、全体の30点以上は狙うことが出来ます。
数ⅡBCの出題は読みやすい
大問3~5はそれぞれが大問になっていましたが、2023年から形式が変わりました。
2023~2025年は、
大問3が小問集合が4問
大問4,5が独立した大問
となっています。
大問の傾向は変わっていない
2022年までは3つの大問であり、出題範囲は、
微分積分から1問
微分積分以外の数Ⅱから1問
数BC(数列・ベクトル)から1~2問
の3つでほぼ決まっていました。
2023,4,5年の傾向をみると、大問4,5の出題傾向はこれまでを引き継いでいるといえます。
上記の3分野から3問が大問4,5で出題されやすいと理解しておいてください。
大問1と2で高得点がとれていれば、大問3~5のどれか1つが満点で、50点くらいになります。
大問3の小問集合が半分とれていれば、大問4,5はどちらかをそこそこ解けば合格点にほぼ到達すると考えられます。
昭和医科大学のみを受験すると決めていれば、数ⅡBCの範囲が多少抜けていたとしても、普通に合格を目指せるでしょう。
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数Ⅱは優先したい
数Ⅱは計算が大変ですが、一部が大問1にも効いてきます。
数Ⅱの計算部分、特に三角関数と指数対数関数は、大問でも小問でも狙われやすいので、優先してとりくみましょう。
微積はどの大学でも頻出
数Ⅰレベルの理解(主に2次関数)が出来ていれば、微積の対策が最も効率的に行うことが出来る分野です。
逆に、数Ⅰが不十分なのに微積に突入すると、効率が非常に下がります。
微積は昭和医科大学の併願校に選ばれやすい歯学部、薬学部でもよく出題されているので、確実に点に出来るようにしましょう。
昭和大の微積は、標準レベルなのでちょっと大変ですが、質の高い先生に教われば、一気に理解が進みます。
数BCは出来ればで大丈夫
数BCは取り組むタイミングが遅く、練習量が少ないことによって自信がない生徒が多いです。
一方で、数Ⅱや数Ⅰと考え方が違う部分も多く、数ⅠⅡに自信がない生徒ほど、時間をかけて取り組む価値があります。
数BC以外で点を取れそうな生徒は、数BCを全く勉強しなくても構いません。
難易度は他の大問3~5と同じ標準レベルですが、半分くらいの問題は基礎的であり、勉強が完全に間に合わなくても、部分点は狙いやすいといえるでしょう。
難易度と問題集
昭和医科大学は、基礎レベルの問題が多く存在します。
中には公式をそのまま使うだけで正解できる問題も少なくありません。
数学はパターンが明確であり、自己分析と大学分析がしっかり出来ていれば、難易度は高くないといえるでしょう。
問題集
メインの問題集は白チャート(Amazonリンク)でも十分に合格点を取ることができます。
別の大学も視野に入っているのであれば、黄色チャート(Amazonリンク)のレベルが必要になります。
自分の特徴と理解できる範囲を把握して、数学に自信がなければ迷わず白チャートにしましょう。
浪人生などによく見られますが、問題集はハイレベルなほどよいという勘違いをしてはいけません。
大切なのは、自分に合っているということです。
赤本を焦る必要なし
特殊な形式はないので、問題集の理解度を高めておけば大丈夫。
赤本研究はこのサイトを定期的に読む以外ほぼいりません。
事前に形式を確認さえしておけば、実際に赤本を解き始めるのは12月や1月でいいでしょう。
実際には相当ちゃんとした進路相談をしてくれる先生がいない限りは、受験校はぎりぎりまで迷う生徒が多いでしょう。一般的な塾や家庭教師なら普通はそうなります。
ですので、昭和医科大学だけの対策は最小限にできるように考えて勉強をすすめましょう。
まとめ
- 得意分野で点を取る
- 自分のレベルを把握する
- 基礎力が勝負のカギ
保護者の方へ
昭和医科大学の数学は、基礎力がしっかりあれば半年くらいの対策で十分に合格を狙えます。
高校2年生から基礎力の向上に一定時間をかけていけば、現在の数学の偏差値がかなり低くても大丈夫。
現在の数学の学力よりも、これから効率的に頑張れば十分に合格を狙うことができます。
難しい問題集を使わずに、お子さんに合った効率的な勉強をしていきましょう。
いいサポートをつければ、効率と合格率が圧倒的に高まります。
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