畜産学部の後期試験は小論文
帯広畜産大学の後期入試は全ユニット(学科に相当)で小論文です。
獣医学ユニット(獣医学科に相当:以前は獣医学過程)は英語と小論文の組み合わせ。
他の6ユニット(畜産科学過程)は小論文 となります。
ここでは獣医学ユニット以外の6ユニット(畜産科学過程)における後期入試の小論文を分析します。
帯広畜産大学分析 → 畜産学部(獣医学科含む) 数学 小論文(獣医)
国公立大学では獣医学科がある大学は畜産系も網羅した農学部などがあります。
私立は獣医学部があっても畜産系の学部がなかったり、規模が小さい大学もあります。
獣医学科はないけれど畜産学が学べる大学もあります。
例えば、東京都にある東京農業大学は畜産学科がありますが、獣医学科はありません。
同じく東京都にある明治大学の農学部(メインキャンパスは神奈川県川崎市)は畜産学科や獣医学科はありませんが、動物生産学研究室(佐々木羊介研究室)や動物環境学研究室などがあります。
国公立や他の私立獣医分析は → こちら
畜産学ユニットと獣医学ユニットで試験が違う
こちらでは畜産学ユニットの後期入試での小論文対策を解説します。
畜産学過程と獣医学ユニットは小論文の形式が異なります。
畜産学ユニットも獣医学ユニットも前期後期の両方で共通テストが大事になります。
対策を考える際は、小論文の勉強と共通テストおよび前期試験の対策とのバランスを考えて指導してくれる先生を選びましょう。
また、畜産学過程では学校推薦型のA推薦でもB推薦でも1000字程度の小論があり、後期以外でも重要となります。
気になる方はぜひお問い合わせください。
実際には高校1~2年生の段階で、畜産や獣医に詳しい先生と進路相談を複数回重ねると、それだけで合格率が上がるといえます。
受験生は何を考えて小論文を書くべきか
畜産学ユニットの後期試験は、 250~500字程度の日本語の文章を読み、1000字程度の小論文を書く問題となります。
畜産学や食料、生命科学が中心となるテーマから出題されやすいですが、実は畜産学自体が非常に多くのテーマを複合した学問です。
ただ動物の話をしていればいい、という単純なものではなく、一見すると畜産学に関係しないような分野も畜産学を学ぶうえでの重要な基礎となります。
テーマは畜産学が中心だが、意外と幅広い
例えば2025年度の入試は 「人口減少社会と農畜産業」 がテーマでした。
まさに帯広畜産大学の畜産学過程にふさわしいお題ですが、ここまでストレートに畜産学を絡めてくる出題は意外と多くありません。
2024年度は畜産も関係ありますが、農地を中心とした食料システム全般がテーマでした。
当然ですが、お肉だけでなく穀物や野菜、水産物や調味料なども視野に入れなければいけません。
2023年度は食料消費支出がテーマで、文章だけでなく2000年以降の棒グラフが与えられていました。
多面的な視点は小論文における大きなポイント
ここが一つのポイントですが、畜産学とひとくくりにすると牛や豚などを世話しているイメージの学生も多いと思います。
実際に食肉や酪農も重要な要素ですが、経済的観点も非常に重要です。
国立大学である帯広畜産大学が、なぜ共通テストの配点を高くしているのかを理解しましょう。
動物のお世話や研究を学ぶだけでなく、酪農や畜産には貿易や経済、時には商売に関する考えも必要となります。
「国際」も一つのポイント
2023~2025年は、基本的に日本が中心の話題でした。
一方で2022年や2021年は環境問題やSDGsといった世界的なテーマが文章として与えられています。
前述した経済的観点には貿易や為替も重要になります。
日本の大学として日本の酪農や畜産、自然を支えるためにも、日本と世界の違いを理解することは必須といえます。
受験生の中には、実家が牛や豚の農家さんだから帯広畜産大学に興味を持った学生もいるでしょう。
農業系の高校出身で、大学で高度な勉強をしたいから帯広畜産大学を志望する生徒もいるでしょう。
大切なのは自分自身がやりたいことや興味がある分野を大切にしつつも、それ以外の分野にも興味を持ち続けることです。
そういった幅広さは小論文対策としても重要ですし、日本であれ世界であれ、畜産や食料、環境や動物に関わっていくう上で役に立つシーンがくるでしょう。
何より、専門分野にちょっと関わりがありそうな周辺分野の知識を学ぶことは、シンプルに楽しいことです。
楽しくて受験にも将来にも役立つ勉強、素敵だと思いませんか?
書けないのは技術不足
小論文は
ルール
技術
知識
の3つで書きやすくなります。
よくある勘違いが、知識がないから小論文が書けないと勘違いしている生徒が多いことです。
上記の3つの条件のうち、最も必要ないのが知識です。
逆に最も重要であり、試験官がチェックしているのが技術(論理性含む)となります。
論理性は学校の科目でいうと現代文と数学が最も当てはまります。
特に現代文は論理的な文章を読む、書くということにとどまらず、多様なテーマの文章を読みながら知識も手に入る科目。
次いで英語があり、英語では文系理系問わず日本以外が主役となった文章を読めるので、現代文とは異なる幅の知識や視点が手に入ります。
知識は3つの条件では最も優先順位が低いですが、知識がある方が書きやすいのも事実。
あった方が基本的に有利になります。
小論文における技術(論理性含む)とは何か?
小論文において重要なことは、
「自分が言いたいことを相手に伝わる文章を書くこと」
となります。
この、「相手に伝わる文章」を上手く書けるようにしてくれるものが技術であり、論理性となります。
ただし、「自分が言いたいことがある」という条件も必須になります。
言いたいことがなければ、それを伝えることはできません。
言いたいことを作るうえで助けとなるのが知識ですが、言いたいことがなくても技術で補うことができます。
小論対策は添削が必須
実際に論理的かつテーマに合った文章を書けるようになるには、添削が最も重要です。
この文章を読んだことで論理的な理解度は高まったと思いますが、書いた文章を実際に添削してもらわないと効果は半分以下になるので注意してください。
保護者の方は、畜産学やその周辺の学問を理解し、かつ論理的な文章の書き方もサポート・添削が出来る先生を生徒につけてあげてください。
さらにいえば、共通テストや前期試験の対策も指導してくれる先生を見つけられれば完璧ですが、そういった先生はかなり少ないでしょう。
条件を満たした先生へのお問い合わせは → こちら
小論文を添削すると、自分自身が見えてくる
多くの生徒の小論文を添削していると、AIみたいな文章を書く生徒が増えたな、と感じます。
文章自体は書けるけど、文章の質が低い状態です。
生徒自身に聞くと、別にAIに書かせたわけではなく自分自身で考えて作成したと言いますし、実際に話を聞いてもそうだとわかります。
AIっぽいって何?
シンプルにいうと、内容が薄い文章のことです。
誰が書いたか分からない、主張が薄く聞きかじった知識を並べただけとも言えるでしょう。
深みがないと言い換えてもいいでしょう。
小論文を書いてみると、知識の不足だけでなく思考の浅さに気づかされます。
自分では100くらいの内容を込めて書いているけど、先生に添削してもらって、かつ指摘をしてもらう(これが大事)と実は15くらいしか考えられていなかった、ということを実感できます。
思考が浅く、表面的な知識を並べただけの文章はAIっぽく、かつ小論文としての質が不十分なので入試でも合格できないでしょう。
こういった部分は、前述したようなルールと技術で解消できます。
思考は技術で深くなりますし、文章は技術で面白く、かつ合格しやすくなります。
ここに知識が加わることで、独自の切り口を盛り込みやすくなり、さらに深くていい文章になっていくでしょう。
保護者の方へ
小論文は帯広畜産大学の後期で役に立つだけでなく、現在増加している総合型や推薦(公募制)にも効果があります。
帯広畜産大学対策にもなるし、併願校対策にもなります。
また、正しく学ぶことで、お子さんの思考そのものに良い影響を与えるので、大学入学後にも大いに役立つでしょう。
小論文対策は間違いなく時間がかかります。
帯広畜産大学合格のために共通テストや総合問題、併願校対策にも時間をとられることはご理解いただいていると思います。
つまり、早くから動き出せば合格率が高まり、受験対策のスタートが遅くなれば合格率は下がります。
お子さんの受験は、保護者の方がいかに早く動き出すかにかかっているといえるでしょう。
共通テストも前期も後期も併願校も対策できるプロ家庭教師の指導に興味がある方は → こちら
他の記事一覧は → こちら

