【化学】関西大学の入試問題(過去問)を徹底分析 | 関関同立ならプロ家庭教師のロジティー

 

関西大学の化学

関西大学をはじめとした関関同立では学部別入試がなくなり、2021年から全学部日程(全学部統一入試)になりました。

 

関西大学の理系3学部でも学部別入試がなくなりましたが、

システム理工学部
環境都市工学部
化学生命工学部

の3学部はもともと問題が共通です。

 

実際には呼び方が変わっただけで、化学の出題傾向は変わっていません。

本分析では、上記3つの関西大学の理系学部での全学部日程の化学を分析します。

 

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理科1科目と2科目で時間が異なる

関西大学では全学部日程の1と2で、

理科が1つ選択の方式
理科が2つ選択の方式

があります。

2つ選択の場合、2科目で6つの大問(化学は大問3つ、もう一科目も大問は3つ)のうち4つの大問を選択します。

その場合は、大問4つで試験時間は100分となります。

化学2つ物理2つといった組み合わせだけでなく、化学3つ物理1つも選択できます。

 

理科を1科目選択方式の場合は、化学の全ての大問(3つ)を75分で解答します。

 

化学は1つの大問で一定のボリュームがありますが、合格できる学力がある人が普通に解けば時間が不足することはほぼないでしょう。

同じ関西大学内で複数学部学科を併願する場合と、ほかの大学との試験日のバランス、得意科目と不得意科目、を考えて日程を選択しましょう。

 

関関同立分析 近畿大学 その他大学分析

 

理論化学が中心

大問1は理論化学と無機化学の複合問題
大問2は理論化学

が一番多い出題傾向です。

 

1つの大問内が2~3つに分割されており、大問3つ分は実際には7~9くらいの分野から出題されることとなります。

無機化学は暗記だけではない

大問1では無機化学や化学基礎などの理論化学から出題されやすいです。

 

無機化学は暗記要素が大きいのは事実ですが、反応式の理解を求めている部分もあります。

「無機化学なんだから覚えておけばいい」という考えでも合格点がとれないわけではありませんが、理解度を高めることが合格率を高めることにつながります。

 

2025年はハロゲンや炭素が出題。

電気陰性度やイオン半径と合わせるなど、化学基礎の理解と複合された問題でした。

 

「無機の理解が苦手」という生徒は、化学反応式を理解する勉強が出来ていない可能性が高いです。

参考書や家庭教師などを上手く利用しましょう。

化学基礎の前半は特に大事

化学基礎の最初半分くらいは、原子分子や基礎的な結合などが範囲です。

関西大学では、大問1で出題される理論化学は、化学基礎の範囲が中心になることも多くなっています。

 

例えば2025年は化学結合や酸塩基、イオン半径や電池など2日程の両方で化学基礎がふんだんに盛り込まれていました。

2024年も結晶や中和滴定(酸塩基)、同位体の存在比など化学基礎が多く出題されていました。

 

関西大学などの関関同立を本気で狙うのであれば、高校2年生の夏までにこの範囲の理解度をかなり高めておくことが必要です。

遅くても高校2年生の冬には完璧にしておきましょう。

 

質の高い先生に教えてもらえば必ず理解できますし、この部分の理解が不十分であれば、ほかの範囲の勉強効率が下がり、合格率も大幅に低下します。

理論化学は幅広い

大問2の理論化学は、基本的に分野を絞りにくいです。

2~3つに分割されているので、網羅的に勉強する必要があります。

 

他の大学では出題頻度が低い浸透圧なども過去に出題がありますし、 難易度が高くて苦手な生徒も多い化学平衡からも出題されています。

出題頻度が高くない分野が問われることもありますが、電池・電気分解や熱化学、気体などほかの大学でも出題されやすい王道の出題が多いのも事実です。

関西大学の対策として様々な分野を深くまで勉強することも悪くはないですが、まずは出題率が高い分野の完成度を高めることをお勧めします。

 

大問2も難易度は標準的。

計算もありますが化学反応式の理解の方が重要と言えます。

 

他の理学部・理工学部分析 
→ 明治大学 立教大学 中央大学 その他の大学分析 

四工大(東京圏)分析
→ 芝浦工業大学 東京都市大学 東京電機大学 工学院大学

 

大問3は典型的な有機化学

炭化水素鎖や芳香族など、王道で理解が重要な有機化学からの出題率が非常に高いです。

一方で、高分子化合物は出題率が低くなっています。

 

大学によって高分子化合物は出題率に差があるので、関西大学が最重要であれば勉強は通常の有機化学を優先してください。

併願校の傾向も合わせて確認しましょう。

3つに分割されているときは3つ目が高分子化合物になりやすい

大問3も2~3つに分割されているので、有機化学の幅広い理解が求められます。

 

1つ目と2つ目が鎖式や芳香族など比較的低分子の有機化学。

3つ目が重合体やたんぱく質、糖といった高分子化合物になりやすいです。

 

高分子化合物は低分子の有機化学と比較すると暗記比率が高いですが、関西大学では高分子化合物でも計算や構造に関わる出題も見られます。

暗記だけになると取れる点数に限界があることを理解しておきましょう。

物質・性質・計算・構造

有機化学で頻出の物質は、構造と性質も合わせて覚えてください。

 

単純な暗記ではなく、官能基ごとの性質と、化学変化による変化の前後を理解しておくと暗記量が一気に減ります。

関西大学で出題される問題は、標準レベルがほとんど。

頻出物質をしっかり押さえておけば確実に点が取れます。

暗記ではなく理解を前提とした有機化学をしましょう。

 

分割されている分、一つの問題に対する深さはそこそこなので、標準的かつ典型的な問題への対策が最優先となります。

計算も標準的

計算は問われる流れだけでなく、実際の計算手法まで、全て標準的です。

よくある問題集を2回転しておけば計算は問題ないでしょう。

 

比の重要性を理解できていれば、化学の計算は点が取りやすい問題です。

 

参考書・問題集

とにかく基礎レベルと標準レベルを理解して、精度を高めやすい参考書(Amazonリンク)がおすすめです。

 

全ての部分で完璧な理解が理想ではありますが、完璧は難しいです。

塾や家庭教師を利用している生徒でも、理解できるところは100%近くを目指しています。

関西大学が第一志望の生徒は、参考書(Amazonリンク)を読んだり先生に質問してもわかりにくい部分であれば、ある程度暗記に頼るのも受験では重要です。

問題集

使うテキストは学校で使っているワーク(問題集)で大丈夫です

 

具体的には、

リードα(Amazonリンク
セミナー(Amazonリンク

など学校で使う問題集で十分対応できます。

 

重要問題集(Amazonリンク
理系標準問題集(Amazonリンク

などは難易度が高めなので、関西大学が第一志望であれば無理に使う必要はありません。

立命館や同志社、大阪公立大学などの国公立も視野に入っている場合は考える必要があります。

 

共通テストの模試・過去問は全般的な復習および実験・計算対策に特に使いやすいですが、共通テストの重要性によって使うべきかどうかは変化します。

まずは基礎~標準レベルを2~3回やり切ることが大事です。

 

まとめ

  • とにかく標準レベル
  • 化学基礎は早めに勉強する
  • 理解度を高めて、合格率を高める

保護者の方へ

関西大学の化学は、正しい勉強をしていればほぼ確実に合格点がとれます。

 

標準レベルが中心なので、現在の偏差値が40くらいでも積み重ねで合格までたどり着けます。

一方で、今の偏差値が60でも暗記に頼り過ぎた勉強をしていると、幅広い出題の関西大学の受験に対応しきれなくなります。

 

お子さんは、正しい勉強が出来ていますか?

本当に正しい勉強が出来ている生徒は、ある程度自信を持てていますし、結果もついてきているはずです。

お子さんの自信と、模試などの点数の両方がそろっているでしょうか? ぜひ確認してみてください。

 

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