【政治経済】明治大学の政治経済学部を徹底分析 | 明治大ならプロ家庭教師のロジティー

 

明治大学 政治経済学部の政治経済

明治大学の政治経済は選択科目。

学部別の試験でも全学部統一でも、 歴史、数学、政治経済の中から1つ選択します。

 

今回は政治経済学部における学部別入試の政治経済分析。

時間は60分で配点は100点。

大問は4つとなっています。

 

政治経済は対策に関する時間が最小。

また、政治経済学部ですので、大学でやる内容の基礎となります。

 

明治大学では、問題は異なりますが法学部や情報コミュニケーション学部でも政治経済が入試に使えます。

受験科目として政治経済を使わない生徒でも、政治経済学部や商学系、経済系、経営系に進むなら最低限の理解は済ませておきましょう。

一般的な出題形式

解答方法は4択の選択 単語の記入 の2つで構成されています。

記述問題がなく、答えやすいとともに大学としても採点しやすい構造です。

MARCHレベルに多い形式となっています。

 

明治大学分析 → 理工学部 学部 学部 全学部統一(英語 数学 化学

GMARCH等の分析 → 学習院大学 立教大学 中央大学 上智大学 その他の大学分析 

 

少ない政治分野

大問1は政治分野
大問2も政治分野ですが、経済よりの側面があります。

大問2と大問3が入れ替わることもあります。

 

政治経済における政治分野どうしても暗記要素が強く、自分の意見を述べることは入試として求めにくいです。

受験者の多い明治大学の問題もそうなっています。

政治を学び考える楽しさが限定されてしまいますが、努力を点数にしやすいので早めから対策しましょう。

標準的な難易度

政治分野でも時事と国際は必須事項といえます。

他のMARCHと比べても10~20年くらいのスパンでの時事が問われており、参考書や教科書での政治経済だけでなく、日々のニュースでの主要国の行為を知っておくと有利です。

 

また、語句を記載させる部分では丁寧な説明があり、1つ1つの用語に対する理解度を問いかけるように作られています。

現実的な対策として丸暗記でも解ける部分ですが、理解をした上で暗記してほしいという出題者の意図がわかります。

言い換えれば、明治に入学した後は理解の習慣が必須ですよ、というメッセージともいえるでしょう。

 

余裕があれば近現代史も勉強しよう

政治面でも経済面でも、日本史の現代史(できれば近代史も)を勉強しておくと有利です。

 

政治経済を本格的に勉強するのは、高2の秋以降、遅い人だと高校3年になってからの人もいるでしょう。

政治経済を受験科目にするか迷う生徒や、高校1,2年の時点で決まり切っていない生徒は、第2次世界大戦以降の近代日本史は真面目に勉強しておきましょう。

歴史総合は日本史と世界史の近現代史なので、この時点で理解の勉強が身についていれば特別な対策は不要です。

 

近代史の勉強が楽しいのであれば、アメリカを中心とした主要国の世界的な流れも勉強しておくとさらに有利です。

近代史は知っておくと勉強が楽しくなりますが、受験に役立つ度合いは低めです。

 

思考力が必須

2000年以降の政治的行動に関する問題が出題されるなど、ただ暗記するだけでなく、理由を理解した上での行動を考えた選択肢を選ぶ必要がある問題もあります。

 

法や国家行為には理由があります。

ところどころで細かい知識も要求されますが、思考力があれば細かく覚えていなくても選択肢が選びやすいように作られていることを知っておきましょう。

選択問題を上手く絞り込めないのは知識不足だけでなく、理解不足である可能性が高いでしょう。

 

後半は経済

経済分野は主に大問3と大問4です。

 

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経済は原理の理解が重要

為替や金利などは理解が必須であり、ここを理解していないと大学生にはなれないくらいです。

これだけ円安ドル高に関するニュースがあり、大人の人は感心を持ちやすい内容でも、全く関心を持っていないお子さんは相当数います。

私の授業では、最低限知っておくべきニュースに関して、文系理系を問わずに話すことがあります。

これは、勉強と一般社会のつながりを認識しやすくするとともに、進路選択にも役立ちます。

 

明治は他のMARCHより理解をする重要性が高く、逆に言えば理解が大事なところがテストに出やすいといえます。

入試に出やすいのは、数値に関する理解が必須な部分。

これは経済における基本でもあります。

理解の上に暗記を乗せる正しい勉強をしましょう。

 

経済分野でも現代史は有効

政治分野だけでなく、経済分野でも近現代史、特に現代史はかぶる部分が多いです。

 

また、歴史的側面から見ることと、経済的立場から見る場合では考え方が異なるので、理解が深まります。

歴史的考え方は受験に必須ではありませんが、有利になります。

進路に迷っている高校2年生であれば、歴史(歴史総合含む)も政経もほどほどに頑張りつつ、合う方を受験科目に選ぶことをおすすめします。

経済分野の方が点がとりやすい

政経は暗記比率が低い経済分野の方が短時間で対策ができ、点数もとりやすいです。

 

理解力が高い生徒であれば3か月の受験勉強でもかなりの成果がでます。

英語や国語などに時間をかけたい生徒は、普段のニュースを1日1分でもいいので見ておき、経済の感覚を養っておきましょう。

雑談レベルで大丈夫です。 たったそれだけで点数がとりやすくなります。

 

難易度と参考書・問題集

MARCHレベルでは理解に対する重要性が高いのが明治大学です。

難易度は標準が中心ですが、一部発展的なレベルがあり、単純暗記で点数が取りにくい問題も見られます。

理解という面で考えると、教科書は使わないようにしましょう。

 

明治大学の傾向分析自体は受験には重要ですが、難しさを考えると普段の勉強の質がはるかに重要です。

問題集

問題集は、最初は知識の確認があり、中盤以降では経済分野を中心に理解と暗記の両方が確認できるものが最適です。

また、長い記述は不要ですが、単語の記述を多く求める問題集であることも重要です。 

 

まとめ

  • 短時間でも高得点がとりやすい
  • 普段からニュースを見ておく
  • 丸暗記はダメ

保護者の方へ

明治大学レベルでは、政治経済でも丸暗記では通用しません。

 

政治でも経済でも理解の習慣が重要であり、時事に関する問題もあるので、参考書をただ読んだり、問題を解かせるだけでは不十分です。

普段のちょっとした雑談でニュースに関心を持たせたり、理解する習慣をつけてくれる先生がいるかどうかで合格率が大きく変わるでしょう。

 

保護者の方が普段からニュースの話をしたり、質の高い先生を用意してあげてください。

受験に役立つだけでなく、お子さんの成長が日常生活からも読み取れるでしょう。

 

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