【商学部の英語】明治大学の入試問題を徹底分析 | 商学部ならプロ家庭教師のロジティー

明治大学の商学部を受験するなら英語は欠かせない

明治大学の商学部において、英語は最重要科目です。

もっとも定員が多い、メインの学部別入試では150点と最大の配点。

他の受験方式でも必須科目であり、他の大学の商学部でも必須科目となっています。

また、商学部と比較的併願しやすい経済系や経営系でも、受験や大学入学後に必須。

必ず力をいれて、本質的な英語力を育てましょう。

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問題文なども英語

各大問の最初の説明だけ日本語ですが、それ以降は全て英語です。

明治と同等かそれ以上の難易度の大学では普通のことですが、問題集では日本語が多めの出題もあるので、注意しておきましょう。

秋以降で時間配分になれよう

長めの長文が2つで80分は、普通にしていれば全て解き切れるといえます。

共通テストと比較すると時間に少し余裕があります。

一方で、少しでも詰まってしまうと時間不足になるように設定されています。

早読みをすると合格率がさがるので、絶対にしてはいけません。

3年生の秋くらいから時間配分を考えた対策をしていけば間に合います。

最初は時間が気になるかと思いますが、本質的学習をすれば、必ず時間に間に合います。

時間が気になるときはそもそもの勉強法が合っているのかどうかを考えてみたり、学校や塾や家庭教師の先生に相談しましょう。

文法と会話文で一定の点数が必要

年によって差が大きいですが、基本的に75%程度が目標。

そうなると、一つの大問で大きなミスをしてしまうと、合格が大きく遠のきます。

大問1は文法問題

最初は4択の文法問題が10~18問出題されます。

まさに文法問題といった形式で、動詞を中心とした用言の問題が数多く出題。

難易度は基礎~標準が多く、対策もしやすいので点が取りやすい大問といえます。

後半に問題集なども紹介していますが、標準レベルを9割取れる実力があれば十分合格点がとれます。

大問2は会話文

大問2では会話文に関する問題の出題率が高いです。

一方で必ず会話文と限定されているわけではありません。

短めの長文の空欄に節を挿入する選択問題や、 大問2がいくつかの小問集合になっており、
会話文の小問と、短文における節の挿入が混ざっている年もありました。

メインは会話文対策

節の挿入は、大問3以降の長文読解で対策が出来てしまうので、特別に注意する必要はありません。

会話文は比較的短いものが多く、難易度としても標準レベル

また、会話独特の表現が多用されているということもありません。

文法問題集に付随している会話文対策で十分といえます。

ただし、単語や熟語のレベルはしっかりと向上させておきましょう。

後半の長文が勝負をわける

大問3と大問4では長文読解が出題されますが、前半の大問よりレベルが高く設定されています。

700~1000語を超える年もあり、長文量としては明治にふさわしくなっています。

このレベルになると、英語と現代文を複合させられるかどうかが大きな分かれ目となります。

難易度としては標準~応用発展の間くらい。

高い難易度といえますが、奇問難問は基本的になく、長文の構成としても読みにくいことはありません。

正しい英語の勉強を貫くことで合格圏内の学力が身に着くようになっています。

大問3は文法要素もある

大問3の問1は、選択ではなく書き問題。

選択肢から動詞を選び、活用を考えて変形させなければいけません。

問2でも、書き換えの選択肢が出題されることもあります。

もちろん、内容把握の部分も多く入っているので、長文理解が基本となります。

問3では本文の内容と一致した選択肢を選ぶ王道問題。

問2と問3のどちらも長文問題としては一般的であり、長文の難易度を考えると、丁寧に和訳して理解すれば問題なく選択肢を選べます。

攻略法などに惑わされず、しっかりと長文読解の本質をついた勉強をしていきましょう。

最後の長文もよくある構成

大問4も基本的に大問3と同様の構成となっています。

一方で大問3では評論要素が強く、大問4では小説のような文章になることもあります。

商学部は数学的な理解も重要な学部ですので、文系理系を問わず、幅広い長文を読んでいきましょう。

基本的な対策は大問3と同じです。 一つ一つ丁寧に文章を理解する習慣をつけましょう。

参考書・問題集

単語としては、中堅私大~難関大向け(リンク)といえます。

ただし、最難関大学(東大や京大、早慶など)と比較すると1~2レベル取り組みやすいものになっています。

超上級、旧帝大向け、といったものは使わなくて大丈夫です。

単語帳としては、標準~標準ちょっと上(リンク)くらいのものがおすすめとなっています。

文法対策は一般的なものが最適

問題に取り組む前に、しっかり基礎理解を行いましょう。

最初は参考書(リンク)を読む時間が7割、問題演習3割くらいのイメージです。

文法問題集としては、中堅私大向けのものが最適です。

何冊も買う必要はありません。

1冊を5回転くらいは解いて、精度を高めましょう。

長文読解練習は時間をかけたい

ベースとなるのは、500語程度の中堅私大向けの問題集(リンク)です。

ある程度標準レベルに慣れてくると700・900語レベルの問題集(リンク)が必要になります。

明治と聞くと超難関大むけの問題集にすぐにチャレンジしてしまいそうですが、実際に入試のときに明治レベルが読めればよいのです。

夏くらいには共通テストや旧センター試験向けの長文が8割くらい読めるレベルにあれば、かなり順調といえるでしょう。

実際にはそのとき7割くらいでも、自分に合った勉強をしていれば、十分に合格を狙うことができます。

時間に余裕があれば、以下のような明治と同等かちょっと上の最難関大学レベルの問題まで練習しておくと、本番の緊張でも実力を発揮できます。

過去問(リンク)で夏から秋にはレベルを確認しましょう。

超難関校向けの長文は、そこそこ読めれば明治の商学部は合格レベルまで達しているので、全部満点を狙う必要はありません。

 

まとめ

  • 最初の文法と会話で安定性を生み出す
  • 速さではなく正確性を重視
  • 楽に逃げない

保護者の方へ

商学や経済学において、英語は最重要科目。

明治の商学部でも同様であり、正しい英語対策は欠かせません。

明治の英語の難易度は高いですが、内容をしっかり紐解いていくと、
標準レベルの精度を高めることで、十分に合格点が取れるように作られています。

保護者の皆さんは、明治の名前に惑わされず、今のお子さんにはどんな勉強が必要なのか?をしっかり理解し、
お子さん自身を分析してくれるいい先生を探してあげてください。

正しい勉強をすれば、現在の偏差値にかかわらず明治の商学部への合格が見えてくるでしょう。

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