遅くとも7月半ばには動き出そう
夏休みは驚くほど早く過ぎていきます。
コロナもあり遊びに制限がある中で、夏休みを宿題をこなすだけでなく、
メリハリをもって勉強するためには、早めの準備がベスト。
なんとなく夏期講習を選ぶのではなく、しっかりお子さんのためになる選択をしてほしいです。
中学生でも、高校生でも、
中間テストが終わった直後である、6月から始めるのが理想的。
遅くとも7月中に動き出せれば夏休み中にいい流れを作り出せる可能性があります。
7月になるとすぐ夏休み
7月に入ってしまうと1学期末テストがあり、どうしても考えるのはそのあとになってしまいます。
ですが、実際にテスト後だと採点・返却後では7月中旬になってしまい、実際に比較検討する時間が非常に短くなります。
特に私立の中高一貫校の場合、終業式前に1週間ていどお休みが入る学校も多いので、ここの過ごし方が大きな差になります。
お子さんのテスト直後の過ごし方が一番重要です。
結果的に吟味が甘く、お子さんに合ったサービスを選ぶことが難しいでしょう。
大手の塾もメリットはありますが、デメリットまで考えて比較検討したいはずです。
塾が合うか家庭教師が合うかお子さんと一緒に考えてから夏休みの勉強法を考えていきましょう。
もちろん、外部に頼らずお子さんの自力を伸ばすのも立派な選択肢です。
このサイトをご覧の保護者の方は、とりあえず無料の相談をしてみてください。
他の塾やサイトでも構いません。
まず保護者の方が動くことが重要です。
テスト期間が始まる前に塾の体験や家庭教師の相談・問い合わせをしてみましょう。
夏休みはなぜ重要か?
多くのご家庭では、夏休みは1学期の復習の時期と考えているようです。
大正解。
たしかに1学期の復習は重要です。
中学生のための勉強法 → 英語 数学 国語 理科1 理科2 地理 歴史 公民
ですが、そこに加えて1~2科目でいいので、
2学期の予習を行い、得意科目を作る・増やす準備が夏休みの目的です。
特に、
1学期の成績があまりよくなかったり、
2学期に頑張りたい・点数を上げたい
場合は夏休みの使い方で年末年始の気分が大きく変わります。
2学期は長く、イベントも多い時期なので、勉強以外にかかる時間も長くなります。
夏休みにしっかり準備できれば、学校の楽しさも変わってくるかもしれません。
学校の宿題は部分的に手を抜いていい
学校の宿題はクラス・学年全体を考えて作られています。
お子さんごとに課題が違うので、宿題だけでなく自分がすべきことを考えて、自分なりの課題を見つけましょう。
集団指導はコストパフォーマンスには優れますが、お子さん一人に対する正しい指導という意味では限界があります。
課題は1学期のテストから見つけよう
1学期のテストで自分の弱点の方向性がわかるはずです。
プロの先生であれば、1回の面談でもある程度の正しい方向性を導き出せます。
(1か月くらい指導すれば、さらに精度が高まります)
ただし、点数が低い科目だけが弱点とはかぎりません。
正しい自己分析には、科目の中でも分割し、間違えた原因を一つずつ考えていかなければいけません。
コロナで難しい部分もありますが、模試等を活用できると、よりよい結果になります。
【学力別】夏休みにすべきこと
学力、状況別での基本的な過ごし方です。
公立中学の1,2年生、中高一貫の1~3年生を想定しています。
高校受験を行う場合は夏休みにすべきことが大きく違うので注意してください。
平均点以下(偏差値40程度)の場合
お子さんと共有してほし大切なことが、2つあります。
1つ目は夏休みの宿題の基礎部分を2科目は理解できるようになること
2つ目は得意科目を1つ増やすための予習をすること
です。
チャンスを活かそう
現在の状況では、わからない授業が多く、勉強において自信を持つことが難しいでしょう。
だからこそ大きなチャンス。
夏休みで基礎の復習を行い、予習をすることで得意科目を1つでいいから作る準備をしましょう。
1科目でも得意ができると楽しくなり、勉強の質も量も急激にあがります。
実例1
私の指導した生徒に、全国偏差値30程度。
学年でも、毎回最下位争いの生徒がいました。
どの科目も苦手でしたが、現状に満足しておらず、何とかしたいという気持ちをもっていました。
夏休みをつかって、社会の歴史を徹底的に勉強することで、
1学期に平均点を30点くらい下回る点数だった社会で平均点以上をとることができました。
その生徒は、正しく勉強すれば勉強は難しくないことを実感し、少しずつ科目を増やす意思をもちはじめ、勉強量も明確に増えてきました。
歴史の授業で先生からの質問に答えられたり、ノートを褒められたことを、保護者の方に話すようになりました。
現状の成績が悪くても、夏休みを利用して、1科目でも変えることで、本人の人生を大きく動かすことができます。
楽しく継続できると同時に、お子さんに合った勉強法を提供する先生や塾が必須になります。
平均点くらい(偏差値50程度)の場合
現状が平均点くらいの生徒を持つご家庭は、
目標を明確にすることが重要になります。
平均点くらいの状況を維持しながら勉強のペースをこのままつかんでいくのか、
勉強の比重をあげて、学力的に高めていくのか。
これをはっきりさせる必要があります。
2学期以降は勉強の難易度もあがっていくので、少し勉強量を増やして、ようやく現状維持となるでしょう。
ちゃんと勉強するなら勉強すべきですし、部活や趣味などに時間を使いたいなら、それを明確にして親子で共有するのがおすすめです。
ご家庭での話し合いと同時に、お子さんとの個別の話をしてくれる場が必要になります。
実例2
5教科の合計点数は平均点くらいでしたが、文系科目が得意な生徒がいました。
一方で私が勉強の指導に加えて進路指導をする中で、理系分野に興味を持ちました。
もともとゲームやアニメなどに興味がある生徒は多いですが、リケジョ強化など理系に興味をもつ生徒は増え続けています。
その生徒は夏休みを理系科目強化のきっかけとし、秋冬も理系の強化を続けました。
数学や理科の勉強法を間違えている生徒は非常に多いので、正しい指導を受けると理系の勉強法も、成績もわかりやすく変わることがあります。
現在その生徒は、理系の大学で勉強をしています。
時間があるタイミングを利用して、自分の目標を見つけ、人生を変えていく。
夏休みは絶好の機会かもしれません。
成績がいい(偏差値57以上)の場合
6月に準備をして、7月中に2つのことを行いましょう。
1つ目は学校からの宿題をあらかた片付けておくこと
2つ目は強化すべき苦手分野を明確にすること
偏差値が高い生徒は、勉強習慣がある程度あります。
ここからレベルを上げるためには、質の改善と苦手の克服が重要です。
お子さんの不十分な点を明確に指摘し、正しい勉強法を見直しつつ、ティーチングだけでなくコーチングをしてくれる先生がいいでしょう。
学校の宿題は難しくないので、早めに終わらせて自分がやりたいことに時間を使える環境を整えましょう。
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