岐阜大学の獣医学科の基本情報
岐阜大学は、岐阜県の国立大学。
応用生物科学部に共同獣医学科が存在し、ここが岐阜大学から獣医師になるための第一歩となります。
2025年1月から新課程入試となり、受験生に大きな変化が起きます。
岐阜大学は5学部
岐阜大学には、応用生物科学部以外にも医学部や教育学部など合計で5学部存在しています。
岐阜大学の獣医学科は、鳥取大学の獣医学科と共同獣医となっています。
岐阜大学は後期試験を行っていませんが、鳥取大学も同様に後期試験はなし。
前期の一発勝負となります。(一般26人、推薦4人:2024年実績)
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アクセス
住所 : 岐阜県岐阜市柳戸1-1
岐阜駅から岐阜大学のキャンパスまで約7km。
岐阜駅からバスが、結構な本数出ているので、駅からの移動にはこまりません。
また、岐阜大学病院への足も必要ということで、そのことも本数を多くする理由となっています。
試験に関して
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試験科目と配点
前期試験は
共通テストが950点満点(情報が増えたので共通テスト比率が若干増加)
2次試験(一般個別試験)が400点満点
合計1350点満点です。
共通テスト
いわゆる6教科8科目950点のスタイル
国立獣医としては一般的。
【外国語】英語(200)
【数学】IA・IIBC(200)
【国語】現代文・古文・漢文(200)
【理科】物・化・生・地学から2(200)
【社会】地歴公民から1(100)
【情報】情報Ⅰ(50)
理科は,基礎科目の選択不可、社会は地歴公民から1つ選択
英語はリーディングを150点、リスニングを50点に換算します。
2次試験
【数学】ⅠAⅡBⅢC(200)
【理科】「物基・物」・「化基・化」・「生基・生」から1(200)
共通テストの重要性が高いことから勘違いしてしまう生徒がいますが、岐阜大の2次試験は難しいです。
確かに北大や農工大、大阪公立大と比べると難しくはありませんが、それにせまるレベルにあります。
また、後期試験がく、推薦は共通テストに加えて小論文と面接です。
これも合格最低点が下がりにくい理由の一つ。
前期のみなので、絶対に岐阜大学という人は、共通テストも2次も高いレベルでこなす必要があります。
合格最低点
近年は950点(73%)前後が合格最低点です。
2025年1月からの入試は、情報Ⅰの点数50点分が増えるので1350点満点。
追加で35~40点され、980~1000点くらいになりそうです。
ただし、共通テストが不安定な影響もあり、ばらつきを考えると1000点を目指しましょう。
岐阜大の獣医を目指すレベルであれば、2次試験の科目でもある数学と理科の共通テスト平均は85%以上は最低でもほしいです。
共通テスト全体では80%が目標になります。
2024年の共通テストのみでのボーダーも76~78%でした。
共通テスト目安は77~80%
配点が、
共通テスト:2次試験=9.5:4
であることを考えると、
共通テストで73%を切るとかなり厳しいです。
実際に1000点をとろうと思うと、
共通テストで705点(74%)になってしまうと、
2次試験で295点(73.75%)が必要になります。
2次試験の難易度を考えると、本当に合格最低点をとる人は
共通テストで730点(77%)
2次試験で270点(67.5%)
これで1000点となり、近年の点数を考えると合格できる可能性が高いです。
73~76%でもすぐにあきらめることはありません。
2024年が旧課程の最終年であったことから浪人を避ける人が多くなりました。
2025年1~2月の入試では、浪人生が少なくなっていれば現役生はチャンスが多くなります。
そもそも獣医学科では国公立私立にかかわらず、浪人覚悟でチャレンジする比率は高く、私の生徒でも現役だけでなく浪人して獣医学科に入った生徒もいます。
学費
学費は6年間で350万円程度が目安です。
国立大学は学費や入学金が全国で一律であり、学部や学科が異なっても費用が同じです。
私立大学などでは学費に加えて、設備費等もかかりますが、国立大学ではすべて学費に含まれています。
大阪府立大学が500万円弱、私立が1300万円程度なので費用的にはかなりの差があります。
この費用負担の差も、国立大の人気が高い大きな理由です。
奨学金で払える金額
獣医学科の2年生以降は忙しいです。
また、立地上いいバイトをどんどん見つけられることはないと思われます。
奨学金は借金なので借りるのに抵抗を感じるのは事実ですし、抵抗を感じるべきです。
家庭で負担し切れない場合は奨学金を使ってでも学ぶことに力を入れることをお勧めします。
もちろん、社会勉強として1年次などのバイトはいいことだと思います。
2年次以降も多少のアルバイトであればハードになりますが、十分に可能です。
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