【理科】開智中学の入試問題を徹底分析|埼玉の中学受験ならプロ家庭教師のロジティー

開智の理科

埼玉県でトップクラスの共学校として有名な開智中学。

共学校ですが、女子の倍率が高いので、女子生徒は注意が必要です。

また、埼玉県は東京や神奈川と異なり、1月に受験日が設定されている学校が多いのでさらに注意してください。

 

理科の配点は60点。

他の科目は国語100点、算数は120点、社会60点の合計340点。

 

また、算数特待は定員が非常に少ないですが、算数のみですので、理科のテストはありません。

 

埼玉県での中学受験

開智中分析   → 算数 社会

浦和明の星分析 → 算数 理科 社会

立教池袋分析  → 算数 理科 

芝浦工業大柏  → 算数 理科

 

特待をうけるかどうか

先端特待や算数特待での分析は現在用意していません。

開智中学の特待を目指したい生徒を指導するときには徹底分析を行います。

 

過去問分析とお子さん自身の分析を合わせた指導をご希望の方はお問い合わせください。

オンライン(web)授業のみや、webと対面の併用も可能です。

 

4つの分野からバランスよく

開智の理科は、4つの分野である、物理、化学、生物、地学からきれいに出題されています。

 

大問数は4つですが、大問1つと分野が対応しています。

よって、勉強もバランスよく行う必要があります。

 

一方で合格点を考えると、お子さんの得意を活かすのか、不得意を埋めるのかで勉強法も勉強予定も変わります。

正しい戦略と、お子さんの個性を考えた勉強法で合否が分かれるといえるでしょう。

 

大問1は物理

大問1は、実は苦手な生徒が多い大問になっています。

 

お子さんの得意不得意にもよりますが、いきなり大問1から解き始めて失敗する生徒も少なくありません。

計算自体は難しくありませんが、緊張とのバランスを考えて解く順番を事前にデザインしておきましょう。

 

幅広く標準をおさえる

振り子に鏡、バネに電気と様々な問題がでます。

バネと重りが最も出題されがちですが、偏りすぎた勉強は危険です。

 

ちなみに第2回の試験では物理であるにもかかわらず、
大問1で知識問題が最初に出題され、全分野の小問集合となっています。

基本的にも各問題集の標準レベルができれば、問題なく攻略できます。

一方で、基礎学力をしっかり作らずに標準問題ばかり取り組むと、大きな失敗につながるでしょう。

 

大問2は化学

化学では、気体を中心とした物質の性質に関する出題頻度が比較的高めになっています。

難易度は他の大問と同様に標準的になっています。

 

計算は、濃度計算が多めになっています。

 

物理でもそうですが、算数と共通性の高い計算問題が出題されるので、

理科と算数の先生は同じ人が望ましいです。

家庭教師や個別指導塾であれば、複数科目を指導できる先生にしましょう。

 

第2回では、大問2が物理、大問3が化学になります。

大問3,4は生物地学

後半は、暗記比率の高い生物と地学。

入試での大問3が生物、大問4が地学になります。

 

暗記比率が高いですが、開智をはじめとしたハイレベルな受験では知識と理解・思考を組み合わせることが前提条件。

理科だから覚えなさいという指導は時代遅れであり、開智レベルでは通用しません。

生物は人体が多い

生物は主に植物分野と動物分野に区分されます。

 

中学受験では植物が狙われやすいですが、開智では動物がよく出題されています。

特に人体に関する出題が最頻といえるでしょう。

 

ここ2年はコロナウイルスが大きな話題となり、今後の入試問題でも免疫やウイルスに絡めた人体の実験問題が出る可能性があります。

4分野で再注目の分野といえ、大学で生物・生命科学を勉強していた先生や、最新の入試分析をしている先生の指導を受けられる生徒が有利になりそうです。

 

地学は暗記要素が一番強い

最後は地学。

日本が地震大国であり、地層地震に関する知識は重要です。

2024年1月1日は令和6年能登半島地震から始まったように、2025年や2026年の入試では狙われる確率がさらに高まったといえます。

開智中学に入学するためでもありますが、日本人だからこそ勉強しておくべきともいえるでしょう。

また、埼玉や東京では川の氾濫などもニュースになり、ハザードマップなどの問題も出題されています。

従来の天気や宇宙なども出題されますが、新しい知識を増やしつつも、考える地学を大切にしていきましょう。

とにかく覚えろ、という先生は絶対に避けましょう。

 

参考書・問題集

中学受験では多くの生徒が4~5年生で大手塾に入ることが多く、
そちらで使っているテキストを利用するのがよいでしょう。

正しい勉強を行えば、5年生の夏から受験勉強をスタートしても十分に間に合います。

 

塾に入っていない生徒には、
一般販売されている予習シリーズ(直接四谷大塚のHPから購入するのが一番安くて新しいようです)
や市販の標準レベルの問題集を使えば塾に入っている生徒と遜色ない対策ができます。

 

よくある質問として、塾の問題集と市販の問題集での差を気にされるご家庭も多いですが、ほとんど変わりません。

気になる方は過去問(リンク)と市販の問題集の比較も証拠となるでしょう。

 

お子さんに合ったレベルでなければ効果が薄くなるので注意が必要です。

私の生徒では、そのときの学力に合わせて市販のもので推薦の参考書や問題集をご紹介しています。

受験校ではなく、お子さんの学力に合わせて選びましょう。

 

まとめ

  • 標準レベルを真面目に学習しよう
  • お子さんの得意不得意を見極めよう
  • 考える理科を定着させよう

保護者の方へ

開智中学の理科は、偏差値を考えるとそこまで難しく作られていません。

 

一方で、暗記頼りで正しい積み上げが出来ていないと、痛い目に合うように作られています。

小学生の理科だから覚えれば大丈夫という考えは通用しません

 

また、中学入学後を考えた勉強を行うことで、本当にお子さんのためになる中学受験にできるでしょう。

今の勉強が中学以降、社会人まで役立つものにできるかどうかは、理科の勉強法を見ればわかるといえます。

 

目先の点数以上にお子さんへの影響がある科目です。

大変かと思いますが、保護者の方にはいい先生や・家庭教師をしっかり見極めてもらいたいです。

迷った際にはぜひお問い合わせください。

 

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