経済学部で政経ができるのは当たり前ではない
政治経済は、経済学部だけでなく、
国際社会学部でも選択科目の一つとなっています。
政治経済は、必須科目ではありません。
経済学部(リンク)も国際社会科学部も試験の問題・科目構成は同じとなっています。
政治経済は60分で120点。 大問は4つ。
2025年1月以降の試験では、「公共 + 政治経済」となります。
また、経済学部のプラス試験は国際社会科学部のコア試験(リンク)と同じ内容となります。
コア試験でもプラス試験でも選択問題が中心ですが、 各大問で一定量の書き問題があります。
基本的に用語を記載するだけで、論述問題は出題されないので、
学習院のための特別な勉強はあまり必要ないといえます。
学習院大学分析 → 経済学部(基本情報 英語 数学) 理学部
他のGMARCH分析 → 立教大学 明治大学 青山学院大学 中央大学 法政大学 その他の大学分析
政治経済は選択科目で最も勉強時間が短くて済む
他の選択科目である、
数学(ⅠAⅡBC)
日本史(+歴史総合)
世界史(+歴史総合)
と比較すると、最も分量が少ない科目が政治経済。
また、普段からニュースなどで話題に出ることが多く、最も身近でありながら経済系以外の学部に進学したとしても将来にわかりやすく役に立つ科目です。
国際が当たり前
グローバル化の現在では、経済は国際規模で考えることが必須です。
また、地理や歴史なども経済的視点から考えると見え方が変わってきますし、
高校や大学も政治と経済が大きく絡んでいます。
長文に惑わされない
問題数も多くなく、ほぼ計算もないので時間はかかりません。
ですが、長文をあまりにじっくり読んでいるとロスが大きくなるので注意してください。
キーワードの問題は長文の前後をしっかり読む必要がありますが、
それ以外の各問題は長文をほぼ読まなくていい問題です。
経済分野が中心
4つの大問のうち、2~3つが経済からの出題になります。
日本の財務だけでなく、国際経済や貿易・為替に関しても問われやすいです。
もともと経済学部志望であれば、経済分野中心の出題傾向は楽しく勉強ができるはず。
経済ニュースは小論文での出題率も高く、日々の学習は推薦にも役立ちます。
他の受験生にとっても同様ですので、学んだ内容の精度を高めるのを忘れずに頑張りましょう。
難易度は高くない
論述問題も計算問題も基本的に対策が不要であり、求められている知識レベルも標準的なものになっています。
一方で、長文をある程度読むだけでなく、図表理解も一つのポイント。
単純暗記でもなんとかなりますが、効率面と合格率向上のためにはオススメできません。
正しい理解の上に暗記を積み重ねましょう。
理解を最優先にして参考書と問題集を選ぶ
重要なのは、いきなり問題集にいかないことです。 まずはしっかりと理解を進めましょう。
最初は全体感をつかみ、 その都度出てくる専門用語をピックアップして理解していきましょう。
理解に塾を利用するのも一つの手ですが、実は政経は生徒によって分野の理解度の差が大きいです。
集団指導よりも個別指導や家庭教師、ビデオ授業+質問の先生 の形式がおすすめです。
問題集
GMARCHクラスが第一志望であれば、いきなり難易度が高いものは使ってはいけません。
まずは学校で使っている問題集や、上記のような基礎をしっかり固められる問題集を1冊選び、2回転くらいしてみましょう。
参考書を一部の範囲読み理解した後に、その分野の問題集を解く。
この繰り返しを正しく行うことで、相当力がつきます。
まとめ
保護者の方へ
学習院大学の政治経済は、有名大学の割にはそこまで難しくありません。
また、勉強範囲と難易度を考えると、別の科目を優先させながら政治経済の点数をアップさせることも十分に可能になっています。
お子さんの現状を理解し、他の科目であったり、勉強計画に関しても相談できる先生がベストでしょう。
複数科目指導してくれる先生は、非常に強力なサポートとなります。
特に高校3年生、浪人生には重要になるでしょう。
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