帯広畜産大学の数学
帯広畜産大学の大学別入試は総合問題です。
総合問題という名前ではありますが、中身は他の大学同様に、英語、数学、理科。
総合問題の中に数学の部分があり、 帯広畜産大学は畜産学部の中に共同獣医学課程と畜産科学課程の2種類があります。
どちらも入試科目や配点は同じ
数学は共通テストで120点(660点満点)
総合問題で数学を選択すれば150点(450点満点)
これは、英語と同じ配点であり、全科目で最重要科目といえます。
生徒の個性にもよりますが、配点と難易度を考えると、理科よりも英語や数学を頑張るべきでしょう。
実際には数学だけでなく総合問題の他の科目と、共通テストも含めた複数科目を指導してくれる先生がいれば大丈夫でしょう。
帯広畜産大学分析 → 畜産学部(獣医・畜産)
国公立や他の私立獣医分析は → こちら
畜産科学課程は数学なしの推薦がある
共同獣医学課程は前期はもちろんですが、後期も共通テストは必須。
数学は絶対に勉強しなければいけません。
畜産科学課程は定員が限られてはいますが、総合型選抜と学校推薦型選抜があります。
総合型選抜は普通に共通テストの受験が必須。
一般選抜と異なり英語数学理科と情報だけでいいのでちょっとだけ楽ですが、入試時期の事情から意外と大変です。
学校推薦型選抜は数学を含む学科試験はありません。 面接と小論文で受験ができます。
大問1は小問集合
約3年前から、大問1は3つの小問集合となりました。
10年分さかのぼっても、小問集合の形式は近年のみ。
今後も基本的には大問1が小問集合であることが考えられます。
ここでは近年の形式のみに焦点を当てて解説しています。
数Ⅱ比率が高い
これまでをみると、 大問で出題される微積をのぞいた数Ⅱから2問。
数BCもしくは数Ⅲ(微積以外)から1問 が最も多いパターンです。
数Ⅱは三角関数と指数対数関数が特に出題されやすいです。
今後も確実にこのパターンとは言えませんが、似た形式になる可能性が高いでしょう。
標準的な難易度だが、ひとひねりもある
小問集合の難易度は標準レベルが中心で、一部基礎的な計算からも出題されています。
典型的なパターンが主ですが、そこにちょっとした要素も加えられていることがあります。
ただ公式や典型問題を丸暗記している、よくある数学の勉強方法では小問集合も間違い連発となるでしょう。
特に浪人生では勉強法が間違っている生徒が非常に多いです。
逆に、基礎理解を大事にした正しい数学の勉強ができていれば、無理なく満点がとれます。
基礎理解は帯畜を含む共通テストが重要な国立大学受験生には必須の勉強方法です。
獣医学課程は高い精度がもとめられ、畜産学課程も半分くらいは理解の数学が出来ていると良いでしょう。
形式が戻った時の対策は共通テストと一緒に考える
2次試験対策と共通テスト対策は、大部分が同じでなければいけません。
高校2年生になって本格的に受験に向き合うよりも前、できれば高校入学時点で大学入試のことも少しでいいので視野にいれておくべきです。
指導力の高い先生であれば、共通テスト対策と帯広畜産大学の旧形式、現在の形式、よくある併願校の形式や難易度を理解した上で指導ができます。
実戦的には、生徒ではなく先生が先を見越した計画と生徒自身の性質を理解してプランを組んでおきましょう。
数学と英語(+現代文)は積み重ね要素が強いので、中学生や高校1年生の時の先生の質が恐ろしいほどお子さんに影響を与えます。
大問は分野複合的な出題が多い
帯広畜産大学の数学は、大問数が少ないです。
その影響もあって、一つの大問で複数の分野が入っている可能性が高く、応用的に見えます。
実際に難易度が極端に高いわけではないですが、場当たり的で勉強方法を間違えているとかなり厳しくなるでしょう。
よくある質問・料金などは → こちら
web授業に関しては → こちら
プロ家庭教師の指導に興味がある方は → こちら
出題されやすい分野
大問となると微分積分が出題されやすい大学が多いです。
帯広畜産大学の数学も、かつてはそうであり、最後の大問は微分積分中心というのが王道パターンでした。
帯広畜産大学でも微積は頻出ですが、100%とはいえず、少しずつ傾向は変わりつつあるといえます。
実際には出題されやすい分野がある程度決まっているので、傾向と対策の効果は高いです。
大問クラスとして大きく扱われやすいのは
微分積分
数列(特に確率漸化式)
(場合の数と)確率
の3分野
上記以外で比較的出題頻度が高いのが
ベクトル
三角関数
指数対数関数
数ⅠとⅡの初期計算
あたりといえます。
他にも数Aの平面図形や、数Ⅱの図形と方程式などが絡めて出題されてもいます。
現実問題としては共通テストもあるので、全分野を一定以上にすることは必須。
その上で出題頻度と自分の得意分野、帯広畜産大学の傾向、これからの伸び率を考えて対策していきましょう。
難易度
全体的な難易度は標準レベルです。
ちょっとだけ応用・発展レベルが混ざることもありますが、基礎レベルも混ざっています。
大切なのは、赤本ばかりみないこと。
複合的な問題は基礎力がそろって、理解度が高まります。
まずは赤本を見るより自己分析。
各分野の基礎力を高めましょう。
質の高い先生に教われば、数学はかなり点数がとりやすくなっています。
帯広畜産大学は合格最低点が高め。
数学はちゃんとした基礎力があれば安定して高得点が狙いやすく、数学が極端に苦手でなければおすすめの科目でしょう。
参考書・問題集
小問集合も大問も標準レベルが中心。
かつ、大問での複合性を考えると、黄色チャート(Amazonリンク)レベルが最適です。
数学が得意な生徒は青チャート(Amazonリンク)やニューアクションLEGEND(Amazonリンク)も視野に入れるとよいでしょう。
学校で使われやすい教科書や4STEPはお勧めできません。
まとめ
保護者の方へ
帯広畜産大学の総合問題は、何を選ぶか?が一つのポイントです。
どれも共通テスト科目であり、途中まで考えている併願校の科目でもあり、悩ましいところでしょう。
実際には綿密なお子さんの分析と、将来も見据えた成長度合いを理解しながら決める必要があります。
合格最低点が高い帯広畜産大学だからこそ、ちゃんとした実力を身に着ければ高い点数で安定しやすい数学は、おすすめの科目の一つです。
他の科目とのバランスもみつつ、生徒のことを考えて指導してくれる先生を見つけてあげてください。
獣医学科に合格実績豊富なプロ家庭教師の指導に興味がある方は → こちら
他の記事一覧は → こちら