宮崎大学の化学
宮崎大学の独自試験(個別学力検査)では理科は選択科目となります。
工学部は化学・物理からの選択。
農学部と医学部は化学・生物・物理から選択することになります。
他の獣医学科との比較は → こちら
宮崎大学の独自試験(個別学力検査)で化学が必須・選択である学部・学科
医学部
工学部
農学部(獣医学科含む)
農学部は理科が大事
農学科は理科1つもしくは数学のどちらか片方を選択(200点)
獣医学科は理科(1つ)・数学・英語から2つ選択(各200点)
農学部は農学科も獣医学科も後期試験は理科のみ。
宮崎大学の志望度が高い生徒は後期試験も見越して前期試験でも理科を試験科目に入れることをおすすめします。

医学部は理科を2つ選択(各100点)
工学部は数学と理科1つ
を必ず受験し、数学200点+理科(1つ)200点の合計400点もしくは数学のみを400点換算して高い方の得点が採用されます。
標準レベルの王道が中心
宮崎大学の個別試験では、4つの大問が出題されます。
理論化学1.5~2.5
無機化学0.5
有機化学1~2
という配分が基本。
年によって多少の変動がありますが、基本的に理論化学が全体の半分かそれ以上の出題率であり、これは他の大学でも近い傾向にあります。
共通テストでも宮崎大学でも化学基礎は当たり前
例えば2025年の大問1では周期表からスタートし、化学基礎からの出題となりました。
全ての年で化学基礎の大問があるわけではありませんが、一定の出題率があると同時に、共通テストも含めて考えると化学基礎の重要度は高いといえます。
これを読んでいるのが生徒でも保護者でも構いません。
自分(のお子さん)の高校1年生の1学期や2学期の成績を見てください。
もしも全国偏差値で55以下の場合は大問題です。
(中高一貫校の場合は中学校3年生の成績の場合もあります)
化学基礎は化学全体の中でも非常に簡単であり、この部分で理解度が甘い場合はずっと勉強方法を間違えている可能性が非常に高いです。
宮崎大学を目指すのであれば、化学基礎は出来ていて当たり前。
出来ていないと大ピンチと覚えておきましょう。
化学基礎は正しい指導と勉強方法があれば、点数が低くなることはあり得ない
化学基礎は一定以上の指導者がいて、平均的な勉強時間が確保できていれば確実に点数が取れます。
本当に簡単に点数が取れるので、進学校だとこの分野の定期テストは平均点が恐ろしく高くなるのは普通のことです。
当たり前を当たり前に出来ていれば宮崎大学への合格に間違いなく近づきます。
特殊なことをする必要はありません。
計算は標準レベルのみ
化学の個別試験としては一定量の計算問題が出題されますが、決して多くありません。
難易度は標準レベルが多く、少し発展も含む場合があります。
医学科や獣医学科は高い点数が求められるので、発展レベルを含む問題も解けるようにしておきましょう。
一方で農学科や一部の教育学部では、発展レベルは無理に解けなくても十分に合格点に到達します。
共通テストで一定以上の点数が取れる能力があれば、宮崎大学の個別試験のために特別な対策をしなくてもある程度は太刀打ちできるといえます。
言い換えれば、早ければ高校1年生、遅くとも2年生の夏までに、どれくらいのレベルまで学習するかを明確にできれば、勉強効率と合格率が上がるでしょう。
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理論化学は化学基礎の延長
前述したように、最も出題率が高いのは理論化学。
共通テストでも多く出題される最重要範囲です。
理論化学は複数の分野に分かれており、学ぶのに一定の時間がかかります。
また、理論化学が有機化学のベースになっている部分もあるので、理論化学の理解度が低いと有機化学の点数も下がります。
宮崎大学では理論化学は非基礎知識と標準理解の組み合わせで作られている問題が多いです。
化学基礎の理解をベースとした正しい勉強が出来ていれば、恐れることはありません。
難しい分野からの出題はそこまで多くない
理論化学では
気体
反応速度・化学平衡
あたりは一定以上の難易度があり、苦手と感じる生徒も多い分野。
宮崎大学でもそこそこの出題率がありますが、出題率が非常に高いとまではいえません。
例えば2026年には気体は出題されましたが、反応速度や化学平衡に関する出題はありませんでした。
2025年はどちらも出題されませんでした。
過去数年をみても、同時に両方の分野が出題されることは基本的にありません。
難しくない分野は満点を目指す
難しい分野はミスがあってもいいのでそこそこの点数を取る
といった戦略も学習状況によってはありでしょう。
ただし、共通テストでは両方出題されることもあるので、他の科目も含めた全体での得点戦略が必要となります。
有機化学は一つか二つ
全部で4つの大問がありますが、有機化学は年によって1つの大問のみが出題されることもあれば、2つ分の大問で出題されることもあります。
1つ分であれば一般的な鎖式や環式がメインとなった大問のみのこともあれば、高分子化合物と半々くらいで出題されることもあります。
2つ分であれば鎖式や環式で1つ、高分子化合物で1つのパターンが最も多くなります。
共通テストと計画性
宮崎大学の化学は、年によって難易度にある程度バラツキがあります。
ベースとして標準レベルが中心であり、多くの年で共通テストくらいの難易度を中心とした問題が出題されます。
一方で、時には有機化学や理論化学でしっかりとした理解が必要な、思考力が重要視される問題も出題されたことがあります。
化学的な理解は一朝一夕では身につかず、化学の総合理解を問われる有機化学では準備にも時間がかかります。
長期的かつ他の科目も含めた計画が必須となります。
どのレベルまで学習するかを長期計画に基づいて勉強していると、それだけで合格率が上がります。
もともと化学を学ぶのが楽しいと感じている生徒は、遅くとも高校2年生の春や夏には理解度を高める王道の勉強を前提としておきましょう。
有機化学の難易度を高める構造式
宮崎大学の有機化学では、構造に関わる出題がよく見られます。
化学基礎で化学結合を学びますが、そのあたりの理解は最低条件です。
その上で有機化学によく起きる結合および構造について、理由も含めて学ぶ必要があります。
有機化学は難易度も高く、学校のペースに合わせすぎていると間に合わなくなりやすい分野。
構造式の理解には時間がかかる前提を持っておきましょう。
大切なのは、難易度が高いものをマスターするのではなく、基礎的な原理や法則性を大切にしながら学ぶことです。 暗記も大事ですが、暗記一辺倒にならないようにしましょう。
参考書・問題集
共通テストでも個別試験でも一定以上の点数が必要なので、教科書を使うことはおすすめできません。
理解に対する根拠をある程度以上に示してくれている参考書がおすすめです。
岡野の化学(Amazon リンク)
宇宙一わかりやすい高校化学(Amazonリンク)
などがちょうどいいでしょう。
ゼロから劇的にわかる(Amazon リンク)
は難易度が高すぎる部分が散見されるので、使うかどうかは併願校によります。
問題集よりも参考書や授業で理解する時間を大切にし、理解をした上で問題集によるトレーニングを継続しましょう。
問題集は個人の学力に合わせて
化学の問題集は基本的には学校でも使っているものでよいでしょう。
ただし、中高一貫校かどうかや、学校や塾の進度によって使うべき問題集は変わります。
生徒による差が大きくなっています。 信頼できる先生と相談して決めるのが最適であり、塾にありがちな塾に合わせるせいで生徒に合わせない問題集は危険だといえます。
レベルとしては基礎~標準レベルが中心。 難しすぎる問題集は使ってはいけません。
まとめ
保護者の方へ
宮崎大学の化学は標準レベルが中心。
ただし、個別試験の化学単独で考えては不十分です。
実際には共通テストと個別試験。
加えて、科目数が非常に多い共通テスト全体のことも考える必要があります。
スタートを早くする
全体を見た上で化学も指導できる計画的な指導
の2つを満たすことで合格率が明確に上がります。
お子さんだけで2つの条件を満たすことは難しいですので、保護者の方が素早く動くことが合格の鍵となるでしょう。
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