日本女子大の化学
日本女子大学(Amazonリンク)では、数物科学科でも物質生物科学科でも、理科は選択になります。
大問が3つで時間は70分。
以前が90分でしたが20分短くなりました。
2026年の入試では、化学だけでなく全科目の試験時間が各70分となります。
基本的傾向は同じですが、考えるということへの重要度が高まっており、今後もこの傾向は続くでしょう。
現難易度で70分は正しい勉強が出来ていれば時間が不足することはありません。
速さは不要で、正確さを大切にした勉強をしていきましょう。
化学は勉強しやすくおすすめ
化学は理学部の2学科を受験する生徒は全員選択できます。
また、食料学部の2学科と、家政学部の2学科でも選択できます。
さらに、文学部の英文学科と人間社会学部の心理学科で理科が選択できるようなっており、化学も選択可能です。
ただし、建築デザイン学部は、理科は物理のみなので注意してください。
数物科学科では物理選択者が多く、物質生物科学科では生物と化学からの選択となります。
化学の分析は特に物質生物科学科を志望する生徒に有効です。
数学は選択するほど得意ではないが、そこそこ計算力もある場合、暗記力が少ない化学は点が取りやすいです。
逆に、数物科学科で、現時点では計算に自信がなく、暗記は極力したくない生徒には化学が最もおすすめです。
総合型選抜ではあまり使えないので注意
総合型選抜では、理学部の2学科を含むいくつかの学部学科で基礎学力をはかる適性検査があります。
また、小論文を課す学部が非常に多いです。
もともと募集要項には理科の基礎学力が記載されているので、総合型を受験する場合も一定の能力が必須といえるでしょう。
基本的には総合型でも一般選抜でも、両方対応できる準備が必須といえるでしょう。
記述で解答過程も記載が必要
全編記述式で、計算は途中式も記載が必要になります。
記述だと苦手だという生徒がいますが、記述は学生にとって有利。
化学平衡や気体の状態方程式など、途中式があるだけで部分点がもらえるので、真面目に正しく取り組んだ生徒ほど、有利になっています。
逆に本質的理解を求めず、なんとなくで諦めると点は取りにくい。
正しい先生に、正しい方法を教えてもらい、しっかり復習しましょう。
日本女子大学理学部の分析 → 基本情報 英語分析 数学分析 生物分析
他大学の理学系学部分析 → 学習院大学 中央大学 法政大学 他の大学分析
女子大分析 → 東京女子大 津田塾大 実践女子大 昭和女子大
頻出分野と難易度
化学の問題としては一定の文章量があります。
ただ、書いてある内容はわかりやすく、標準的。
時間はそこまでかからないので、時間を気にすることなく、解ける問題は多少時間がかかってもしっかり解ききりましょう。
以下の頻出範囲以外にも無機化学や電池なども出題されることがありますが、化学を中心に苦手な生徒も多い分野から出題されいます。
化学基礎比率は低い
年によって多少の変動はありますが、メインは化学。
ただし、化学を学んでいくためには化学基礎の理解は必須です。
特に最初の分子や原子、物質量はそれぞれの化学変化の理解はもちろんですが、最終大問で出題される有機化学に非常に重要。
出題比率が低くても(2020は多く出題されていました)、化学基礎の重要性は高いです。
2023と2024で化学基礎をベースとした化学の粒子に関する計算も連続で出題されており、間接的にも重要であることがわかります。
まずは化学基礎をしっかり勉強しましょう。
化学からの範囲は多少傾向がある
化学平衡、気体、溶解度が比較的よく出題されます。
コロイドや無機化合物といった、他の大学とは観点が若干違う部分もあるので、注意が必要です。
ただし、近年はより幅広い出題がみられ、あまり傾向に頼りすぎると失敗する可能性があります。
傾向分析で分野を絞りすぎるのは非常手段。
基本的には全範囲をまんべんなく勉強しましょう。
化学平衡は全範囲
化学平衡はよく出題され、伝達速度や電離定数など、全般的な範囲となっています。
また、化学平衡は式の記載と計算がつきもの。
電離の本質的理解と式の記載をしたうえで計算する必要性があります。
気体や溶解度は複合が多い
気体などの問題は、他の大学では単体で出題されることも多いですが、日本女子大では複合的に出題されることも少なくありません。
計算も必ず出題される分野ですが、それぞれの計算は標準的。
公式を覚えるだけでも対処できますが、しっかり理解したうえで計算様式を理解すれば、得点率が確実に高まります。
どの範囲も難易度は標準的。
学校の定期テストや、テストより少し難しい程度。
典型問題が多く、しっかり理解をする努力をすれば、取り組みやすくなっています。
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最後は必ず有機化学
大問3は有機化学からの出題。
最後に有機化学は化学での王道の出題であり、最もよく見られる出題パターンです。
炭化水素鎖、芳香族、脂質と重合、多糖類の4パターンが王道ですが、その中でも最も芳香族が出題されやすく、炭化水素鎖も同じくらい出題されます。
物質の同定や性質を利用した選択問題、計算などよくあるパターン。
難易度も標準レベルが中心なのでとにかく典型問題を数多くこなしていくことが重要です。
正しい先生に教われば正しい理解ができるので決して難しくありません。
パターンが限定的な分、有機化学は点が取りやすい範囲といえるでしょう。
対策・勉強法
対策でもっとも重要なのは典型問題をしっかりと勉強すること
そして、前述した範囲を考え、優先順位を決めることです。
まずは化学基礎を勉強し、気体と溶解度・化学平衡・熱化学などの単独で理解しやすい分野をすすめるといいです。
標準レベルを幅広く学んでいくことが最大の対策であり、日本女子大を中心にすえつつも併願校対策も同時に行うには最適でしょう。
難易度が高すぎる問題ではなく、基本を大事にしてください。
無機化学は暗記が多いですが、出題頻度はそこまで高くないので、先に有機化学を勉強しましょう。
高校2年生の間に化学基礎の復習がほぼ完ぺきになっていれば合格の可能性が高まるでしょう。
まずは理解
生物でもそうですが、化学でしなければいけないのは理解。
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学校で習った範囲も含めて、まずは復習し、しっかり理解することにつとめましょう。
読み物となっている参考書を有効活用しましょう。
理解のしやすさという点で考えると、教科書はおすすめできません。
化学基礎と有機化学は特に反復して読む必要があります。
演習をたくさんすることは重要ですが、それ以上に演習ができる理解を行うことが最重要です。
問題集は学校レベル+α
基本的な問題集は学校のものを活用するといいと思います。
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大切なのは理解のあとに演習をすること。
そして繰り返し解くことです。
自信がある問題は1,2回でしょうが、苦手な分野や計算などは3~5回は解くのが当然です。
化学で点数を稼ぎたい場合は、もっと解いてもいいでしょうし、複数の問題集を使い分けてもよいでしょう。
化学は範囲が絞れているので、化学基礎と有機化学は何度もチャレンジしましょう。
まとめ
保護者の方へ
日本女子大学は理学部を持つ唯一の私立女子大学として、科学と女子高校生について考えてきている大学です。
2027年からは経済学部もでき、近年減少傾向にある女子大学の中でも発展を目指しているといえます。
理学には複数のジャンルがありますが、化学は大学入学以降だけでなく、社会人になっても重要な科目と言えます。
娘さんを日本女子大学に本気で進学させるのであれば、高品質な理解の基礎力を備え、同時に受験にも合格させるサポートが必要でしょう。
独学なのか、塾や家庭教師を使うのか、今はウェブもあり選択肢は非常に広く、お子さん自身で見つけてくる可能性は低いでしょう。
保護者の方がお子さんの将来を本気で考えて、ベストなサポートを用意してあげてください。
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