【化学】1年で私立獣医に合格するために | 獣医学科卒のプロ家庭教師

 

こちらの解説では、私立の獣医学科の中でも主に

  • 日本大学
  • 北里大学
  • 酪農学園大学(出題傾向の違いに注意)
  • 岡山理科大学

を目指す場合を想定しています。

ただし、残りの2校(日獣、麻布)も大きくは変わらないので、参考になるように作成しています。

 

化学は狙いやすく点が取りやすい

物理は理解、生物は暗記が中心になります。

そして化学は理解も暗記も半分ずつのイメージです。

 

私立獣医の出題傾向は理解が重要な理論化学が多く、暗記が中心となる無機化学は少なめ。

理解と暗記の重要性は6:4くらいとなっています。

 

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また、私立獣医の化学は計算の出題量が少ないので、理解がそこまで得意じゃない生徒でも十分に対抗できます。

獣医学科入学後にも非常に役に立つ科目ですので、暗記に自信がない受験生が選択するのがよいでしょう。

暗記にそこまで自信がないからとりあえず化学、というのはかなり有効です。

とにかく基礎理論重視

現役であればどれだけ遅くとも高校2年生までにしっかりと基礎理論である化学基礎をマスターしておくことが重要です。

上記4校は化学基礎からもある程度出題されるので、そこだけである程度の点が取れてしまいます。

麻布や日獣でも点数を取るのであれば、3か月~半年は早めて2年生の夏休みまでには完璧を目指したいです。

 

難易度の高い有機化学や気体、暗記が面倒な高分子化合物などは3年生になってからでも十分対応ができます。

学校レベルでいいので、春休みの間に復習をしておきましょう。

 

中高一貫校などで、化学基礎を中学3年生からスタートする場合には、高校1年生の間に化学基礎が理解できているかどうかで決まります。

理解できていれば1年生から少しずつ化学、理解不十分であれば高校1年生のときにも化学基礎の復習を忘れずに。

 

夏まで(春の間)にしておくこと

夏に総合的な演習をするためにも、春は準備の期間。

現役生と浪人生ですべきことが違います。

 

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現役生がすべきこと

現役生は理論化学の抜けと有機化学の勉強をすすめましょう。

 

ただし、これは化学基礎が確実に入っていることが条件ですし、化学の大半の範囲が2年生までに終わっている生徒向け。

3年生の春では、有機化学の授業が学校で終わっていない生徒もたくさんいます。

有機化学をまだ勉強していない生徒は、理論化学の抜けを埋めることを優先してください。

 

有機化学はどの大学でも確実に出題され、しかもパターンが決まっており、時間をかけて勉強すると大きな得点源になります。

私の生徒は、みんな有機化学を得意になって受験に挑んでいるので、化学は特に自信を持って解答できています。

有機化学は夏休みを使ってしっかり固めても問題ありません。

無機化学は覚えていれば素晴らしいですが、夏前の時点では後回しで大丈夫です。

浪人生がすべきこと

浪人生は、まずは化学基礎の確認をしてください。

本当に理解できていれば、確認・復習にかかる時間は1か月以下です。

それ以上かかるということは、理解不十分な証拠です。

 

問題集をつかって化学基礎範囲を中心に、基礎~標準的な問題集を復習しましょう。

おすすめの問題集は下に示してあります。

ここで9割以上とれるようになるのが最優先。

 

私立獣医は基礎~標準レベルの問題が多いので、時間的余裕があります。

ここで焦って難しい問題を解くと受験は失敗しやすくなります。

逆に落ち着いて基礎を固めることが合格のための条件です。

基礎固めの次

全範囲を全般的に解いてみて、苦手分野を浮き彫りにしましょう。

 

そして苦手分野を埋めましょう。

気体・浸透圧・溶液・化学平衡などなど、 苦手な分野があるはずです。

そこを集中的に勉強して、苦手分野を減らしておきましょう。

ただし、集中的に勉強すべき分野を決めたからといって、いきなり問題集ばかりを使ってはいけません。

 

正しいトレーニングをしなければ効率が下がりますし、私立獣医で浪人している時点で現役時代の勉強方法を間違えている可能性は極めて高いです。

まずは参考書を読み込み、先生の授業を聞いて理解を深めましょう。

 

夏にすべきことは演習

夏までにある程度苦手を埋めたら、総合演習をしましょう。

例えば共通テスト過去問であったり、春までにしていた基礎~標準の問題集をひたすらに復習しましょう。

現役生で有機化学にまだ触れていない場合は、ここで有機化学を中心にすすめます。

有機化学の理解と並行して、他の分野は問題集を頑張りましょう。

 

何度も言いますが、重要なのは基礎レベルの理解度を高めることです。

化学基礎と化学の全範囲をしっかり演習し、基礎レベルは最低でも90%。標準レベルも50%以上解けるようにしましょう。

他の科目とのバランスをとりながら、夏休み期間~9,10月くらいまでに問題集を3周くらい繰り返し頑張りましょう。

質の高い勉強と、正しい理解、基礎を中心とした演習が実行できていれば基礎90%と標準50%はほぼ確実に達成できます。

赤本を解いてみよう

夏の終わり~秋のはじめにかけて、1年分でいいのでどこかの赤本を解いてみましょう。

 

これは他の科目と同様です。

4校全てを解く必要はなく、1~2校で十分です。

2年分解く必要はありません。1~2校を1年分。絶対に守ってください。

入試の難易度を知り、標準レベルの勉強が間違っていないことを実感することが目的です。

赤本を使ったなら解答解説を読む時間が最も大事

夏の終わり~秋のはじめに解く赤本は、12~1月に解く赤本と意味合いが大きく違います。

前述したレベル感の把握、勉強方法が正しいことの確認。

ここに加えて、自分に足らない部分を発見し、自分に足りている部分を確認することが大きな目的です。

 

足りている部分は自信に変え、足らない部分を秋~冬に強くしていきます。

そのためには、〇と×をつけることに大した意味はありません。

たとえ〇がついた問題だとしても、偶然記号で正解しているだけなら価値はありません。

 

秋~冬は標準レベルのパターンを叩き込む

赤本を解いたあなたは、すでに応用問題はほとんど出ないことを知っているはず。

同時に計算問題の分量も少ないことも確認済みですね?
(一部の大学ではそこそこの問題数が出ますが、計算問題の難易度は高くありません)

それに出題されても基礎~標準レベルの計算問題であることもわかるでしょう。

 

苦手が苦手のまま残っていたり、現役生は無機化学の復習が不十分だったりすると思います。

そこを秋~冬にかけて埋めていきましょう。

 

また、夏と同様に問題集を進めてパターンを定着させていきましょう。

11~12月ごろから本格的に赤本対策に入るのがおすすめですが、人によって多少のずれがあります。

 

参考書・問題集

参考書は、何度も読み返す必要があります。

 

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どれを使えば合格しやすいかは人によります。どの参考書も合格に必要な基準は満たしています。

 

化学基礎をしっかり理解することで、理論化学の勉強効率が大きく変わります。

わかりやすいのはもちろんですが、なによりも自分が読みやすいものを選びましょう。

読みやすい参考書は2回目3回目でも新しい発見がありますし、勉強自体が楽しくなりやすいです。

問題集

まずは基本的な項目をしっかり理解すること、とくに理論化学が重要です。

 

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学校関係以外の問題集でも大丈夫です。

 

1年間で合格するのであれば7月末までに1回、 秋までにもう1回はしましょう。

現役生で、2年生までに1回の学習が終わっていると現役での合格率が飛躍的に向上します。

一方で、理解していないのにとりあえず1回やるのはおすすめできません。

 

ただし、拙速だと1回終わった風になっているだけで、全く身になっていない生徒もかなりの数見られます。

私立獣医は簡単ではありません。本当に1年の対策で合格するなら、質にこだわってください。

 

まとめ

  • 何よりも理解を大事に
  • 演習は基礎を中心に
  • 赤本は秋~冬からで十分間に合う

保護者の方へ

私立の獣医学部獣医学科は明確に攻略法があり、正しい勉強をすることで間違いなく合格率を高めることが出来ます。

私の生徒でも獣医学科合格生は何人もいますが、多くの生徒が私の指導で勉強法の間違いに気づきました。

化学は理解が重要なのでいい先生がいるかいないかで成果も、勉強の楽しさも、大学入学後の役立ち度、も違います。

 

私の生徒ではweb授業で獣医学科に合格した生徒もいるので、関東以外にお住まいでも気軽にお問い合わせください。

化学だけでなく、私立獣医に必要な3科目や推薦対策。

さらに、国公立の獣医学科志望の生徒も受け付けております。

 

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