【政治経済】学習院大学 経済学部の入試問題を徹底分析 | GMARCHならプロ家庭教師のロジティー

 

経済学部で政経ができるのは当たり前ではない

政治経済は、経済学部に加えて、他の学部でも選択科目の一つとなっています。

 

政治経済は、必須科目ではありません。

経済学部のコア試験と法学部のプラス試験は試験の問題・科目構成が同じとなっています。

2023年までは国際社会学部のプラス試験に利用されていました。

国際文化交流学部が新設予定なので、そのあたりも注意する必要があります。

 

政治経済は60分で120点。 大問は4つ。

試験範囲は、公共 + 政治経済 となります。

 

コア試験でもプラス試験でも選択問題が中心ですが、 各大問で一定量の書き問題(単語記述)があります。

基本的に用語を記載するだけで、論述問題は出題されないので、学習院のための特別な勉強はあまり必要ないといえます。

 

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政治経済は選択科目で最も勉強時間が短くて済む

他の選択科目である、

数学(ⅠAⅡBC)
日本史(+歴史総合)
世界史(+歴史総合)

と比較すると、最も分量が少ない科目が政治経済。

つまり、勉強時間が少なくても点数がとりやすいタイムパフォーマンス(タイパ)が高いです。

学習院などの私大が第一志望の生徒にはあまり関係ありませんが、国立理系の生徒が共テの社会選択でも使いやすい科目となっています。
(文系の社会2科目目としても人気)

普段からニュースなどで話題に出ることが多く、最も身近でありながら経済系以外の学部に進学したとしても将来にわかりやすく役に立つ科目です。

 

国際が当たり前

グローバル化の現在では、経済は国際規模で考えることが必須です。

 

また、地理や歴史なども経済的視点から考えると見え方が変わってきますし、
高校や大学も政治と経済が大きく絡んでいます。

楽しく、役に立ち、なおかつ勉強しやすいです。

 

長文に惑わされない

問題数も多くなく、ほぼ計算もないので時間はかかりません。

 

ですが、長文をあまりにじっくり読んでいるとロスが大きくなるので注意してください。

キーワードの問題は長文の前後をしっかり読む必要がありますが、それ以外の各問題は長文をほぼ読まなくていい問題です。

経済分野が中心

4つの大問のうち、2~3つが経済からの出題になります。

 

日本の財務だけでなく、国際経済や貿易・為替に関しても問われやすいです。

もともと経済学部志望であれば、経済分野中心の出題傾向は楽しく勉強ができるはず。

 

経済ニュースは小論文での出題率も高く、日々の学習は推薦にも役立ちます。

他の受験生にとっても同様ですので、学んだ内容の精度を高めるのを忘れずに頑張りましょう。

 

公共の出題比率に注意

2025年2月から公共が範囲に追加されているので、2026年や2027年のテストでは公共の比率が変化する可能性があります。

大問4つの場合は、公共(国際)1つ、経済2つ、政治1つくらいに収束していくことが予想されます。

学習院がどうなるかは正確にはわかりませんが、大学によっては公共(国際)の比率が高まることもあるでしょう。

 

公共分野や政治分野は、歴史総合の現代部分がほぼ同じ内容です。

高校1年生のときから歴史総合を少しずつ頑張っておけば、自然と入試で有利になるでしょう。

 

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政治分野はまるまる暗記が多い

公共も経済も、そもそも暗記がほとんどではあります。

ただし、背景を理解することで暗記がしやすくなると同時に、関連付けることで暗記の定着率(長期記憶)も高まります。

 

政治分野は出題量も一定量あり、関連付けにくい生徒も多い分野。

小学校や中学校のときに真面目に公民を勉強している生徒は抵抗感が少ないでしょうが、これまでサボってしまった生徒は、勉強方法をきちんと見直しましょう。

計画的に政治経済の勉強習慣がつくような、予定管理が重要になります。

英単語や古文単語などもそうですが、単純暗記はどれだけ効率化したとしても、一定の時間は確実にかかります。

 

難易度は高くない

論述問題も計算問題も基本的に対策が不要であり、求められている知識レベルも標準的なものになっています。

単語を記述する問題はありますが、文章で答える問題はありません。

 

一方で、長文をある程度読むだけでなく、図表理解も一つのポイント。

単純暗記でもなんとかなりますが、効率面と合格率向上のためにはオススメできません。

正しい理解の上に暗記を積み重ねましょう。

 

理解を最優先にして参考書と問題集を選ぶ

重要なのは、いきなり問題集にいかないことです。

まずはしっかりと理解を進めましょう。

 

最初は全体感をつかみ、 その都度出てくる専門用語をピックアップして理解していきましょう。

 

理解に塾を利用するのも一つの手ですが、実は政経は生徒によって分野の理解度の差が大きいです。

集団指導よりも個別指導や家庭教師、ビデオ授業+質問の先生 の形式がおすすめです。

問題集

GMARCHクラスが第一志望であれば、いきなり難易度が高いものは使ってはいけません。

 

まずは学校で使っている問題集や、上記のような基礎をしっかり固められる問題集を1冊選び、2回転くらいしてみましょう。

参考書を一部の範囲読み理解した後に、その分野の問題集を解く。

この繰り返しを正しく行うことで、相当力がつきます。

 

まとめ

  • 一問一答を利用する
  • 現実と学問を結びつける
  • 他の科目とのバランスも大事

 

保護者の方へ

学習院大学の政治経済は、有名大学の割にはそこまで難しくありません。

ただし、コツコツ積み上げる必要があります。

 

勉強範囲と難易度を考えると、別の科目を優先させながら政治経済の点数をアップさせることも十分に可能になっています。

英語や国語の成績を上げながら、公共と政治経済の時間も確保する必要があります。

お子さんの現状を理解し、他の科目であったり、勉強計画に関しても相談できる先生がベストでしょう。

複数科目指導してくれる先生は、非常に強力なサポートとなります。

特に高校3年生、浪人生には重要になるでしょう。

 

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