【生物】同志社の入試問題(過去問)を徹底分析 | 関関同立ならプロ家庭教師のロジティー

 

同志社大学の生物

同志社大学の学科試験には

一般選抜入学試験(全学部日程:理系と文系に分かれる)
一般選抜入学試験(学部個別日程)
共通テスト利用入試

の3種類があります。

 

本分析は 一般選抜入学試験(全学部日程) のものですが、学部個別日程でも役立つように作成しています。

 

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全学部日程

生物が試験科目にある理系学部(全学部日程)は

理工学部(6学科)
文化情報学部
生命科学部
スポーツ健康科学部
心理学部

となっています。

生物を選択できる文系学部(全学部日程)は、ありません。

 

学部個別日程

学部別の試験で生物が選択できる学部は、

文化情報学部(理系型)
スポーツ健康科学部(理系型)
理工学部(6学科のみ)
生命医科学部

となっています。

全範囲から問われるが取り組みやすい

同志社の生物は、主に生物分野から出題されます。

一部は生物基礎が入り、3つの大問でありながら特定の範囲が出題されやすいといった偏りが少なくなっています。

 

難易度は高くない

出題の5~6割は暗記が勝負になります。

さらに、標準レベルの知識問題が多く、細かい部分はそこまで出題されていません。

 

正しい国語力があれば、実験問題も十分に対応ができ、 最低限の数学力があれば、計算も怖くはありません。

複数科目を複合させながら理解する習慣が身についていれば生物を効率的に勉強でき、対策にかける時間も最小化することができます。

 

正しく覚えよう

単語や知識の難易度は極端には高くありませんが、他の私立大学入試と異なり記載する問題が多いです。

 

生物の用語は暗記中心だと微妙な間違えをする生徒もいます。

暗記だからただ覚えるのではなく、理解をしたうえで暗記する習慣がついていなければ、勉強は苦痛になっていき、点数もついてきません。

 

生物だから暗記で合格が出来る、はウソではありませんが、正しくありません。

お子さんが勉強方法を間違えていないか、周りのチェックが必須です。

 

計算と実験に注意が必要

多くはありませんが、計算問題に一定の難易度があります。

 

また、遺伝子配列や遺伝の計算といった、苦手な生徒も多い遺伝に関する計算や実験も出題されることが大いにあります。

出題量が限定されているので、生物の計算が苦手な生徒は無理をすることはないでしょう。

計算部分が0点でも合格点をとることができます。

実際の難易度は標準程度なので、難しいから避けるという戦略は必要ありません。

 

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記述は短い

同志社では、記述問題はほぼ確実に出題があります。

 

各大問で、空欄に単語を記入する問題であったり、 一問一答形式で単語を答えさせる知識問題があります。

加えて、10~30語程度の記述問題もあります。

長いときは60~70語程度の解答になりますが、基本的に短文。

一問一答とそこまで難易度が変わらず、特別深い知識が求められるわけでもありません。

 

長さと難易度を考えると、標準レベルといえるでしょう。

 

実験が難易度を高めている

同志社では、ところどころでちょっと難しい実験が出題されています。

 

大半の実験は、参考書などで目にしたものになっていますが、独自の実験も出題されています。

参考書や問題集では、実験を覚えるのではなく、 実験をしている意味と、結果から読み取れる因果関係を理解しましょう。

暗記ばかりだとそこそこ点はとれますが、合格点には到達しにくいです。

暗記が完全に入っていれば、実験や計算がほぼできなくても何とか合格最低点には到達するでしょう。

 

参考書・問題集

参考書は、実験理解と用語暗記の2面をサポートしてくれるものがよいでしょう。

同志社の一問一答に捉われて、一問一答形式の問題集で暗記をすることはお勧めできません。

一問一答は実験の流れが理解できないので、同志社レベルでは一定以上の点数が非常に取りにくくなります。

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問題集

標準レベルの知識と実験をおさえた問題集がおすすめです。

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同志社の広くて、深くはない出題範囲に対応した問題集は、正しい勉強法で進めるだけで点数が大きく変化するでしょう。

 

現役生であれば1~3年の春までで1.5~2回転くらい。

浪人生であれば3月~6月,7月くらいで1.5回転くらいのイメージです。

 

まとめ

  • 用語暗記は当たり前
  • 実験は暗記じゃなくて理解する
  • 計算は苦手なら無理はしない

保護者の方へ

同志社の生物は、物理や化学と比較すると点がとりやすいといえるでしょう。

 

理解が大切な科目ですが、暗記でも一定の点数はとれるので、残り時間が限られている場合や、他の科目に勉強時間を多く割り当てたい生徒には最適です。

最終的には難易度の高い実験・思考問題が必要ですが、実はその前に勝負の大半は決しています。

基礎的な理解と暗記をいかに積み重ねてきたか? に自信をもって答えられなければ、難関である同志社の入試問題には対抗できません。

 

お子さんの現状に加えて、同志社および併願校の状況まで考えて理科(生物・化学・物理)を選んであげましょう。

用語記載の多い同志社の生物は、質の高い指導で対策を正しく行えば点数を高く安定させることは難しくありません。

 

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