東京女子大学の化学
東京女子大学の唯一の学部である現代教養学部での化学は3~4の大問から構成されています。
理科は数理科学科のみ。
しかも選択なので選ぶ人は少ないですが、計算も簡単で暗記も生物より少なくて済むので、理科では化学がおすすめです。
時間は60分で、普通に解いていけば時間が極端に足りなくなることはありません。
一つ一つを丁寧に回答していき、早さより正確性を重視しましょう。
東京女子大学分析 → 基本情報 英語分析 数学分析 日本史分析
女子大分析 → 日本女子大 実践女子大 昭和女子大 津田塾大学 東京女子医科大学
化学基礎+化学の一部
化学は範囲が広いですが、東京女子の化学は、多少の傾向があります。
もちろん、傾向が毎年必ず当てはまるわけではないので、基本はまんべんなく勉強しましょう。
最後の大問は有機化学
多くの入試で共通している項目ですが、最後は有機化学が出題されます。
2020は最後ではなく大問3に出題されるなどの変化がありました。
大問1つまるまる有機化学なのは今後も変わらないでしょう。
元素の分析や芳香族、糖類など有機化学の中ではまんべんなく出題されいます。
有機化学としては王道の芳香族が最も出題されやすいですが、これに絞るのは危険。
有機化学は重要分野なので、範囲を限定せず全般的に勉強しましょう。
化学基礎も重要
化学基礎の範囲からも多い都市では半分、少なくても30%ほどは出題されています。
特に大問1~2は化学基礎の比率が高くなっています。
理科は基礎分野が圧倒的に簡単に作られており、化学も化学基礎が明らかに点が取りやすくなっています。
化学基礎は範囲が狭く、化学の根本理解に重要な範囲なので、まずは化学基礎をしっかりと身につけましょう。
化学基礎には優劣はなく全範囲をしっかり理解するのは必須事項。
正しい先生にしっかりと教われば、楽勝です。
真面目に勉強すれば化学基礎だけであれば1~3か月で東京女子で合格最低点くらいの点はとれるようになります。
化学平衡がねらい目
化学分野では有機化学と化学平衡がよく出題されています。
逆に気体や熱化学といって、他の大学で頻出の範囲が、東京女子ではあまり出題されていません。
化学基礎の勉強を終えた場合、化学平衡と有機化学を念入りに勉強しましょう。
この2分野だけであれば、化学基礎と合わせて半年~1年あれば十分によい成績が取れます。
対策・勉強法
化学基礎においても、化学においても基礎から標準レベルの問題をしっかり解ききることができれば十分に合格最低点をとることができます。
学校の定期テストレベルで十分ですが、学校のテストでは受験には非効率。
基礎理解は学校を活用するのもよいですが、演習は受験をターゲットにしたやり方を行いましょう。
まずは理解(参考書)
化学は、なんとなくが非常に危険な科目です。
多くの生徒でみられるのが、暗記のまま(暗記も不十分なことも多い)で演習問題ばかりを行ってしまうこと。
これでは非効率です。
保護者の方は高校2年生までに塾や家庭教師をつけたりと、基礎力をしっかりつけるためのフォローをしてあげてください。
まずは学校で習った範囲も含めて復習し、しっかり理解することにつとめましょう。
参考書としては、
- 化学基礎をはじめからていねいに
- 岡野の化学が初歩からしっかりみにつく
- 宇宙いち分かりやすい高校化学
など読み物となっている参考書を有効活用しましょう。
短い期間で同じ範囲を何回もよむ前提をもって、特に化学基礎は繰り返し読みましょう。
問題集は学校レベル+α
基本的な問題集は学校のものを活用するといいと思います。
リードαやニューステップアップ、基礎問題精講や基本問題集などをベースとするといいと思います。
化学基礎のみであれば共通テストの問題集もいい練習になります。
大切なのは理解のあとに演習をすること
そして繰り返し解くことです。
自信がある問題は1,2回でしょうが、苦手な分野や計算などは5回以上解くのが当然です。
化学は範囲が絞れているので、化学基礎と有機化学は何度もチャレンジしましょう。
計算は基本的
女子生徒から、計算は極力減らしたい、計算問題が苦手なんですという相談をうけることが多くあります。
多くの女の子を指導してきましたが、正しい計算方法を説明するとみなさん驚くほど計算ができるようになります。
化学の計算は、実は四則計算ばかり。
東京女子の計算はしっかりと基礎さえマスターしてしまえば、中学レベルの計算になっています。
計算に特別なトレーニングはあまり必要ありません。
食わず嫌いをせずに、正面から正しく挑みましょう。
必ず解けるようになります。
まとめ
- まずはなにより化学基礎
- 化学平衡と有機化学をマスターしよう
- 演習前に理解を徹底
保護者の方へ
東京女子大をはじめとした女子大の化学は、過去問分析に基づいて標準的な難易度を効率的に勉強することが可能です。
お子さんの志望校が東京女子大なのか、それ以外の大学なのか。
得意科目と苦手科目にどういった時間配分で勉強計画を立てていくのか。
単純に勉強内容だけでなく、分析やスケジュール管理まで行う必要がある場合は、ぜひご相談ください
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