【生物】慶応義塾大学 看護医療学部の過去問を徹底分析 | 看護学科ならロジティー

看護医療学部の生物

慶応義塾大学の看護医療学部では、 理科と数学から1科目選択。

理科は生物基礎・生物もしくは化学基礎・化学となります。

 

大問は3つで80分。 量と難易度を考えても、時間が不足することはまずないでしょう。

時間をたっぷりかけてでも正確に点数を積み重ねる実力が最重要となります。

 

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よくある私立看護の生物と格が違う

よくある私立看護の生物は圧倒的に暗記に偏った出題。

計算が入っていても容易なパターンが多いです。

 

一方で慶応の生物は違います。

知識による選択 用語の記載 計算 実権・論述 の全要素が網羅されており、いわゆる看護系の対策はあまり意味がないといえるでしょう。

看護というよりもMARCHクラスの私立生命科学系学部の対策と非常に似ています。

一般的な私立看護で生物基礎のみであれば、半年~1年での対策も現実的に可能です。

ただ、普段の勉強量が少なかったり、生物を後回しにしている場合は、最低でも1年。

標準で1年半~2年の対策が必要だと思ってください。

 

国語力や数学力などそもそも暗記だけでは太刀打ちできません。

現在の偏差値が40くらいでも慶応を目指すことが現実的に見えてくるのに必要な期間です。

それくらい慶応の看護は難しいです。

 

網羅的に高いレベルが求められる

大問は3つと少ないですが、出題傾向にバラツキが多いです。

ほかの看護であれば、特定の分野が出題されやすいといった傾向がありますが、慶応ではその予測は非常に危険といるでしょう。

 

2022年の分子系統樹などはその典型で、看護系での出題が低い分野でも計算も含めて幅広さと深さがみられました。

ただし、大問2は長文中の穴埋めは選択肢となることが多く、求められている思考の流れや知識は標準的となっています。

 

出題されやすいのは難しい分野、という勘違い

生物では理解が難しい分野がいくつかあります。

 

代表的には遺伝や代謝があげられます。

ただし、慶応は一般的に理解がしやすい分野でも、実験や計算で難易度をあげてきているのです。

 

つまり、生徒が簡単だと勘違いするようにトラップを仕掛けてきているともいえるでしょう。

これくらいならなんとかなりそう。と思った時点で慶応の仕掛けた罠にひっかかっているでしょう。

 

実験と図表はかなりの難易度

ハイレベルな大学入試の生物は、特に実験が難しいです。

 

私立看護でも偏差値が高くなると実験が入ってきますが、慶応はさらにその上をいきます。

レベルの高い私立看護での実験は、参考書などに記載されている代表的なものから選ばれます。

 

慶応の入試における実験は、参考書のものと異なるものが出題されます。

一見習っていないような問題がでるのです。

ここを攻略するためには、その分野の知識があるのは当たり前。

そこに国語力(論理的思考力)を組み合わせることで、正しい解答を作成することが出来るようになります。

 

この国語力(論理的思考力)は看護師に必要な論理力の基礎となっており、大学入学後にかなり求められる能力です。

この能力は計算問題でも有利に働きます。

 

慶応の実験問題の練習をすることは、入試対策であると同時に、看護師としての基礎をつくっているといえるでしょう。

ただでさえ生物を上手く教えられる先生は少ないですが、実験問題と論理力も合わせて指導できる先生は非常に希少価値が高いです。

逆に言えばそういったサポートがついている生徒は驚くほど有利になります。

参考書・問題集

慶応の生物を受験するのであれば、他の私立看護より1~2ランク上の理解が必要です。

参考書は難易度が高い大学でも対応できる深さのあるものがおすすめです。

看護向けのものは慶応には合いません。

 

問題集

全範囲をある程度のレベルまで勉強できる問題集が必須となります。

 

 

リードやセミナーは基礎から応用発展レベルまで網羅されているので適切です。

また、慶応レベルの実験問題に対処するのであれば、実験や計算も扱っている基礎問題精講などもプラスの問題集として有効です。

基礎問題精講は入試の基礎なので普通の看護であれば難しすぎるレベルなので注意してください。

 

日々の勉強の質をいかに高めるかが勝負であり、慶応の看護専用の問題集などは通常の参考書・問題集と効果が変わらないので注意してください。

 

まとめ

  • 他の看護とはレベルが違い知識だけじゃない
  • 広く深くい対策には1年半以上かかる
  • 生物は暗記と思っている時点で不合格まっしぐら

 

保護者の方へ

慶応義塾大学の看護学科は、私立看護でも最難関といえます。

 

多くの生徒が、生物は暗記科目だという勘違いをしています。

慶応の生物は暗記だけでは合格できず、国語力や数学力など複数科目指導できる先生がついているかどうかで合格可能性が大幅に変化してきます。

 

覚えれば何とかなる。といった発言をお子さんがしているのであれば、今すぐ対策が必要です。

現在のお子さんの生物を含めた学力が低くても、1年~2年正しい先生の下で勉強を進めれば慶応の生物攻略は十分に可能です。

目先の点数や偏差値に惑わされず、お子さんが正しい積み重ねが出来ているか保護者の方が注意してチェックしてあげてください。

 

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