同志社大学の文系数学
同志社大学の一般選抜では、
全学部日程
学部個別日程
の2種類があります。
ここでは主に全学部日程(文系)の文系数学を分析します。
全学部日程では文系の全ての学部で文系数学が選択(数学or社会)できますが、必須の学部はありません。
範囲はⅠAⅡBCであり、数B(数列・統計的な推測)、数C(ベクトル)となります。
同志社 → 経済・商・政策学部 法・文学・社会学部 理工学部 生命科学・スポーツ健康分析 理系数学分析 化学分析
個別学部日程でも数学は便利
学部個別日程でも文系の全学部で文系数学が選択できます。
ただし、全学部日程とは異なり、学部(正確には試験日)ごとに問題が異なるので注意してください。
経済学部・商学部・政策学部などは、他の大学で数学が必須もしくは有利になることも多いです。
早めの進路相談の上、併願校を考えて科目選択(数学もしくは社会)をしましょう。
慶應や早稲田など、関東の大学でも学部によっては文系数学が必須もしくは有利となります。
併願校に国公立の可能性がある場合には、共通テスト対策とのバランスも考えて長期的な計画を持たなければ同志社レベルは合格できません。
大問1は小問集合
大問1は3~4つの小問集合。
1つの小問に対して複数の解答欄が設定されており、答えのみ数値に記入します。
合計で10問が基本であり、計算要素が強い出題となっています。
公式を使いこなせば満点が狙える
難易度としては標準レベルの問題ばかり。
半分以上が黄色チャートやニューアクションフロンティアといった問題集の例題・練習問題でも十分解けるくらいの難しさです。
年によっては普通に満点が取れてしまうでしょう。
実際、同志社大学を狙う学生の多くは青チャートやニューアクションLEGENDくらいの難易度の問題集を使っていると思います。
青チャートならコンパス(2~)3~4つ、ニューアクションLEGENDなら星(2~)3つくらいの難易度の問題も多くあります。
大問1が7割は解けないのであれば大問題
大問1は大問2や3より難易度が低いです。
そして、大問1が半分以上は軽く解けないと同志社や近いレベルの併願校ではお話にならないというのが実情でしょう。
大問1は出題範囲は広いですが、難易度は高くありません。
真面目に取り組んでいれば大問1に限定すれば普通に7割前後の点数が取れます。
公式丸暗記でもある程度までは普通に解けるので、大問1が解けない生徒は今すぐ勉強方法を改善した方がいいです。
大問1が満足に解ききれない状態では、その先に合格はありません。
出題分野は全部と考える
小問集合は出題範囲の全てから出ると考えましょう。
大問2,3は多少の傾向がありますが、大問1は全範囲と考えてください。
同志社だけでなく、他の関関同立や東京の早慶上理など、ハイレベルな大学は出題範囲が限定しにくいです。
また、急にこれまでの傾向とは異なる範囲から出題されることもあるので、無理に範囲を限定せず全方位に勉強するのが当たり前といえるでしょう。
特に大問1レベルを全範囲勉強できないような計画になっている時点で、同志社は厳しい証拠。
遅くても高校2年生の夏。
可能であれば少しずつで構わないので、高校1年生から受験まで逆算した計画をたてるべきですし、そういった塾や家庭教師をサポートにつけるのもよいでしょう。
大問2と3は通常の大問だが設定が細かい
多くの大学では1つの大問に対して(1)~(2)or(3)のことが多いです。
一方で同志社大学では(4)もしくは(5)まで設けられていることが基本。
区切りが細かい分、共通テストや他の私立大学のように一般的な流れに沿って解答を作るのが上手い生徒ほど高得点が取りやすくなっています。
高い学力があれば別解でも問題ありませんし、合格点を取ることは難しくないでしょう。
出題範囲は王道だが、大問数が少ない
出題されやすい分野としては
微分積分
数列
ベクトル
場合の数・確率
があります。
これらは他の大学でも出題率が高い分野であり、同じ傾向が同志社でも当てはまるといえるでしょう。
多くの大学で特に出題率が高い分野として微分積分があります。
同志社でも一定の出題率がありますが、大問に限定すれば毎年必ず出題されるというほど頻出ではありません。(大問1の小問集合も含めると、非常に高い確率で出題されています)
難易度は高いが、標準レベルの問題も多く見られる
大問の中でも(4)あたりには難しい問題が見られます。
一方で、(1)や(2)は標準レベルかそれより少しだけ難しいくらいの難易度。
チャート式などでも例題で見られるような典型的パターンからの出題もみられます。
真面目に正しく勉強していれば、大問も半分くらいまで正解するのは難しくありません。
合格最低点は学部学科によって異なりますが、文系だと7割前後くらい。
大問1で満点に近い点数がとれて、大問2,3で標準レベルの問題がほぼ全問正解できていれば、難易度が高い問題がほぼ解けなくても合格最低点くらいは無理なくとれます。
年によっては満点がとれそうな大問もある
例えば2025年の大問2は、三角形と数列(漸化式)を組み合わせた問題でした。
条件が多く、問題文自体は長かったことから、難しく感じた生徒もいたかもしれません。
一方で、図形を正しくイメージできていれば、非常に簡単。 標準レベルの問題だけで満点が狙える大問でした。
同志社大学は難関大学なので、毎年簡単な大問が出題されるわけではありません。
一方で、文系数学は比較的点数が取りやすい難易度に設定されている科目だといえます。
京大や阪大、大阪公立大学などのような難しい問題ばかりに取り組むのではなく、標準レベルの典型問題を中心に勉強するほうが、合格最低点を超えるには有利です。
図示を求められることもある
2025年の大問3など、xy平面やab平面に関数を図示する出題もあります。
また、大問2,3は完全記述なので、証明問題が出題される年もみられます。
証明の形式は比較的典型的なものばかり。
難易度と参考書・問題集
数学が得意であれば青チャートやニューアクションレジェンド
数学が普通かちょっと苦手であれば黄色チャートやニューアクションフロンティア
といった問題集がベースを作っていくにはおすすめです。
その上で各大学の入試問題レベルや、チャートやニューアクションの章末問題にも取り組んでいけば合格に必要な学力はつきます。
別の問題集はチャートやニューアクションなどをしていれば基本的に使う必要はありません。
(チャートやニューアクション以外の問題集でも似た形式・難易度・網羅性があれば大丈夫です)
同志社を含めた関関同立を狙うのであれば、1冊をきちんとやりこんで、網羅的に基礎と標準レベルを学習することを強くおすすめします。
「文系数学 入試の核心」や「プラチカ」などの難関大学用問題集は、難しい問題が多すぎるので基本的に不要です。
文系だけど数学が得意だから点数をかせぎたい生徒は、難関大用の問題集を使うのもよいでしょう。
同志社も受けたいし、京大や阪大なども受験する可能性がある場合は取り組む必要があります。
まとめ
保護者の方へ
お子さんが私立文系だと、数学がいらないと感じる保護者の方も多いでしょう。
だからこそ、関関同立の文系数学はねらい目です。
理系ほど難しくなく、真面目に努力を継続すれば安定して高得点を狙うことができます。
同志社レベルの文系数学を攻略するために必要なのは、才能ではありません。
標準レベルの典型問題が多い同志社は、数学の才能より正しい勉強を継続することが必要。
お子さんの勉強を他の科目とのバランスも含めて正しい方向へと導き、継続のサポートもしてくれる先生がいれば、合格への最短距離を歩むことができるでしょう。
同志社分析を行ったプロ家庭教師へのお問い合わせは → こちら
他の記事一覧は → こちら

