【数学】昭和薬科大学の入試(過去問)を徹底分析 | 薬学部ならプロ家庭教師のロジティー

昭和薬科大学の数学

昭和薬科大学で、大学独自の数学を使うのはB方式があります。

さらに、D方式と推薦でも使えます。

 

昭和薬科大学の主な入試としては、

A方式(共通テスト利用)
B方式(大学の独自試験)
C方式(共通テスト + 独自試験)
D方式(共通テスト + B方式)
公募制・学校推薦型選抜

の5種類です。

さらに、指定校推薦(指定校制学校推薦型選抜)が70人の定員となっています。

 

公募制・学校推薦型選抜はB方式に準じた学力試験があるので、推薦を考えている生徒もB方式と同じような準備が必要です。

さらに志望理由書もあるので小論文に近い勉強も一部しておくと合格率が高まるでしょう。

 

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B方式の分析

本分析では定員が最も多いB方式の数学に焦点を当てて分析していますが、前述したようにB方式と併用されているD方式でも使える分析となっています。

昭和薬科大学の数学は80分で、大問は3つ。

 

範囲はⅠAⅡBCでBは数列のみ、Cはベクトルのみとなっています。

旧課程と基本的に範囲が同じなので、2023年以前の試験も傾向分析や過去問演習として利用できます。

時間が不足する可能性はほぼない

大問1は6つの小問集合なので一定のボリュームがありますが、正しい勉強をしていれば時間は十分に足りるように作られています。

急いで解くのではなく、ゆっくりでも正しい答えを導けるように準備をしていく方が、確実に合格に近づきます。

 

大問2,3は通常の大問。

難易度は高まりますが、大問1よりもボリュームが減るので時間はそこまでかかりません。

出題側の意図としても、時間にゆとりを持たせて、ゆっくりでも正確にできる限りの能力を見せてほしいということでしょう。

必要なら一部の問題は検算する時間もとれるでしょう。

難易度は基礎的な部分も多く含む

全体の難易度は標準レベルが中心。

薬学系の数学としては一部難しい問題も含まれていますが、合格最低点を考えると難しい問題を解ける能力は必要ありません。

 

いかに基礎問題を正確に解いて、標準レベルを一定以上解くか、がポイント。

基礎を固めれば合格点を超えることが一気に楽になるでしょう。

とにかく基礎、と覚えておきましょう。

 

昭和薬科大学 → 大学分析 化学分析

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大問1が勝負の分かれ目

大問1は小問集合で6問。

基礎~標準レベルの問題のみで構成されています。

 

公式をある程度理解し、よくあるタイプの問題を正確に解くことができれば、最低でも5問。

さらには6問すべてを正解することも十分に見込めます。

 

これは、現在の数学の学力が低くても実行可能。

昭和薬科対策として身に着けた基礎力は昭和薬科以外の薬学部がターゲットに入っている場合でもかなり役立ちます。

大問2と3に行く前に、必ず大問1の理解度をあげておきましょう。

重要範囲はまんべんなく

出題範囲はⅠAⅡBCからジャンルを問わずに幅広く設定されています。

 

基本的に大問1では、

場合の数と確率(数A)
数列(数B)
ベクトル(数C)
微分積分(数Ⅱ)

の4分野から、3つ以上出題されることはほとんどです。

 

また、この4分野は大問2,3のテーマにもなることが多いです。

この4分野は最優先として解きたいところですが、この4分野の勉強をする前に数Ⅰと数Ⅱの基礎力が必要になります。

計算力は暗記と理解のバランスがおすすめ

前述した4分野以外からは、数ⅠとⅡの計算要素が強い問題が多いです。

 

絶対値や高次方程式、最大最小にルートと不等式などがあります。

どれも基礎的なパターンを中心とした計算問題として出題されるので、深さよりも広さがポイントとなります。

 

大問2と3はミスが出ても片方の完答を目指そう

大問1で高い点数が取れていれば、大問2と3である程度間違えても合格点を超えます。

合格基準を理解しながら大問への勉強も進めましょう。

微分積分が出題されるとは限らない

多くの大学で微分積分は大問で確実に出題されますが、昭和薬科では出題されないこともあります。

特に小問が多く、独立した大問が2つしかないことが要因でしょう。

微積や数C(ベクトル・数列)の出題率が高いのは事実です。

 

また、ベクトルなどは数Aの平面図形や数Ⅱの図形と方程式がわかっているとかなり有利になります。

ただ暗記するのではなく、可能な範囲だけでも理解する努力を重ねることで、複数分野を複合する問題が解きやすくなります。

難易度は標準レベル

大問2,3は大問1よりも難易度は高いですが、各ジャンルの標準問題から出題されます。

 

正しい問題集を自分に合った勉強法で継続出来ていれば、確実に類似問題は勉強しているはず。

遅くとも高校2年生の夏~秋から取り組めば十分に合格が狙えます。

基礎と標準の問題を大切にして、質の高い積み上げをしましょう。

特に学校や塾と自分のペースが合っていない場合は、基礎を固める前に難易度が上がるので、非効率になりがち。

志望校と自分の学力を理解しておきましょう。

 

参考書・問題集

問題集のレベルとしては、基礎~標準を網羅したものがよいでしょう。

昭和薬科や同レベル以下の薬学部・薬科大学が第一志望であれば白チャート(Amazonリンク)で十分に合格レベルに到達できます。

 

昭和薬科に加えて、もう少し偏差値の高い薬学部・薬科大学を視野に入れているのであれば、黄色チャート(Amazonリンク)くらいをメインに使いましょう。

青チャートは確実に不要です。

 

まとめ

  • 基礎と標準が重要
  • 自分の学力を理解しよう
  • 昭和薬科以外の志望校があるかどうかもチェック

 

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