酪農学園大学の獣医学類を徹底分析 | 獣医学科ならプロ家庭教師のロジティー

酪農学園大学の獣医学類に合格するのための基本情報

酪農学園大学には獣医学群と農食環境学群があり、獣医学群にも獣医学類と獣医保険看護学類の2つがあります。

 

あなたが獣医師になりたいのであれば、獣医学群の獣医学類に入学することが、その入り口となります。

獣医学群には動物看護などを学べる獣医保険看護学類もあります。

 

また、2025年1月からの試験方式が大幅に変更される(後述)ので、十分に注意してください。

 

入試問題分析 → 英語分析 数学分析 生物分析 化学分析

1年で私立獣医に合格する勉強法 → 英語 数学 生物 化学

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アクセス

住所:北海道江別市文京台緑町582番地
最寄り駅:大麻駅(函館本線) から徒歩7分

北海道の中でも比較的中心に近く札幌まで電車でも車でも30分程度で行くことができます。

 

他の私立獣医との違い

違いとしては、北海道にキャンパスがあるということが大きいです。

北海道には北海道大学と帯広畜産大学という2つの国立獣医大学があります。

 

試験の上では、岡山理科大学などと同様に、試験の場所を選ぶことができます。

北海道だけでなく、東京・大阪などからも試験が受けられるので、他の国立大学、私立大学と併願しやすいのも便利です。

 

私立獣医をうける生徒であれば、私なら確実に候補としていれるように勧める学校です。

 

試験に関して

定員

獣医学類は全体で120人ほどが入学します。

その中で2024年1~3月の入試では1期の学力・共通テスト併用型が77人と大半を占めます。

77人の内訳は
65人が普通のA日程(通常)
12人が理科の配点が高いA日程(理科重点)

実際に酪農学園大学の獣医学類に本気で挑んでいる人は、第1期学力試験にすべてをかけるつもりで挑戦しましょう。

 

試験科目(A日程:通常)

試験科目は私立獣医では標準的な3教科3科目です。

英語と数学は共通テスト
理科のみ酪農学園独自の試験です。

 

【英語】共通テスト利用(リスニング2割)
【数学】共通テスト利用
【理科】化学、生物から1つを選択

 

試験科目(A日程:理科重点)

理科の配点が2倍になります。

【英語】共通テスト利用(リスニング2割)
【数学】共通テスト利用
【理科】化学、生物から1つを選択

 

共通テスト利用入試(3教科5科目方式)

【外国語】英語(リスニング2割) 200点
【数学】ⅠA・ⅡB 200点
【理科】生物・化学・物理から2つ選択 200点

 

共通テスト利用入試(5教科5科目方式)

【外国語】英語(リスニング2割) 200点
【国語】現代文のみ 100点

『数学』ⅠA・ⅡB・Ⅰ・Ⅱから1つ
『理科』生物・化学・物理・地学から1つ or 基礎科目から2つ選択
『地歴』地理AorB・日本史AorB・世界史AorBから1つ

選択科目は各100点満点

 

2025年1月以降(新課程)の入試に関して

現時点で高校1,2年生および浪人生が対象となります。

 

端的に言うと、2020年1月から英語と数学は共通テスト利用でしたが、2025年1月から酪農学園大学独自問題の英語と数学が入る試験方式が復活します。

酪農学園大学は英数が共通テストになったことで多くの私大受験生から試験対策の面で受験しづらくなり、共通テストそのものの良くない側面が大きかったことを考えてのことでしょう。

 

入試形式の大幅な変更

獣医学類では、以下の3方式がめいんとなります。

一般選抜(個別学力入試:酪農学園大学の独自試験のみ)
学力入学試験・大学入学共通テスト併用型入学試験
大学入学共通テスト利用入学試験(3教科5科目・5教科5科目)

 

注意点としては、酪農学園大学の独自試験のみで行われる一般選抜も数学Cも入っています。

2年間は移行措置として数Bと数Cの1項目のいずれか1問とあるので、以前からの数列とベクトルさえ勉強しておけば、複素数平面や統計的な推測は勉強しなくても試験に一切影響しません。

 

また、共通テストを利用する場合の数学も数学ⅠAⅡBCと数学Cが入っていることが大きな変更点となります。

 

情報Ⅰは入らない

2025年1月の共通テストを利用する方式では、現在のところ情報Ⅰは未利用の予定です。

合格最低点

A日程(通常)は共通テストの英数にかなり影響されます。

基本は183~189点(61~63%)が合格最低点となります。

 

A日程(理科重点)は独自試験である理科の配点が2倍。

ただし、こちらも240~250点(60%強)が合格最低点となります。

 

共通テスト利用前(2020年以前)

前期試験にあたる1期学力試験の合格最低点は、55~62%程度

こちらは2025年1月以降もこれくらいの合格点になる試験を作成してくる可能性が高そうです。

だいたい6割を基準として勉強するのがわかりやすいと思います。

 

男女比・現役浪人比・学費

男女比は年によって変動がありますが、大体5:5くらいになっています。

ここ2~3年はA・B日程ともに入学者は女子生徒の方が多くなっています。

真面目で優秀な女子生徒には人気が高いようです。

 

現役浪人比

年によって変動が大きく、公式のデータは出ていませんが、大体4割程度が現役といわれています。

また、2浪以上も2割程度いるといわれており、浪人生にとっては選択肢として入れやすい環境です。

学費

学費は6年間で約1330万円(同窓会費や互助会費などの諸会費を含む)となっています。

多くの大学では、入学金の影響で初年度の金額が高いですが、酪農学園大学は逆です。
入学金が30万円で、それを含めて初年度が約180万円
2~6年が年額約230万円となっています。

また、立地の関係から学生寮があるのも特徴です。

 

保護者の方へ

試験方式の変更により、私立のみの受験を考えていた生徒にとって、受験しにくい大学となりました。

一方で現在の1,2年生および浪人生は前の対策しやすい受験方式が戻ってきますので、受験しやすくなります。

 

お子さんが私立をメインターゲットに考えている場合には、学年を考えるとともに、勉強計画が非常に重要になります。

浪人生は特に注意が必要でしょう。

 

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