酪農学園大学の獣医学類を徹底分析 | 獣医学科ならプロ家庭教師のロジティー

 

酪農学園大学の獣医学類に合格するのための基本情報

酪農学園大学には獣医学群と農食環境学群があり、獣医学群にも獣医学類と獣医保険看護学類の2つがあります。

 

あなたが獣医師になりたいのであれば、獣医学群の獣医学類に入学することが、その入り口となります。

獣医学群には動物看護などを学べる獣医保険看護学類もあります。

 

また、2026年4月には食環境学群の中に、農環境情報学類が開設予定です。

 

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アクセス

住所:北海道江別市文京台緑町582番地
最寄り駅:大麻駅(函館本線) から徒歩7分

北海道の中でも比較的中心に近く札幌まで電車でも車でも30分程度で行くことができます。

 

試験に関して

定員

獣医学類は全体で120人ほどが入学します。

その中で2026年1~3月の入試では第1期の学力入試が42人と最大の定員。

次いで第1期併用型入試(A日程/通常)が25名

また、第1期併用型入試(A日程/理科重点)が5名

合計で72名と全体の半数以上が第1期の入試で決定します。

実際に酪農学園大学の獣医学類に本気で挑んでいる人は、第1期学力試験にすべてをかけるつもりで挑戦しましょう。

 

指定校推薦や各種の学校推薦型選抜(複数の方式で35名)も以前より枠が大きくなっています。

獣医学類では推薦でも学力試験があり、小論文も課されます。

試験日程も考えると一般入試より先に動き出す必要があるといえます。

試験科目

試験科目は私立獣医では標準的な3教科3科目です。

全て酪農学園大学の独自試験の形式と、共通テストを併用する形式、共通テストのみで受験する形式があるので注意してください。

第1期学力入学試験(A日程)

【英語】
【数学】ⅠAⅡBC
【理科】化学、生物から1つを選択

全て大学独自の試験です。

 

第1期学力入学試験・大学入学共通テスト併用型入学試験(A日程:通常)

英語と数学は共通テスト

理科のみ酪農学園独自の試験です。

【英語】共通テスト利用(リスニング5割)
【数学】共通テスト利用
【理科】化学、生物から1つを選択

第1期学力入学試験・大学入学共通テスト併用型入学試験(A日程:理科重点)

理科の配点が2倍になります。

【英語】共通テスト利用(リスニング5割)
【数学】共通テスト利用
【理科】化学、生物から1つを選択

 

第2期試験の科目は、この理科重点方式と同じ科目・配点となっています。

共通テスト利用入試(3教科5科目方式)

【外国語】英語(リスニング5割) 200点
【数学】ⅠA・ⅡBC 200点
【理科】生物・化学・物理から2つ選択 200点

 

共通テスト利用入試(5教科5科目方式)

【外国語】英語(リスニング5割) 200点
【国語】現代文のみ 100点

『数学』ⅠA・ⅡBC・Ⅰ・Ⅱから1つ
『理科』生物・化学・物理・地学から1つ or 基礎科目から2つ選択
『地歴or情報』地理・日本史・世界史・情報Ⅰから1つ

選択科目は各100点満点

 

合格最低点

2025年1月の試験から、旧方式が復活し、合格最低点を見るには注意が必要です。

2026年の第1期学力試験(A日程)は大学の独自試験のみで構成される3科目の試験となりますが、2024年の2月までに実施されていたA日程は共通テストと大学の独自試験の併用方式の名前となります。

 

2025年2月の大学独自試験のみの方式「第1期学力試験(A日程)」における第一志望合格者の平均

231.1点(300点満点)

較正点(科目の違いなどに基づいて大学側が調整した点数)は186.1点

 

これは合格最低点ではなく、合格者の平均点です。

酪農学園大学を目指して浪人生活をして大幅に点数をあげた生徒や、数学や理科は得意でも共通テストの国語などで失敗して国立は不合格で酪農学園大学に入った生徒の点数も含めて231点です。

現実的に合格最低点を予測すると200点以下でも不思議はありませんし、過去の傾向を考えると合格最低点が200点を大きく超えることはまずないでしょう。

 

予測になりますが、2026年2月の試験も300点中180~200点が合格最低点になることが見込まれます。

第1期の共通テストと独自試験の併用型

A日程(通常)は共通テストの英数にかなり影響されます。

基本は183~189点(61~63%)が合格最低点となります。

 

A日程(理科重点)は独自試験である理科の配点が2倍。

ただし、こちらも240~250点(60%強)が合格最低点となります。

 

共通テスト利用前(2020年以前)

前期試験にあたる1期学力試験の合格最低点は、55~62%程度でした。

2025年2月に実施された試験は、合格最低点が公式から公表されておらず、平均点のみ。ただ、較正点をみると過去と似たような得点となっています。

 

だいたい6割を基準として勉強するのがわかりやすいと思います。

 

男女比・現役浪人比・学費

男女比は年によって変動がありますが、大体5:5くらいになっています。

ここ数年はA・B日程ともに入学者は女子生徒の方が多くなっています。

 

現役浪人比

年によって変動が大きく、公式のデータは出ていませんが、大体4割程度が現役といわれています。

また、2浪以上も2割程度いるといわれており、浪人生にとっては選択肢として入れやすい環境です。

学費

学費は6年間で約1416万円(同窓会費や互助会費などの諸会費を含む)となっています。

入学金が30万円で、それを含めて初年度が約260万円

2~6年が年額約230万円となっています。

また、立地の関係から学生寮があるのも特徴です。

 

保護者の方へ

過去数年は共通テストとの併用方式が多くの定員を占めていましたが、元に戻り大学独自の試験が中心となりました。

他の私立獣医と科目や傾向が近くなったので、併願がしやすくなりました。

 

同時に獣医学類(獣医学科に相当)でも推薦入試の枠が年々増えており、今まで以上に早くから準備をする必要性が高まっています。

 

お子さんが私立獣医をメインターゲットに考えている場合には、勉強計画が非常に重要になります。

国立も私立もどちらも視野に入れている浪人生は特に注意が必要でしょう。

 

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