経済学部の基本情報
青山学院大学の経済学部には、
- 経済学科
- 現代経済デザイン学科
の2学科があります。
伝統的で創業力を高める経済学科
地域や政策に関連し、実践力を修得する現代経済デザイン学科
切り口が違いますが、共通部分も多くあります。
青山学院大学分析 → 経済学部(英語 政治経済) 理工学部 文学部
青学統一日程分析 → 英語 文系数学 理系数学 化学 政治経済
他のGMARCH分析 → 立教大学 明治大学 中央大学 法政大学 学習院大学 その他の大学分析
試験方式
- 一般選抜(個別学部日程)
- 一般選抜(全学部日程)
- 大学入学共通テスト利用入学者選抜
の3種類があります。
また、学校推薦型選抜や総合型選抜(AO)も実施されています。
個別学部日程は注意が必要
メインの一般選抜(個別学部日程)は定員が多く、最もメインの方式といえます。
その分、学部ごとに細かい違いがあり、受験者の得意不得意や併願校の科目によっても狙うべき部分が違います。
個別学部日程はⅠ~Ⅳの4種類の形態。
Ⅰ:独自問題+共通テスト (経済学部は実施なし)
Ⅱ:独自問題+共通テスト+英語外部試験 (経済学部は実施なし)
Ⅲ:独自問題+英語外部試験 (経済学部は実施なし)
Ⅳ:独自問題 のみ
経済学部の個別学部日程はⅣの形態のみですが、科目によってAとBの2日程に分かれています。
A日程であれば社会
B日程であれば数学
となります。
定員
A日程 | B日程 | 全学部 | 共通テ | |
経済 | 180 | 100 | 30 | 10 |
デザイン | 50 | 25 | 10 | 10 |
試験科目・配点
一般選抜(個別学部日程)
一般選抜(全学部日程)
大学入学共通テスト利用入学者選抜
の3つで微妙に科目構成が異なります。
両学科ともに科目と配点は同じです。
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個別学部日程(A日程)
【英語】150点
【社会】政治経済・世界史探究・日本史探究から1つ 100点
2025年2月に実施された試験では、公共や歴史総合は範囲外でした。
個別学部日程(B日程)
【英語】150点
【数学】ⅠAⅡBC 100点
C:ベクトル
全学部日程
【英語】150点
【国語】100点 現代文のみ
『社会』100点 政治経済・世界史探究・日本史探究
『数学』100点 ⅠAⅡBC
数学と社会から1科目選択
共通テスト利用
【英語】200点 リーディング + リスニング
【数学】100点 ⅠAもしくはⅡB
【国語】100点 現代文のみ
【社会】100点
合格最低点
問題傾向の変化および判定方法の変更などによって、近年は平均点が年におより大きくぶれています。
あくまで目安として参考程度にすることをおすすめします。
基本的に合格最低点としては、
経済学科 > 現在デザイン学科
という傾向があります。
また、経済学科の共通テスト利用は省略しています。
経済学科
個別学部のA日程(社会利用)
160点(250点満点:64%)が合格最低点です。
社会は比較的点数にブレが出にくく、英語の影響を受けやすくなっています。
個別学部のB日程(数学利用)
145~165点(250点満点:58~66%)が合格最低点です。
2020年くらいまでは上昇傾向でしたが、近年は合格最低点が大幅に下がっています。
目安としては60~65%程度になりそうですが、年により大きく違うので注意が必要です。
早慶上智の経済・経営・商学部関係も併願校として一応視野に入れるのであれば、数学利用がおすすめです。
全学部日程
近年は260~285点(350点満点:74~81%)程度です。
3年ほど前まではほぼ毎年77%前後でしたが、ここ数年で大きく傾向が変わっています。
現代経済デザイン学科
個別学部のA日程(社会利用)
だいたい150~170点(250点満点:60~68%)が合格最低点です。
経済学科と合格最低点はほぼ同じか、数点だけ下になります。
社会を利用するA日程は点が取りやすく、合格最低点そのものがB日程より高くなりやすいです。
ただし、一部の年では数点ですが逆転することもあります。
個別学部のB日程(数学利用)
135~160点(250点満点:54~64%)が合格最低点です。
経済学科よりA日程とB日程の差が出やすく、数学がちょっとできるだけで大幅に合格に近づきます。
定員は少ないですが、本気で経済学部を希望する生徒は数学の利用を真剣に検討することをオススメします。
現在の学力が低くても、質の高い先生の指導を受ければ数学の点数を伸ばすことは十分に可能です。
全学部日程
250~285点(350点満点:72~81%)程度です。
A日程同様に、経済学科とほぼ同じか若干低くなります。
全学部日程は定員が限られており、偏差値のより高い他大学との併願の生徒も多いです。
青学が第一志望であれば、個別学部日程の方が合格率が高まるでしょう
保護者の方へ
青学の経済は学科数が少ない分、定員は多く設定されています。
また、文系と理系の中間である経済学部は、お子さんに合わせて受験科目を選定すべきであり、
学校の文系と理系という区分を無視して勉強スケジュールを組んでいくべきです。
実際、数学を利用するB日程は、勉強方法で数学を改善すれば現在の偏差値に関係なく合格しやすくなります。
もちろん、数学が苦手で社会が得意であれば、最も定員が多いA日程が最適でしょう。
青山学院大学は難しいので、ただやみくもに勉強するだけでは合格は容易ではありません。
理系も文系も教えられるいい先生をご家庭が用意してあげることで、合格率を向上させましょう。
特に数学と社会は先生の質によってお子さんの運命が変わるといえるほど大きな差がでます。
文理の複合を成し遂げつつ青学の経済学部を目指すなら → こちら
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