青山学院大学 経済学部の政治経済入試
青山学院大学の経済学部では、
個別学部日程に
A方式
B方式
の2つがあります。
政治経済を含む社会があるのは定員が多いA日程。
B方式は社会ではなく数学となります。
青学では政治経済を選ぼう
A方式において社会は選択制。
政治経済・世界史B・日本史Bの3科目から1科目を選択します。
時間は60分で100点満点と、英語よりは配点が低くなっています。
一方で英語と社会の2科目のみなので、社会で点を落とすと合格が非常に難しくなります。
1年でも合格を狙いやすい
青学は難易度が高いですが、経済学部は2科目と少ないです。
英語はどの学部学科でも入試科目にあるので、勉強を頑張った人が多いはず。
これまで社会に力を入れていなかったけど、青学の経済を目指したいのであれば、政治経済がおすすめです。
暗記量が多い日本史と世界史は、どう頑張っても1年半~2年くらいは必要ですが、政治経済であれば短ければ半年、通常でも1年~1年半頑張れば、合格を普通に目指すことができます。
理系から文系に変更した場合は、数学も活かす
進路を理系から文系に途中変更した場合は、理系で頑張った数学のあるB日程を活かしつつ、並行して政治経済を勉強するのがいいでしょう。
A方式の方が定員がだいたい2倍なので、B方式のみよりA方式の可能性を残した勉強をおすすめします。
全学部日程でも政治経済は難易度が高くないのでねらい目となっています。
青山学院大学分析 → 経済学部(英語) 理工学部(数学 化学) 文学部 教育人間科学部
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政治分野から1つ
3つの大問のうち、大問1は政治分野から出題。
権利や地方自治などから出題されやすく、特に近年社会問題となりやすい権利に関しては出題されやすくなっています。
今後も憲法改正といった話題に上りやすい事項から出題される可能性があるといえるでしょう。
難易度は標準的より少し細かい
出題の大半が選択問題であり、一部記述もほぼ単語のみの記載です。
難易度の高さは、思考力の深さではなく暗記の細かさ、事例の多さからくるものであり、暗記テストとなっているのが実情です。
特に数値や年数に関する出題が多くなっているので、残念ながら政治経済の本質から逸れている部分が大半となっていますが、
学問を進めるうえで基礎的な知識が重要なのは事実です。
逆に言えば努力の量が点数を決めます。
真面目にコツコツ頑張れる生徒を、大学が求めています。
経済が中心
大問2と3は経済分野からの出題。
政治分野と同様に、近年日本で注目されやすい分野の出題率が高くなっています。
コロナや戦争が大きなトピックスですので、国際金融や円安、エネルギー問題や日本の赤字と借金などはしっかりおさえておくべきでしょう。
知識重視は政治分野と同じ
経済分野でも、難易度は標準より高め。
求められる知識の深さによって、難易度が高められています。
政治経済で選択と単語記述だけなので、難易度を高めようとすると求める知識を細かくするしか方法がありません。
青学としても苦肉の策といえるでしょう。
真面目にしっかり知識を積み上げるだけで点が取れますが、真面目さがなく暗記に正面から取り組めない生徒は、合格することが難しいでしょう。
例をおさえる
一つ一つの単語に対して、例示で当てはまるものと当てはまらないものを選ぶ問題もよくあります。
消費税に関する知識、国内における付加価値、自己資本比率など、
出来るだけ生徒に考えさせる問題を増やそうとする、出題側の努力があります。
実際には考えなければいけない問題は1割もなく、ほぼ暗記なので、暗記が優先ですが、考える習慣はつけておきましょう。
参考書・問題集
参考書は、とにかく自分が暗記をしやすいものを選びましょう。
得に経済分野を重点的に学習する必要があります。
難易度は標準レベルが中心になります。
早慶や国立大など青学より難しい学校がなければ、記述対策や高難易度問題への対応は不要になります。
青学が第一志望の場合は、高校3年生になりたてくらいのタイミングで、一度赤本を解いてみるのもオススメです。
どれだけ細かい知識が要求されるか確認しておくと、暗記がすすめやすいといえます。
まとめ
- とにかく暗記
- ニュースを見ておくと有利
- 対策はしやすい
保護者の方へ
政治経済は、科目名だけをみると経済学部の重要科目に思えます。
青山学院大学の経済学部でも、全学部日程でも、政治経済は圧倒的に暗記に偏っています。
そのため、そもそも勉強範囲が多くない政治経済では、勉強をはじめる時期が遅くても、いい勉強さえできれば他の科目より短期間で対策が可能です。
実際には青学以外の併願校のバランスと、英語など他の受験科目のバランスをしっかり考える必要があるので、政治経済専門の先生よりも、複数科目を指導してくれる先生の方が圧倒的にいいでしょう。
政治経済は努力で点数が取れるので、世界史や日本史よりおすすめです。
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