岐阜大学の化学
岐阜大学の化学は、医学部とほかの学部で微妙に異なります。
理科の負担は医学科では2科目と重いですが、他の学部では1科目。
(医学科は大問4つ、他の学部学科は大問5つ)
共通テストと2次科目のバランスを考えながら勉強していきましょう。
2025年からは共通テストで情報(50点分)も必須となります。
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医学科以外は時間に余裕あり
工学部と応用生物科学部(獣医学科含む)・教育学部は1科目で120分と時間にかなり余裕があります。
化学は計算もありますが、量は多くなくじっくりと検算できます。
逆に医学科は選択科目によっては時間がギリギリになるので、化学くらいの計算は検算ほぼ0で出来るくらいの能力が前提といえるでしょう。
化学基礎はできて当然
岐阜大学がそうであるように、国公立大学では1次試験として共通テストを受けます。
2次試験である岐阜大学の入試では化学基礎の問題はほぼ出題されません。
5つの大問で4つは化学が中心。
出題されないから対策しなくていいのではなく、化学基礎は全受験生が全員高得点が取れてしまい、差が出ないから出題されないだけです。
共通テスト時点で、化学基礎の理解は完璧に近いレベルが求められるでしょう。
(医学科や獣医学科を目指すのであれば、2次科目でもある化学は最低でも共テで85%。標準で90%以上の実力が必須)
高校1年から無理なく正しい勉強をすれば自然と出来るようなっているはず。
獣医学科や医学科は必須です。
(2026年の共通テストCボーダーは医学科で81%、獣医学科で79%だが、獣医以外の応用生物科学部、工学部の大半の学科は65~75%)
難易度は標準的
全体としては、ちょくちょく応用・発展レベルが混じりますが、傾向をみると標準レベルがメイン。
一部の難しめの問題ができないとしても、標準レベルが完璧にとれていれば合格最低点がとれるように作られています。
国立の岐阜大学を目指すのだからハイレベルな勉強をしなければという気持ちは理解できます。
特に今より偏差値を大きく上げたい生徒や、浪人生など焦りやすい状況の生徒によく見られます。
難問ではなく、標準レベルを高める方が合格率も高まるという理解を忘れないでください。
幅広い出題範囲
国立大だけあって、どの分野からの出題もあり得ます。
出題傾向自体はありますが、傾向は参考程度にとどめましょう。
化学平衡や酸塩基といった王道から、苦手な人も多い結晶格子や 出題頻度の低い浸透圧からの出題もあります。
範囲の広さは共テ対策と同じになるので、基本的に障害になりません。
一方で、岐阜大では前述したとおり少し難しい問題も出題されます。
計画的に勉強を進めないと、全ての範囲を網羅的に高いレベルにしていきつつ、化学以外の科目もバランスよく点数を上げるのは難易度が高いです。
計画性と継続力が何よりも重要になります。
メインは理論化学
基本的に理論化学の大問が2つ程度出題されます。
全部で5つ(医学科は4つ)の大問がありますが、
2025年は理論化学の大問が2つ
2024年は理論化学の大問が2つ(どちらも酸化還元がメインという変化球)
2023年も理論化学の大問が2つ
となっていました。
医学科は受験しない大問5に理論化学が来やすいこともあり、医学科は
理論化学1
無機化学1
有機化学2
という構成が最も多いです。年によっては理論化学から2つで、有機化学が1つとなります。
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偏りない勉強は共通テストと同じ
理論化学は若干化学平衡の出題頻度が高く、あまりに簡単すぎる酸塩基などの単独大問になりにくいです。
若干の傾向はありますが、基本的には様々な出題が考えられます。
共通テストもまんべんなく出題されますので、偏りをつくらず、得意を伸ばすよりも苦手をなくす勉強をした方が点数が安定するでしょう。
逆に、私立でしっかり抑えをつくるか浪人覚悟で、岐阜大学はチャレンジ校として設定する場合は、理論化学は得意を伸ばすことをおすすめします。
2次試験は明らかに共通テストよりワンランク難しく、共通テストまで全般的に勉強し、 それ以降は得意を伸ばしましょう。
無機化学の出題頻度は多少低い
無機化学の出題頻度は75~90%程度です。
出題がほぼない年もありますが、毎年多少の出題(大問1つ分くらい)はありそうです。
年によっては大問半分くらいということもあり、暗記もありつつ理解と複合させています。
基本的には大問1つ出題される前提で勉強をすすめましょう。
完全暗記はほぼなく、かならず反応や計算と絡めて出題されます。
無機化学でも理論化学や有機化学と同様に、反応式を暗記ではなく理解しましょう。
化学は変化の学問であり、一問一答ではなく反応自体に加えて、前後のつながりが重要です。
有機化学は1.5のイメージ
有機化学では、炭化水素鎖や芳香族といった王道の問題はほぼ100%出題されます。
一方で高分子化合物の出題率は50~80%程度。
有機化学の精度をしっかり高めてから高分子に取り掛かるべきですが、そもそも有機化学に取り組みタイミングが遅くなると困ります。
学校によってペースが異なりますが、塾や家庭教師を利用していたとしても、予定が狂うことはよくあるので、早めを心掛けましょう。
レベルは発展が混じる
標準~応用・発展の難易度となっていますが、極端に細かい知識が必要なわけではありません。
他の大問でもそうですが、有機化学でも一般的な問題集の難しめのものに類題が必ずあるので、対策自体は普通に可能になっています。
有機と高分子は勉強効率が高く、受験化学で最強の武器になります。
英語や数学より点数が短期間でとりやすいので、受験前対策も有効となっています。
まとめ
- 基礎は出来て当たり前
- 自分の実力を考えて問題を選ぶ
- 医学獣医学は苦手を潰そう
保護者の方へ
岐阜大学の化学は、国立大だけあって標準レベルの一つ上まで必要になります。
共通テストでも高い点数を取り、2次試験の化学でも合格最低点を超えるには、進路を早めから考える必要があります。
遅くても高校2年の初めには受験を考えて少しずつ準備をすることが理想的。
理科が2つ必要な医学部と、医学部に次いで高い能力が求められる獣医学科の受験生は、特に自己分析が必要になります。
受験生は迷いやすいです。
精神的なサポートも含めて、ご家庭に加えて塾や家庭教師の質にこだわり、うまく使いこなしましょう。
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