【英語】中央大学の統一入試(5学部共通選抜)を徹底分析 | 中央大ならプロ家庭教師のロジティー

 

中央大学、6学部共通選抜の英語

中央大学では2021年まで統一入試と呼ばれていた方式が、
6学部共通選抜に名前が変更されました。

さらに、2025年の1月以降の入試は5学部共通選抜となります。

文系5学部で同じ入試問題が同じであり、一般的な学部別と難易度はあまり変わりませんが、併願や日程が異なります。

5学部共通選抜が利用できる学部

  1. 法学部(4教科型・3教科型)
  2. 経済学部
  3. 商学部
  4. 文学部
  5. 総合政策学部

国際経営学部(4教科型・3教科型)は共通選抜がなくなり、学部別選抜と小論文などがある総合型がメインとなっていきます。

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英語の重要度

英語の配点は100~200点。

基本的には英語が150点で、他の科目が100点の学部が多くなっています。

一部の学部では英語がひときわ重要になっています。

5学部共通選抜だけでなく、学部別入試でも英語は重要科目。

しっかり対策を行いましょう。

一般的な分量

英語は80分で大問が6つ

大問4,5,6と3つの長文があります。

各長文は800~1000語が中心と、MARCHでは標準的。

一定の分量がありますが、正しい読み方をしていれば時間をそこまで気にする必要はありません。

前半は文法

最初の大問は4択の一般的な文法問題です。

近年は難関大で減少傾向にありますが、中央大では15問も出題。

難易度は標準的ですが、比較的取り組みやすい問題もあるので、きっちり点をとりましょう。

大問2と3は文法の誤りを指摘

大問2では、1文中の4か所の下線部から文法上の誤りがある1つを選びます。

こちらも、文法問題集でよく見られる形です。

大問3は4つの文から文法上誤りのある1文を選びます。

1文のどこに文法上の誤りがあるかを見つけることは難しく、類題がある問題集も少ないので、ここで一定の点数を落とすことは仕方ないでしょう。

大問1が30点で、大問2と3を足しても25点。

しっかり大問1で点を確保しておけば、文法がある程度苦手でも十分に合格点を確保できます。

文法比率は併願する学校にもよるので、注意してください。

長文が3つ

大問4は30点
大問5は30点
大問6は35点

性質の異なる長文で、150点の配点中95点あり、ほぼ長文で勝負が決まります。

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大問4は空所補充

大問4は長文中にある空欄に、4択から単語などを補充します。

文法的な空欄補充ではなく、前後の文の意味を理解して行う形式であり、きちんと長文を理解しながらでなければ正しい選択はできません。

標準レベルの単語や熟語もあるので、一定の理解が必要です。

大問5と6は長文理解

5学部はいわゆる文系に分類される学部ですが、長文の内容は理系的要素が含まれている年も多いです。

近年はフェイクニュースやAIと文化など時事に関連するものもあれば、創造的思考といったまさに文系というものもあります。

インド市場と日本の文化や生物多様性と風力発電といった多面的な要素もあり、過去には経済や権利といった内容からも出題されています。

どちらかというと文系的な内容が多いのは事実ですが、絞りすぎないようにしましょう。

文系的な文章と理系的な文章は、読解の本質は同じですが違いはあります。

文系学部でも、文理両方の練習が必要です。

難易度はMARCHでは一般的

中央大学はMARCHでは真ん中くらいの難易度であり、この英語もその通りとなっています。

注意してほしいのは、難しすぎる問題で練習しても、簡単すぎる問題で練習しても、効率が悪いということです。

特に自分に合っていなければ効果が半減します。

大学や入試問題を基準にするよりも、自分の実力を基準に考えましょう。

問題集

求められる単語や熟語は、一般的なものです。

共通テストや旧センター試験、中堅私大向けの英単語帳を1冊仕上げておけばある程度の基礎として十分でしょう。

そこに加えて、長文練習などでわからない単語を少しずつ増やしていきましょう。

併願校に早慶上理などが入る場合は、もうワンランク上の単語帳が必須です。

中央大が志望校で最難関の場合でも、難しい単語帳まで頑張っておくと楽になりますが、自分に合ったものが最も効率的です。

文法

大問1があることから、基礎~標準的な文法問題集を最低でも2.5回は取り組みましょう。

本来は中学1,2年生から勉強方法を考えて定着させることが理想です。

実際には高校1年生から少しずつ積み重ねることが合格への近道ですが、ほとんどの生徒が文法の学習方法を間違えているので、正しい勉強方法を教えてくれる先生を確保することが最優先でしょう。

学校の文法問題集でも構いませんが、高校2年生くらいに一つの問題集をコツコツと仕上げることもオススメです。

長文は700~1000

中央大学の中でも、学部共通の英語の長文は簡単ではありませんが極端に難しくはありません。

中堅私大くらい、500~700語レベルの長文読解問題を中心に演習します。

標準や中堅私大といわれるレベルの質を高めることが重要で、早くから1000語レベルに取り組むことは失敗の原因になりやすいです。

3年生や浪人生の秋くらいになってから難しめの長文を本格的に始めるくらいで間に合います。

多様な内容と長文読解の練習という意味では、共通テストも有効ですし、 大問1などの文法の復習も兼ねるのであれば、センター過去問を使うのもよいでしょう。

浪人生であれば春~夏、
現役生であれば高校3年の夏休みくらいに毎日一定量の長文を読みながら、自分のパターンを築き上げていきましょう。

まとめ

  • 配点比率に注意
  • 標準レベルがメイン
  • 自己分析を大事に

保護者の方へ

中央大学の5学部共通入試では、英語の配点が高く非常に大切な科目です。

中央大学にしては標準的な難易度であり、お子さんが正しい勉強をしてれば、現在の偏差値が50未満でも十分に合格を狙うことができます。

しかし、勉強方法を間違えていれば、偏差値60越えの高校に通っていても合格は難しいです。

単語と熟語・文法・長文のすべての要素で一定レベルを超えなければいけません。

英語の改善には時間がかかります。

遅くとも高校2年生の夏から正しく効率的な勉強をスタートしておきましょう。

手遅れにならないように、保護者の方がサポートしてあげてください。

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