埼玉大学の英語(教育学部・教養学部・経済学部)を徹底分析

埼玉大学の英語

埼玉大学は公立大なので、共通テストが必須。

その分、学校独自の試験は科目数が少なく、英語が必要なのは、文系学部のみです。

本分析は、

教育学部教養学科
教育学部の文系コース、言語文化(英語)など
経済学部に関係しています。

特に教育学部の一部学科では35%が2次試験の英語で決まることからも、その重要性がうかがえます。

経済学部は英語は必須ではなく、英数国から2つ選びます。

経済学部受験者は、個人的には英数選択が将来のことを考えるとおすすめです。
英語と数学は経済学を考えるうえで欠かせない要素といえるでしょう。

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国公立によくあるタイプの出題

大問は3つで90分。

問題の長文、問いかけの文、選択肢の文のすべてが英語で記載されており、
問題用紙に日本語は一切出てきません。

最初に国公立の中でも長めの長文が2つあり、最後の大問3がボリュームのある英作文となっています。

2つの長文は入念な対策が必要

2つの長文は、共通テスト(旧センター試験)の大問6よりも長い、900~1250語程度の長文が2つ。

しかも2つの出題傾向は同じです。

偏差値が比較的近く、併願でGMARCHクラスを受験する生徒も多いかと思います。
GMARCHの英語は、

  • 1000語越えの長文の場合は1つ
  • 長文が2つある場合は、500語程度が中心と埼大より短い

というのが中心。

連続して長い長文を読むと、思った以上に消耗します。
時間の使い方も含めて、私立大とは違った練習が必要でしょう。

徹底的に長文理解

どちらの長文も、ほぼすべての問題が内容理解

一部、単語問題や、接続詞・接続節といった文法要素がある問題もありますが、それらも長文に絡めて出題されます。

出題傾向もわかりやすい

内容理解の問題も、

  • 下線部が示す内容に近い選択肢を選ぶ問題
  • 筆者の意見を選ぶ問題
  • 下線部の意味として間違っている(NOT)の問題

といった、長文読解ではおなじみのものばかり。

しっかり内容が理解できていれば普通に解け、内容理解がイマイチであれば上手く選べないように設定されています。

なんとなくではなく、いかに正しい長文理解をしていくかが、カギとなります。

最初は評論

「貨幣制度」「戦争と平和」など、教育系文系をメインターゲットとした長文読解になります。

歴史、思想、言語、教育といった文系英語を徹底して練習することにより、本番はなんとなく読んだことがあると感じることができるでしょう。

共通テストでも扱われやすい題材なので、一石二鳥です。

中盤にエピソードのような例示

理系では中盤に実験などの話が入りますが、埼大は文系用の英語。

小説の一説のような、主人公や人物が出てくるエピソードが挿入されます。

ここをしっかり読むことで結論の英語が難しく理解ができないときの助けになります。

70%近い点が必要になる学科もあるので、2つの長文はどちらも半分は読めていないと合格は厳しいでしょう。

2つ目の長文

2つ目の長文も、基本的傾向は1つ目の長文と同じです。

文章内容も経済や文化と文系の大学でよく見られるテーマ。
共通テストの現代文に出てきそうですね。

設問の聞き方も大問1とほぼ同じで、文章量も1000語前後と同じくらいとなっています。

出典はもろ刃の剣

実は、長文の最後に長文がどの本から引用されたものなのが記載してあり、本のタイトルがわかります。

本のタイトルには明確に本文の内容をまとめたものになっていることもあり、実は非常に使えます。

一方で、わかりにくいタイトルになっていることも少なくないので、混乱する可能性もあります。

あくまで本文が頭に入ってこなかったときの非常手段として考えておきましょう。

最後はしっかり英作文

私立大学などでは、1文程度の英作文が出ることもありますが、埼大では、120~150語と長い英作文があります。

配点が20点(おそらく100点満点換算)になっているので、英作文が苦手だから最初からあきらめるわけにはいきません。

英作が苦手でも10点程度は取っておきたいところです。

教育的テーマが多い

環境問題やインターネットの制限など、
中学校の社会や総合的学習などでも取り上げられそうなテーマがよく問われています。

今までに一度は考えたことがあるテーマなおかげで、日本語の構成を考えるのは簡単。

一方で文字数が多く、いかに英語に仕上げるか。がポイントになります。

英作文は添削してもらうことと、練習量が重要。
ちなみにリスニングも練習量が重要。

共通テストも、英作もあるので、少なくとも半年前くらいから、ちょっとずつ練習しておきましょう。

対策・勉強法

対策では、共通テストとのバランスが重要です。

配点は共通テストの方が大きく、2次試験は1~2科目。

私立の科目も考えて、時間調整しましょう。

読解と英作に対応した単語

やはり基本は英単語力。

埼大は、英作文があるので、単語がスペルミスなく書けることも重要になります。

英 → 和 は慣れている人が多いですが、
和 → 英 が苦手という生徒をよく見かけます。

埼玉大学を目指すのであれば、単語を書く力もしっかり身につけましょう。

古典的ですが、スペルまで覚えるのであればノートに書く方法が一番のオススメです。

単語レベルは標準的

求められる英単語のレベルは標準的で、GMARCHと同じくらいか少し上。

センターや共通テストの英単語を高校2年までに終わらせ、追加でターゲット1900くらいを9割は必要です。。

学校でターゲット1400やキクタン、ユメタンなどを使っていても対応は問題ないでしょう。

共通テストレベルのみでは明らかに不足が出るので、英単語帳だけでなく、普段の学校や模試で出てくる英単語もしっかり拾っておきましょう。

ターゲット1900レベルで間に合うので、難関校向けの英単語帳は不要です。

まずは300~500語

埼玉大学に合わせて、いきなり1000語程度の長文読解をはじめるのは、やめましょう。

まずは共通テストより少し簡単であったり、日東駒専くらいの300~500語程度の長文読解から練習しましょう。

そこで正しい演習と正しい反省を学ぶべきです。

特に浪人生は現役時代にただ問題を解くだけで、正しい反省が出来ていない生徒が非常に多く見受けられます。

センターと共通テストは使える

長い長文でそこまで難しすぎない英語長文問題集は、実は多くありません。

そこで有効なのがセンター過去問や共通テスト対策問題集の大問6用のものです。

難しすぎず、簡単すぎず、典型的な内容理解が問われます。

共通テストレベルであれば、10回といて9回は70%を超えるようにしましょう。
共通テストレベルが8割くらい読めないのに、埼大レベルの長文を読むのは早すぎます。

1段落目が勝負

埼玉大学の長文読解では、1段落目が非常に重要となっています。

早慶などでは、1段落目は例示で、読み飛ばしても問題ない場合がよくありますが、埼大は違います。

1段落目が重要な導入であると同時に、読みにくく作られています。
読解量の多さに焦ると、思うつぼ。

しっかり時間をかけて、全訳するくらいの気持ちで最初の段落に取り組むと、理解度が段違いになります。

適切に時間をかけるべきですし、とにかく最初に時間をつかいましょう。

夏休みに1回のみ赤本

現役生は3年生の夏休みの最初、

浪人生で現役時代に埼大を受験しなかった生徒は4~5月くらいに、
一度だけ赤本を解いてみましょう。

実力的にあまり解けないと思いますが、出題傾向や長い英文を読む大変さを実感できるはずです。

実際に赤本がある程度理解できるのは秋以降の11月以降、場合によっては本番直前の2月でも合格できます。

まとめ

  • 早読みは厳禁
  • 赤本で出題傾向を早めに理解しよう
  • 英作文はしっかり対策

保護者の方へ

国立大学と公立大学では勉強法だけでなく、日々の勉強時間の配分や効率的な勉強が重要になります。

なんとなく塾や家庭教師を利用するのではなく、大学入学後、卒業後まで見据えた指導ができる先生を見つけることが重要になります。

お子さんの合格のためにはご家族の影響を大きく受けるので、正しいバックアップをしてあげてください。

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