【英語・数学】麻布大学の獣医学部・命環境科学部の入試問題を徹底分析 | プロ家庭教師のロジティー

 

3学科で問題は同じ

麻布大学には獣医学部(3学科)と生命・環境学部(3学科)の2学部があります。

 

英語と数学は、

獣医学部(獣医保健看護学科・動物応用科学科)
生命・環境学部(全学科)

で問題が基本的に同じとなります。

 

獣医学科はそもそも数学の範囲が異なり、また他の学部学科と同じ試験日の日程もあれば、獣医学科のみの日程もあります。

日程によって募集人数も異なります。

 

試験日程や組み合わせ、問題は年によって微妙に異なるので、必ず受験する年の募集要項を確認してください。
(例えば2025年はA~E日程までありましたが、2026年はA~D日程までと変更になっています)

獣医学科にも興味があるけど、他の学科にも興味がある場合は、獣医学科にも獣医学部全体や生命・環境学部にも詳しい先生がおすすめです。

 

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英語分析

他の科目もそうですが、英語はすべて4択の選択問題。

選択問題の場合は時間に注意して、必ず全問解答欄を埋めることが大事です。

 

2科目で120分ですが、英語の分量はそこまで多くありません。

全体的な難易度は共通テストより少し簡単なレベルになっています。

 

麻布大学分析 → 学部分析 理科(生物・化学)分析

大問1は長文

大問1は300語程度の長文問題。

長文読解問題は、内容理解が中心と考えがちですが、文法色の強い長文となっています。

 

本文の内容に一致するものの選択など、内容理解問題は半分以下。

残りは単語や文法にかかわるものが中心で中堅の私大の特徴がよく出ています。

学科に関連する長文

長文の内容は、「生命・生物」や「環境」に関するものです。

 

専門用語が多くなりやすいですが、最後に注釈があるので、先に注釈を確認するのもオススメです。

文章理解のためには、基礎~標準レベルの単語がどれだけ入っているか?が勝負の分かれ目。

高校1~2年生の時からしっかり英単語を勉強していればそれだけで有利ですが、高校3年からでも単語は勉強すべきです。

4択の典型的な文法がでる

文法問題は典型的な形。

複雑な文法は基本的に出ません。

ただし、標準レベルはしっかり出題されるので、基礎~標準レベルの問題を何度も復習する必要があります。

文法書のすみっこに書いてあるような例外ではなく、基本事項を優先して勉強しましょう。

大問3は中程度の文章の空欄補充

大問3に空欄補充がでます。

 

一見長文力が求められるように見えますが、実態は文法が中心。

また、大問1と異なり、より基本的な単語と基本的な文法で構成されています。

 

動詞の活用は英文法でも主要な分野ですが、大問3では接続詞や前置詞なども出題されます。

長文読解が苦手な場合や、基礎文法に自信があるときは、この大問3から回答していくのも一つの手段といえます。

大問1,2,3のすべてで文法要素があるので、単語と文法は本当に大事です。

 

英語対策

英語で重要なのは、基礎事項をしっかり押さえること。

受験勉強だからといって、難しい問題や長文ばかりを読まないようにしましょう。

単語は共通テストより少し簡単なレベル

単語としては高校2年までの学校で習うレベルを中心に行うのがオススメです。

 

共通テスト・入試基礎レベルの単語帳が1冊あれば、合格のための単語力は十分に身に着けることができるでしょう。

単語の基本的な勉強法は → こちら

 

受験勉強というと、難しい単語や文法を勉強しなければいけない。と思いがちですが、麻布大学に合格するには基礎単語の精度を高めることが重要。

正しい単語力は、長文読解にも、長文の設問における選択肢でも大いに役立ちます。

特に中学レベルの単語は自信をもって100%と言えるようにしましょう。

 

共通テストレベルのの単語帳まである程度(共通テストの1500~2000語で、6割くらいが目安)を頑張りましょう。

基礎単語が一通り身についた後には生命科学分野や生物分野の単語を勉強すると、さらに合格率を高めることができます。ただし、基本的には不要です。

 

こまめな面談と正しい計画性のもとで勉強できていれば、併願校の過去問も早めから読むことができるでしょう。

併願校でも環境や生物の長文が多く、麻布の過去問も含めて生物系の単語が多く出てきます。

長文内で出てきた単語は自分でリストや単語帳を作って、必ず暗記しておきましょう。

文法はイディオム重視

文法問題は、文法単独でも出題されますが、長文問題の中にもあるので、非常に重要です。

 

その中でも熟語や会話表現など、シンプルな文法事項より単純暗記で点が取りやすくなっています。

基本的な高校向けの問題集や学校で使っている問題集をしっかりやりましょう。

 

英文法は参考書も問題集も様々なものが出版されており、継続してつかいやすいものがおすすめです。

私の授業ではevergreen(Amazonリンク)やジーニアス(Amazonリンク)、総合英語be(Amazonリンク)など複数の参考書を使用したことがあります。

どの参考書を選ぶか?は基本的に生徒にとっての使いやすさが基準。

学校で使っているものをそのまま使うこともあります。

 

何を使うか?よりも継続して正しく使うことの方がはるかに重要です。

特に単語と文法は継続が難しい分野。年単位で学習を継続して、初めて合格率が上がってきます。

参考書に合わせて問題集も選びましょう。

長文は早読み不要

難易度は日東駒専より少し簡単なレベル。

実際に日大の生物資源科学部は併願校として選ぶ生徒が一定数います。

 

できれば高校3年生の夏~秋。

遅くても年内には、長文対策として300語程度の初級~中級私立大学向けの問題集に取り組むとよいでしょう。

ただし、単語と文法が終わっていないのに長文ばかり勉強しても効果はほぼありません。

 

共通テストの過去問や対策問題集も悪くありませんが、
共通テストの後半は長文が長いので、あまり効果的とはいえません。

麻布の過去問を見てみると、難易度も共通テストの前半くらいになっています。

共通テストを受けない受験生は、私大向け問題集を中心に据えましょう。

 

長文よりも単語や文法の方が圧倒的に重要なので、単語と文法を優先して勉強することを忘れてはいけません。

長文の練習は夏が終わってからでも十分に間に合うので、夏までに基礎事項を固めることを目標にしましょう。

 

数学分析

数学はBとCがないのが最大のポイント。

出題範囲が狭い分、しっかりした学習が求めらます。

 

難易度自体は高くないので、数学が得意ではなくても合格に必要な得点を狙えます。

解答はマークシートで、桁数や分数もわかる構成。

特徴を活かして計算ミスを防ぐ練習も必要です。

時間を上手く使う

多くの受験生において、最も時間を消費するのが数学でしょう。

そして、実は最もおすすめな科目にも関わらず、考える前に選択肢から外してしまうのが数学でもあります。

 

計算量は多くなく、60分で十分に解答作成は可能ですが、もう一つの科目で余った時間を利用して、計算の確認などを行うのがよいでしょう。

時間配分の練習などをしておけば、数学で80分前後かけることもできます。

大問1は小問集合

大体4問の小問があります。

そしてⅠAからの出題です。

範囲はまんべんなく出題されますが、基本的な計算問題や公式が使うことができれば、解くことができます。

 

このレベルの問題は、パターンが限られています。

繰り返し基礎問題を解くことで、かなり精度を高めることができます。

計算問題こそ計画的に考えて勉強する

数学が苦手な生徒や、点数がうまく取れていない生徒には、明確な理由があります。

数学を解くものと考え、理解・分析するという視点が抜け落ちていることです。

ほぼ確実に、そういった視点の指導を受けたことがないことが原因です。

 

基礎計算はパターンがありますが、パターンの前にある部分の確認が境界線。

出来たか出来ていないかではなく、わかっているかどうかをチェックしましょう。

 

計算問題は公式暗記で解く生徒が非常に多く、その取り組み方自体は間違っていません。

大問2~4は1分野から3問ほど

基本は、

「微積」
「数A(確率が多い)」
「数Ⅱからもう一つ」

の構成になっています。

 

例えば2025年のE日程は、微積・平面図形(数A)・指数対数関数(数Ⅱ)でした。

2024年のA日程は微積・確率(数A)・三角関数(数Ⅱ)を中心とした複合問題でした。

 

「微分積分」を勉強するときには、数学Ⅰで勉強する2次関数や2次方程式のしっかりした理解が求められます。

時間が1年以上あるのであれば、範囲は極力絞らずに、数学Ⅰから1つ1つ確認していくのがいいでしょう。

時間がないときは思い切って一部の範囲を捨てる

もし、数学を選択したいけど、数学は苦手であと半年くらいしかない。

そんな状況のあなたは、範囲を絞りましょう。

 

思い切って捨ててもいい範囲は、

1次不等式
2次不等式
集合と論理
複素数

 

逆に絶対に捨ててはいけないところは、

1次関数
2次関数
微分積分
組み合わせや確率

 

上記に入っていない分野(平面図形や三角関数など)は、絶対に捨ててはいけない範囲が終わった後に勉強しましょう。

 

時間が極端に限られている場合は、優先順位をしっかり守って効率的に勉強していくことが重要です。

範囲を極端にしぼる戦略は、時間が明らかに足りない場合の最終手段です。

 

全範囲勉強するのが合格率を高めてくれます。

計画的に勉強を進めましょう。

 

数学対策

全体として難易度が高くないので、基本的な定理の確認から勉強をはじめましょう。

数学は難関大学を目指す場合は公式や定理の根本理解が必要ですが、麻布大学に対しては不要です。

公式などは暗記してしまいましょう。

問題集の難易度

問題集の難易度としては、白チャートくらいで大丈夫。

また、学校で配布されている問題集(4STEPなど)でも十分に対応ができます。

 

ある程度暗記を使いつつの数学になるので、基礎的な問題集を何回も繰り返し説くことが重要。

難しい問題集を解こうとするのは逆効果です。

 

青チャートやニューアクションLEGENDは知名度が高く、難関大学を狙うには素晴らしい問題集ですが、麻布の生命環境科学部や獣医学部の2学科対策としては不適切。

絶対買わないでください。

共通テストではなく、旧センター試験をうまく活用しよう

例えば微積分。

共通テストやセンター試験では微積分の出題がありますが、麻布や併願校の対策として有効です。

この分野で平均して一定の点が取れるようになれば、基本的な対策ができているといえるでしょう。

 

共通テストとセンター試験はⅠAが大きく異なります。

共通テストのⅠAは麻布対策として不適切。

日本獣医生命科学大学日本大学などの併願校対策としてもおすすめできません。

センター試験のⅠAは麻布対策に最適です。

 

Ⅱはどちらも適していますが、混乱を招くので、

共通テストは使わない
センター試験の過去問を使う

と統一しましょう。

 

特に臨床検査学科は、ある程度の得点率が必要なので、数学の範囲はまんべんなく勉強することが必要です。

他の2学科や獣医学部の2学科も決して簡単ではありません。

得点率を確認しながら計画的な勉強が必要となります。

 

保護者の方へ

麻布大学は獣医学科を中心とした生命科学系大学として人気があります。

生命環境学部(3学科すべて)や獣医学部の2学科(獣医保健看護学科・動物応用科学科)は簡単ではありません。

一方で、過去問分析に基づいた正しい対策をすれば半年~1年で合格が十分に見えてきます。

 

ある程度の基礎力があれば2~6か月の受験直前対策でも非常に効果があります。

現在の偏差値が35~40くらいでも、1~2年勉強すれば合格率が非常に高まります。

お子さんの現状を分析し、不足があれば保護者の方が最後の一押しをしてあげてください。

 

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