麻布の英語は点取り科目
英語の時間は60分で、理科や数学と同様に、全編でマーク式となっています。
数学や生物は私立獣医でもトップクラスの難易度であり、岡山理科や日本大学などよりも明確に難しくなっています。
一方で英語はそこまで難しくなく、他の大学との難易度差が小さいです。
(といっても、麻布は3科目とも難しいです)
数学と理科は安定して高得点が難しい
数学や理科(特に生物)は安定して高得点をとれない生徒も多いですが、英語は難易度を考えると点が取りやすいと感じている生徒が多いです。
数学は得意な分野の大問は点数がとれますが、苦手な分野は点数がとりきれないパターンが多く、点数が安定しにくいケースをよく見ます。
理科は生物だと暗記が細かく、点数はそこそこで安定しやすい傾向にあります。満点に近い点数を狙うのは非常に難しいです。
化学は安定して高得点が狙いやすいですが、そもそも獣医学科に興味がある生徒は生物を選びがち。もちろん化学でも安定して高得点を取るには正しい勉強を継続することが必須となります。
最低でも70~75%、できれば英語で80%を目指すのがよいでしょう。
(2025年は226点:75.3%が合格最低点)
英語が苦手な生徒は数学と理科を重視してもよいですが、苦手でなければ対策しやすい英語でしっかり点数を確保しておきましょう。
合格しやすいⅠ期でも、人気の高い麻布では7割以上の高得点が求められます。
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麻布大学の他の学部学科分析 → 動物応用科学科 生命環境科学部
長文は2つ
昔は500語程度の長文が3つ出ていましたが、現在は300~500語程度の長文2つ+文法問題というパターンです。
特にここ数年は、
大問1が400~500語
大問2が500~700語
と、大問2が若干長めに設定されています。
ここ3年をみても同様の傾向がみられます。
長文の量に若干の違いがありますが、長文の難易度はどちらも同じくらいです。
長文内容は生命科学から
ヘラジカや馬といった動物の生態や環境問題、寄生虫に殺虫剤など、まさに獣医学部といったジャンルの長文になります。
大問1が何かしらの動物に関する文章
大問2が環境や農業など生命科学を中心とした理系の文章
が毎年のお決まりパターンとなっています。
獣医の範囲は幅広い
意外かもしれませんが、獣医学科は魚や昆虫も一応治療対象となっています。
小論文や英語長文でも役立ちますが、興味の幅を広げる習慣をつけておくとさらに有利になりますし、進路を考える上でも意味があります。
特に蜂は獣医学としても農学としても、人間の感染症という観点からも重要な生き物です。
この傾向は10年前から変わらず、2つの長文がどちらも獣医系というのは大きな特徴です。
理系の文章と文系の文章は、読み方のコツが異なります。
基本的な文法と、英単語が基礎としてもちろん重要ですが、さらに長文読解がしやすいです。
理系の英語長文では、現代文的な視点と理科(生物や化学)的な視点の複合が前提です。
ただ英単語を日本語に変えて、なんとなく合っているように並べなおす間違った英語の読み方では合格が難しくなってきます。
長文読解はテクニックに頼らずに、王道の正しい理系の読み方を行いましょう。
内容把握が各3問
1つの長文に対して、最後の3問は明白な内容把握。
大問1では問8~10に相当し、 大問2では問19~21に相当します。
加えて、指示語などの長文理解の問題も数問出題されており、全体の理解が必須となっています。
長文は単語力のフォローがあるとさらに解きやすい
長文問題の内容も
- 文章の理解度を聞いてくる内容把握
- 文章中の単語や熟語などの意味の理解
- 文法的空欄補充
ほとんどこれらです。
単語や熟語を知っているだけで、長文に関係なく解ける問題などもあるので、単語力は非常に重要です。
加えて、動物や生物学といった生命科学系の英単語は重点的に勉強をしておくとかなり有利です。
実際に麻布の獣医に合格した生徒も含めた、獣医系や生命科学系の受験をする生徒には、その分野の単語や長文に特化した勉強をしています。
基本的に英単語力は他の私立獣医同様で構いませんが、プラスアルファで勉強しておくのがよいでしょう。
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文法問題もベーシック
文法問題も見慣れた4択の出題形式で、内容も標準的です。
ただし、2022年は文法問題を一往復の会話文の中から出題する形式でした。
2023年からは、もともとの4択問題に戻っています。
今後も従来通りの4択文法問題が基本にはなりますが、年によっては文法問題の代わりに会話文がでるかもしれません。
会話と文法の両方がでるパターンも考えられるので、どちらも対策しておきましょう。
英文法や会話文は勉強方法の間違いが多くみられるので注意してください。
模試や学校の定期試験で見るタイプなので特別な対策はいりません。
基本文法の根本理解とパターン暗記を組み合わせることで、点は狙いやすいといえるでしょう。
今までと同じと甘く見ると痛い目を見ることになるので、文法は日々コツコツと積み上げていくことが必要になります。
長文中は並べ替えが出たこともある
大問3は4択の文法問題ですが、長文中にも並べ替えや用言の活用に関する文法問題が出題されています。
並べ替えは出題率が高くなく、難しく感じる生徒も多いです。
得意な生徒は一定の対策をしておきたいですが、苦手な生徒は無理に対策をせず、他の問題で点数を狙っていきましょう。
麻布の英語は才能いらず
英語は3科目で最も努力を点に反映させやすいです。
理系科目があまり得意でない生徒は、努力によって英語で点を稼ぎましょう。
努力さえすれば、麻布の英語は高得点が狙えます。
勉強の才能が仮にない生徒がいた場合には、英語こそ合格のカギとなります。
(本当に勉強の才能がない生徒は、偏差値が40を大きく下回ります。現在の英語の偏差値が40~50であれば、才能不足ではなく、勉強法を間違えているだけでしょう。)
一方で、継続した努力が必要になるので、現役合格を狙うのであれば、遅くとも高校2年生の夏には受験勉強をスタートしたいです。
私の生徒でも、受験の準備に2年かけている(高校1年の冬もしくは高校2年の春)生徒は合格率が非常に高いです。
浪人生は文法をおろそかにしがちですが、しっかり復習期間を作りましょう。
まとめ
保護者の方へ
人気も難易度も高い麻布大学の獣医学科は、英語でも高得点が合格への近道です。
早め早めに基礎力をつけるほど有利になるので、正しい勉強をできれば高校1年生から。
遅くとも高校2年生にはスタートさせておきましょう。
早めに進路相談をしてくれると同時に、正しい英語の勉強法と、勉強習慣を身につけさせてくれる先生がいれば合格を大きく引き寄せられるでしょう。
お子さんの動きが重い場合は、保護者の方が積極的に動きましょう。
麻布は英語もそうですが、3科目とも努力で合格レベルまで引き上げることができます。
獣医学科は難しいですが、本気で目指せば到達できる難易度です。
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