青山学院大学の化学
青山学院大学の主な入試方式として、
学部別に問題が異なる、一般選抜(個別学部日程)
全学部問題が共通な、一般選抜(全学部日程)
があります。
本記事は、全学部日程の化学の分析です。
化学は60分で100点満点。
大問は3つなので、普通に解けば時間内におさまります。
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個別学部日程は学部ごとに注意が必要
青山学院大学で最も多く定員が割り当てられているのは、一般選抜(個別学部日程)です。
理系である理工学部は一般選抜(個別学部日程)も一般選抜(全学部日程)も青学独自の問題によって入試が作成されています。
一方で多くの文系学部では、一般選抜(個別学部日程)は共通テストと併用の方式に多くの定員が割り振られています。
3年生になってから本格的に共通テストの勉強をはじめると手遅れになる確率が高いです。
青学に興味がある文系の生徒は、遅くとも高校2年生の夏~秋には受験に向けて本格始動しましょう。
早めにはじめていれば、部活ややりたいことを高校3年生の夏まで頑張っても勉強と両立しながら合格を目指すことができます。
全学部日程で化学が選択の学科
全学部日程でも、個別学部日程でも、理科があるのは理工学部のみ
以下は理工学部の学科です。
数理サイエンス学科
化学・生命科学科
電機電子工学科
機械創造工学科
経営システム工学科
情報テクノロジー学科
上記の6学科は物理か化学のどちらかを選択します。
上記にない理工学部の物理学科は全学部日程でも個別学部日程でも物理必須。
理科は一科目なので化学を選ぶことはできません。
一問一答がメインで知識比率が高い
全学部日程の化学は理工学部のみではありますが、まさに統一日程(全学部日程)というつくりになっています。
他の大学でもそうですが、採点上の都合から全学部日程は選択問題のみであり、深い問題よりも幅広く知識を確認する問題が多くなります。
青学でも同様の傾向がみられ、青学の偏差値の割には点数がとりやすく、難易度はそこまで高くないです。
理論化学が中心
3つの大問という形式にはなっていますが、少し変則的な構成になっています。
他の大学における理論化学の出題は実験を進めながら知識と理解を確認し、計算を交えるパターンが多いです。
青学では異なります。
深い理解よりも暗記と、そこまで難しくない計算が中心。
その分、ジャンルは絞りにくく、幅広さが必要になります。
一方で問題数は多くないので、幅広く勉強しても出題される範囲は一部となります。
出題範囲が狭いなら、過去問をみて出題されやすい分野だけ集中的に勉強したくなりますが、これが失敗の原因です。
どの範囲から出題されるか限定しにくく、予想を外した瞬間不合格がほぼ確定します。
小手先のテクニックや不適切な分析に従わず、王道の全範囲網羅を前提をしましょう。
反応式理解は当たり前
青学や四工大レベルになると、それぞれの反応式は当然理解しておく必要があります。
実際には理論化学は暗記で処理できる分量が多いですが、統一日程のみしか受験しないということはないはずです。
併願校や青学の個別学部日程も考えると、反応式の理解は必ず丁寧に行いましょう。
反応式を全て暗記するのは無理があるので、実験の文章から考えて作れるようになっておくことが必須のレベルです。
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計算は複雑さを排除しよう
青学の計算は文章中にあり、形式の違いから少しやりにくいと感じる生徒もいるでしょう。
実際の難易度は標準的であり、難しい問題がなく、途中の計算分量も多くありません。
落ち着いて対処すれば、式もシンプルに作ることができます。
問題数が少なく、1問あたりに時間をしっかりかけられるので、急いで計算する必要もありません。
ただし、問題数が少ない分1問計算ミスをするだけで合格が大きく遠のき、正確に計算ができれば合格が一気に近づきます。
化学の計算は正しく行えば難しくないものがほとんどで、青学はその範囲内におさめる問題となっています。
有機化学は理解が必須
理論化学は暗記中心でもある程度の点数がとれましたが、有機化学は他の大学や個別学部日程のように、理解が必須となります。
実際に出てくる物質は標準的なものが多いので、暗記でも多少の対応ができますが、実験の流れが最も明確にあるのが、有機化学。
横着せずに、標準的な理解を完璧に近づけるトレーニングが必須と言えます。
無機化学は化学基礎レベル
無機化学は知識問題と、比較的取り組みやすい計算問題になっています。
計算部分は理論化学と絡めて出題されるでしょう。
私立大学は青学でも理科1つ。
英単語(熟語含む)と無機化学は暗記分量がある部分なので、こまめに復習すると同時に、入試が近づいてきたときの復習にも注意しましょう。
無機化学にかける時間を最小化することで、他の分野の点数を向上させましょう。
王道の実験や物質を中心に
無機化学は一見範囲が狭そうですが、実際に勉強をすすめると細かい暗記も多く、反応式には思考力も必要です。
青学では各物質に王道の実験があり、そこからの出題率が比較的高いです。
理想をいえばすべての理解を完璧に近づけるべきですし、個別学部日程や併願校受験でも化学を選択するのであれば無機化学は重要。
ただし、無機化学にかけられる時間が限られている生徒は、まず王道の最重要実験を中心に勉強していきましょう。
残りの実験は少しだけ優先順位を落とすことをおすすめします。
知識難易度も標準的
化学の知識でマニアックなものはほぼありません。
有機化学などで一部出題されたりしますが、無機化学では標準的なものだけであり、青学もきちんとその傾向を守っています。
参考書・問題集
参考書や問題集は、青学にあった標準レベルをしっかり学習できるものがおすすめです。
新課程版(Amazonリンク)の参考書を買いそろえる必要がありますが、1冊(1シリーズ)で大丈夫です。
基礎~標準レベルを理解するためには、何度も読み返すことになります。
紙の参考書(Amazonリンク)ですので、持ち運びがある程度しやすく、 大学受験レベルでweb参考書はおすすめしません。
問題集であればwebのものでも対応できます。
問題集
セミナー(Amazonリンク)やリードlight(リードα)といった学校でもよく用いられる問題集が、難易度を考えるとちょうどいいでしょう。
良問問題集(Amazonリンク)や全レベル問題集(Amazonリンク)なども手に入りやすく使いやすいです。
何冊も買うのではなく、まずは1冊を2~3回転こなしましょう。
青学は幅広い出題と、標準レベルがあり、計算も一定量あるので、共通テストや旧センター試験に関する問題は、復習に使いやすいといえます。
赤本は形式の確認用
青学の全学部日程は、出題方法が少し変わっており、数回の練習をしておくだけで効果がかなりあります。
一方で、難易度は個別学部日程やほかのMARCHや四工大の赤本でも対応できるので、早期に解く必要はないでしょう。
まとめ
- 暗記の確認も重要
- 有機化学は理解できて当たり前
- 標準レベルを幅広く
保護者の方へ
青山学院大学の理工学部を全学部日程で受験する場合、早慶上理の併願校もしくは国公立の併願校として受験する場合が多いです。
難易度は高くなく、正確性の方が重要なので、お子さんが丁寧な勉強をしてれば無理なく高得点をとることができるでしょう。
逆に、青学の全学部日程や個別学部日程で難しさを感じていたり、5割すらなかなかとれないレベルであれば、受験校の設定を間違えているといえます。
お子さんが自分の実力を理解して、正しいペースで勉強できていれば、青学を恐れる必要はありません。
ただし、一般的な高校生は自分の実力を正しく理解できていません。
保護者の方がお子さんの状況をしっかり見守り、不足があれば早めにサポートを用意してあげると、合格率を無理なく高めることができるでしょう。
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