【化学・生物】麻布大学の獣医学部と生命環境科学部を徹底分析 | 麻布の理科は選び方が大事

 

3学科で問題は同じ

麻布大学には獣医学部(3学科)と生命・環境科学部(3学科)の2学部があります。

 

獣医学科を除いた

獣医学部(獣医保健看護学科・動物応用科学科)
生命・環境科学部(全学科)

で問題が同じ。

獣医学科も日程によって問題が同じ部分もありますが、基本的に分けて考えます。

 

生命・環境科学部 → 学部分析 英語・数学分析

麻布の獣医学部分析 → 獣医学科 動物応用科学科 獣医保健科学科

獣医学科分析 → 英語 数学 生物 化学

理科の選択は考えて行おう

麻布大学の特性上、なんとなく生物を選ぶ人が非常に多いです。

生物を選ぶこと自体は間違いではありませんが、麻布大学の分析と自己分析を面談をしながら綿密に行うことで、より合格しやすく勉強しやすい科目を選ぶことがえきます。

 

理科の科目選択は生物か化学。

麻布大学に入ると、どの学部学科でも化学的思考と生物的思考のどちらも要求されます。

 

どちらも欠かせない科目ですが、受験勉強としては点が取りやすい方を選択するのが現実的。

大学合格が決まったら、入学前に軽くでいいので受験で選択しなかった方を勉強しておくと、入学後の勉強がスムーズになります。

迷っているなら化学もあり

化学基礎・化学 :範囲が比較的狭いが、計算などの思考力がより要求される。
生物基礎・生物 :全範囲だが、思考問題が少なく、計算がほとんどない。

 

全体の難易度としては化学の方が低いので、まだ科目を決めていない人は化学がおすすめです。

一方で、生物は暗記が得意であれば点数が取りやすいので、暗記に自信があったり、計算に自信がない生徒は生物を選びましょう。

私立獣医を目指す勉強法 → 英語 数学 生物 化学

 

化学分析

基本的に4つの大問から構成されていて、60分あればしっかり全問解答することができます。

時間に惑わされず、丁寧に回答を作り上げていくことで、合格可能性を高めることができます。

化学基礎が大事

範囲としては化学基礎・化学ですが、実際には化学基礎の範囲から多く出題されます。

特に大問1と大問3は理論化学が中心であり、化学基礎の範囲である

原子や分子の性質
酸塩基および中和
酸化還元

などが頻出。

 

2025年や2023年では大問3で滴定の実験器具に関する出題がありました。

他にも予想と暗記で取れる点数が非常に大きいのが麻布の化学の特徴です。

 

正直化学基礎の範囲を全問解けるほど精度を高めてあげれば、2学部5学科での合格率は大きく高まります。

原子や分子などの物質の構成、化学反応式、酸塩基、酸化還元といった範囲をしっかり勉強することが重要です。

理論化学から3つ

大問4つのうち、3つは理論化学から出題。

最後の大問のみ、無機化学と有機化学から出題されるのが定番です。

 

理想は全範囲を網羅することですが、実際には化学基礎の理論化学を完璧に近づければ十分に合格できます。

大問2の計算は難しくない

化学の大問2では、毎年10問の計算が定番となっています。

この辺りは日本大学の化学と傾向が似ています。

 

計算と聞くと苦手意識を持つ生徒も多いですが、麻布の計算は難易度が高くありません。

難易度が高くないのに解けない生徒が多いのは、シンプルに勉強方法を間違えているから。

生徒自身の勉強を分析し、正しい指導を受けると驚くほど解けるようになります。

 

実際、私の生徒でも一気に解けるようになるので驚く生徒が多く、麻布大学にも化学選択で合格しています。

難易度は共通テストより簡単なレベル

全体の難易度としては、共通テスト(旧センター試験)より明らかに簡単なレベル。

一つ一つの暗記事項を正確におさえておくことで、合格に着実に近づきます。

 

学校の定期テストレベルの問題をしっかり解答できる力が身につけば合格可能性が高まるでしょう。

難問を解けるような実力は不要です。

 

理解に基づいた暗記をすれば、暗記量は生物より格段に少なくなります。

暗記にかかる時間を大きく減らすのは至難の業ですが、理解にかかる時間は指導と勉強法の改善で大幅に減らせる可能性があります。

 

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化学の範囲であれば有機化学

最優先は化学基礎ですが、化学の範囲からも一部出題されます。

毎年、大問4は有機化学が中心の大問ですが、2024年や2023年は有機化学と無機化学の両方が出題されていました。
(2022年はそもそも3つの大問で、最後の大問3の一部で有機化学が出題)

 

この範囲はあまり点が取れなくても、十分合格最低点が狙えます。

併願校の範囲と麻布の範囲を考えて勉強する必要があり、有機化学にどれだけ力を入れるべきか?は生徒によって大きく異なります。

 

無機化学は、併願校になりやすい大学でも麻布大学でも毎年一定量の出題があります。

基本的には無機化学を優先しましょう。

 

化学でより高得点を狙いたい人のみ、有機化学の範囲を勉強するのがいいでしょう。

特に有機化学の結合や官能基の話ではなく、芳香族やベンゼン、有機化合物の性質に関する暗記事項を学習することです。

 

本来有機化学は基礎理論からしっかり理解を進めていくことが重要ですが、入試問題を解くという意味では、出てくる物質の性質を暗記してしまうのがいいでしょう

高分子化合物の出題率は非常に低い

有機化学の勉強は、

鎖式や芳香族などの低分子 → 高分子化合物 

という順番で行います。

 

麻布大学の化学では、高分子化合物はほぼ出題されません。

これまで出題が基本的にないからといって、必ず出題されない保証はありませんが、優先度が大きく下がるのは事実です。

実際には、狙いたい点数やほかの科目とのバランスを考えて決定しましょう。

 

化学対策

化学をする上で、まず重要なのがインプット。

教科書はわかりにくいので、参考書を使うのが有効です。

 

化学基礎のはじめからていねいに、や共通テスト・センターレベルの参考書で知識のインプットを進めるのが有効です。

問題集も基礎~標準レベル

インプットの次はアウトプット。

使用する問題集のお勧めとしては高校1,2年レベルのもの。

学校でよく使われるリードαやセミナーの化学基礎の範囲などでも十分に対策ができます。

図や表と合わせて覚えておくことが重要

化学の根本的な勉強法でもありますが、1つの項目を単純暗記すると失敗します。

化学は生物よりも、他の物事との関連性がわかりやすく、単純暗記と勘違いして失敗しそうになっている生徒をたくさん見てきました。

 

勉強方法を間違えると、効率が悪くなるだけでなく、合格率が大幅に下がるので注意してください。

 

生物分析

基本的に5つの大問から構成されています。

 

実験による思考問題や、計算問題が非常に少ないです。

解答時間が最もかからない科目になっています。

点がぶれにくい科目

生物は知識が中心なので、点の予想がつきやすいです。

生物で逆転は難しいですが、生物で大失敗という可能性が低くなります。

 

英語や数学で時間がたっぷりあれば高得点を狙える(生物の解答時間を短くする)
化学の思考や計算が苦手
暗記に自信がある

は、生物を選択するのが良いでしょう。

 

本来の生物は暗記一辺倒ではなく、理解をした上で暗記をしていくことが原則です。

同時に、麻布5学科の生物は、理解が不十分で暗記で押し切れる問題が多くあるのも事実。

暗記に努力と勉強時間を確保できるのであれば暗記中心の勉強で合格できます。

範囲は幅広く全方位が必要

最も基本となる細胞や細胞内小器官に関するものは非常に聞かれやすく、ほぼ確実に出題されます。

また、代謝や呼吸・光合成に関する部分は、生物の中でも中心部分であるのでよく出題されています。
(2025年、2024年、2023年、2022年の大問2など)

 

一方で、基本的には全範囲からの出題。

範囲を絞らずひとつひとつ学習を進めていくのが必要といえます。

難易度自体は高くない

呼吸や光合成に関する分野や、遺伝・遺伝子に関する分野は生物基礎・生物の中で比較的難易度が高い分野。

暗記の項目も細かく、どこまで暗記をすすめるべきか?という学習の深さは大学によって異なります。

 

麻布の生命環境科学部は、深すぎるほどは要求されないが、浅いとあまり解けないといういいラインをついてきています。

暗記ばかりなので努力で合格が狙えるものとなっています。

実際の勉強法は以下の対策をご覧ください。

実験もしっかりある

全体の1~2割くらいは、実験と理解に関する出題です。

比較的難易度があり、単純暗記では正解しにくく、遺伝など一部計算が入ることもあります。

遺伝もおさえておきたい重要分野

代謝・光合成と並んで、遺伝の出題率も非常に高いです。
(2025年、2023年、2022年の大問3、2024年の大問3の一部)

遺伝は計算も一定割合で出題されており、暗記だけでは取れない点数も含まれています。

一方で暗記だけでも取れる点数もしっかりあるので、バランスは理解度によって変えていく必要があります。

 

生物でどれだけの点数を取るべきなのか、人によって違いがあります。

また、併願校にも注意して、どこまで頑張るかを事前に知っておきましょう。

 

麻布の問題に詳しいプロの家庭教師などを利用すれば、勉強すべきラインがよくわかると思います。

合格率も明確に変わってきます。

 

生物対策

生物で圧倒的に重要なのがインプット。

生物は暗記科目ですが、単純暗記だけでは量が多く暗記しきれません。

 

重要分野は、上記に3つ挙げましたが、実際には勉強の順番や、サポートの体制、生徒の読解力および暗記力などによって変わってきます。

暗記には流れがあります。

学校の授業や・家庭教師の先生で、正しい授業をしてくれる人であれば、単独で覚えさせることは基本的にさせません。

 

図や表を自分で書きながらインプットするのも非常に有効です。

きれいな絵を描くのではなく、全体像をとらえていくことが目的なのを忘れないようにしましょう。

学校レベルの問題集でOK

全範囲の基礎をしっかり学習し、それを問題で発揮できることが合格に求められます。

 

だからこそ、セミナーやリードαなどの、学校で使うような問題集をしっかりマスターすることが必要です。

細かい暗記の確認にはリードlightノートもおすすめです。

 

いわゆる難関大学向けの標準問題集や重要問題集などは手を付ける必要性がありません。

難しい問題集を半分やるのではなく、基本的な問題集が100%に近づけるために、何回も繰り返しましょう。

 

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