日本獣医生命科学の英語
日獣の英語は100点満点。
独自試験で英語があるのは、O方式(旧:第1回)になります。
O方式は英数理のすべてが日獣独自の試験。
C方式(旧:第2回)は、英数が共通テストで、理科のみ日獣独自の試験です。
時間は単独で60分です。
メインは獣医学科を対象とした分析ですが、獣医保健看護学科や応用生命科学部の2学科も英語は問題が共通です。
(数学は範囲も問題も異なる。理科は英語同様に共通問題)
日本獣医生命科学大学の獣医学科やほかの獣医学科、愛玩動物看護師や農学系、生命科学系の大学に興味がある方は、ぜひお問い合わせください。
日本獣医生命科学の獣医学科分析は → 基本情報 数学分析 生物分析 化学分析
獣医学部全体の分析は → こちら
他の獣医学部や獣医学科に関しては → こちら
一般選抜は3回ある
日獣は一般選抜選抜は、
O方式 第Ⅰ期(旧:第1回)
C方式 (旧:第2回)
O方式 第Ⅱ期(旧:第3回)
の、3度のチャンスがあります。
以下は獣医学科におけるものを示しますが、定員が第1回が圧倒的に多いのは、
獣医保健看護学科や、応用生命科学部でも同様となります。
O方式 第Ⅰ期(定員40名):独自試験のみ
C方式 (定員 8名):共通テスト + 独自試験
O方式 第Ⅱ期(定員 3名):独自試験のみ(旧:第3回)
また、共通テスト利用選抜は共通テストのみで、独自試験はありません。
他の大学の獣医学科に関しては → こちら
出題傾向と難易度
日獣は私立獣医では難易度が高く、出題方法にも独自性があります。
一方で正しい対策をすれば、効率的に合格を狙うことはそこまで難しくはありません。
難易度が高いからこそ、勉強法と分析で結果に差が生まれます。
長文の数
過去には長文が2つ以上出題されていましたが、現在は長文は1つしか出題されていません。
現在は獣医人気はひと段落し、爆発的に倍率が伸びる可能性は低いので、極端に難しくする可能性は低いです。
長文1つの出題期間も長くなり、今後も長文は1つである可能性が非常に高いです。
長文が2つになる可能性も頭の片隅にいれておくとよいでしょう。
勉強状況に余裕がある生徒や、英語が得意な場合は、長文が2つあったときの時間配分シミュレーションは一応しておきましょう。
長文の長さに注意
問題は選択か1語の穴埋め記述であり、和訳や要約はでません。
このあたりは他の私立獣医と同じで取り組みやすくなっています。
一昔前は「The Japan Times on Sunday」から長文を取ってくることが多かったですが、2025年と2024年は「TIME」紙が出典でした。
毎年必ずというわけではないですし、基本的には気にする必要はありません。
長文は私立獣医最長クラス
最初に長文があり、ここ3年は900語前後のものが1本です。
60分に対して長文が1本であれば、普通の読解スピードで間に合う量になっています。
長文量が1つに絞られたということは、時間をかけてでも正確に解くことが要求されているということです。
共通テストとは異なり、早読みは不合格につながり、精読こそが合格への最短距離といえるでしょう。
生命科学系の長文は対策が大事
日本獣医生命科学大学だけでなく、麻布大学や北里大学など、獣医学部は動物や生命科学系の長文が出題されやすいです。
日獣では、
2025年:食品と(添加)糖および表示
2024年:食料品の価格
2023年:オーストラリアの鳥類の学習と社会性
といったものでした。
ここ数年だけでなく10年以上にわたって同じ傾向です。
海外紙が出典の場合は海外のニュースですが、日本の新聞の英訳版の場合は日本が舞台の文章になっています。
例えば2022年は日本の小豆島および瀬戸内海に関わる長文が出題されています(テーマは畜産牛:オリーブ牛)。
生命科学の単語や文章に慣れておく
生命科学系の英語長文にはいくつかの特徴がありますが、専用の単語帳は限定的。
一般的な英語長文問題集や学校の授業でも扱われる回数に差があります。
例えば私の授業では、日獣や麻布、東京農工大などに興味がある学生には、単語や長文で生命科学系のものを扱う回数が大きく増えます。
単純に回数だけでなく、一部の大学は長文の流れにも特徴があります。
(例えば日獣は新聞が出典になりやすく、論文よりも結論を見つけにくいことが多いです。岡山理科のようにタイトルがある、というわけではありません)
ただ長文を読んで、塾で解説を受けたり、問題集の答えや解説を見るだけでは不十分だといえます。
発音・アクセントが出題される可能性あり
日獣では旧センター試験の最初に出題されるような、発音やアクセントの問題が毎年出題されています。
共通テストではアクセントが出題されていないので、対策には私大対策系や過去のセンター系の問題集・過去問を使うことになります。
アクセントや発音は短時間で対策がしやすく、王道の単語勉強をしている生徒に有利な問題が出題されると予想しています。
後半は語句整序と単語の変形
大問の2番に日獣に特有の問題があります。
ここは確実に独自の対策が必要になります。
大問3は並び替えの文法問題5問と決まっており、ここは普段の英文法の勉強法が正しければそこまで特別な対策は不要です。
決して簡単ではありませんが、5問だけですし、文法の難易度も標準レベルが中心。普段の勉強がよいものであれば、構えすぎる必要はないでしょう。
出題方法が旧センター試験や他の大学と違うだけで、必要とされている理解は同じ。
しっかりと文法基礎を理解し、熟語や構文を押えていれば十分に対応できます。
理解をせずに単純暗記に頼ったり、○○大学対策などの偏った勉強ばかりをしていると解けない可能性が高くなります。
日獣に合格したいのであれば、小手先のテクニックではなく本質的な理解を重視した勉強が必要になります。
対策・勉強法
どの大学でもそうですが、最初にとりくむべきは単語です。
日獣で求められる単語力は、私立獣医では標準的であり、全大学受験でも標準的なレベルが求められます。
遅くても3年生の夏までには、共通テストレベルの単語帳を1冊まるまるマスターしておくのが良いでしょう。
どの英単語帳をつかうのか?はあまり重要ではありません。
前述したような生物や生命科学系の英単語帳(Amazonリンク)もありますが、一般的な単語帳だけで合格レベルの単語力は身に付きます。
正しい英単語の勉強をすることが、重要です。
一般的な単語帳を使う場合には、長文では動物関係、生物、食品などの単語は意識的に覚えていく必要があります。
単語力は出題形式でも試される
長文では単語の穴埋め問題がよく出ています。
これは他の私立獣医でもよく出ているので、比較的なじみやすい出題形式。
穴埋めするためには5択になっている単語の意味を知らなければ当然選ぶことはできません。
また、単語の意味を本文の使い方に沿って選ぶ出題形式もあります。
これらはそもそも単語の意味を第2、第3の意味まで理解していれば、長文をほぼ読むことなく選ぶことができます。
文章読解力を育てる
日獣は私立獣医でも最長クラスの長文が出題されています。
最初から700~1000語の問題集を使うのは厳禁。
300~500クラスと共通テストレベルから育てていきましょう。
獣医の中で長いといっても、国立獣医や難関私立の入試よりは難しくありません。
レベルで言うと、共通テストの後半くらい。
一般問題集で言うと、中堅私大向けや500~700語の問題集が入試と同等の難易度と言えます。
長文読解力はそこまで高くなくても合格できる
長文の長さを考えると内容把握の問題は少ないです。
SMARTや早慶上理の長文よりは明らかに簡単になっています。
長文読解力の基本は単語力と文法力を活かした1文理解を鍛えていくとよいでしょう。。
長文力は単語と文法の練習が基本です。
共通テストだけでなく、旧センター試験の過去問も長文読解や文法練習にちょうどいいでしょう。
共通テスト対策の問題集や模試で8割程度取れる力がつけば、ある程度過去問も読めるはず。
逆にセンター過去問や共通テスト模試などで長文が半分も取れない、
3回平均が7割を下回るレベルでは、過去問は時期尚早です。
私の生徒には正しい長文読解の方法も教えていますが、まずは単語と文法、そして共通テスト・センター試験レベルであることをよく理解してください。
まとめ
保護者の方へ
日獣(日本獣医生命科学大学)の問題はどの科目も難しく、英語もやはり難しいです。
現実的には麻布大学や日本大学、北里大学なども併願校として考えている生徒がほとんどであり、国立との併願がある子もいるでしょう。
私の生徒でも獣医学科に合格した生徒は数多くいますが、全員が日獣に合格したわけではありません。
進路相談や面談は非常に大事です。
日獣への興味が強いから、そのまま日獣だけ対策というのはお勧めできません。
獣医系や獣医保健看護に対して質の高い対策が出来る先生は限られているので、保護者がどの指導者をお子さんに提示するか?が合否の分かれ目になりやすいです。
高い基礎力がなければ獣医学科の合格は難しく、日大や北里の対策とは1~2段階ほどレベルをあげなければいけません。
お子さん一人一人に合った勉強法は、お子さん自身の分析と目指すべき学校の分析の両方を複合させることで、自然と見えてきます。
塾であったり、家庭教師などを利用しながら、いい先生を見つけてあげてください。
量よりも質が重要です。
獣医学科出身のプロ家庭教師の指導は → こちら
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