【英語】慶応義塾大学 商学部の入試問題(過去問)を徹底分析 | 早慶分析ならプロ家庭教師のロジティー

慶應義塾大学 商学部の英語

慶応義塾大学の商学部では、

A方式(定員多い)
B方式(定員少なめ)

があります。

 

A方式もB方式も英語は必須。

配点も高いので英語が最重要科目となります。

 

英語の試験時間は90分。

大問は8つです。

 

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英語を単独でとらえず、現代文など複数科目を複合して考える習慣がついていれば合格率を高めやすくなっています。

 

大問の1~3が長文読解

慶応はどの学部の入試問題も英語長文が長く、苦手意識がある生徒も少なくありません。

難易度も高いので、傾向に頼りすぎない確かな英語力が必須となります。

 

年によって違いがありますが、どの大問の長文も1000語前後がメイン。

慶応の中ではそこまで長くありませんが、3つの大問で各1000語は十分に多く、かつすべての大問で90分は短すぎるほど。

商学部などの経済・経営系の入試問題としては、量が多いのに時間が短いといえます。

 

これは明らかな罠。

早読みの場当たり的な学習をしている生徒を振るい落とすための出題です。

量が多く時間が短い入試こそ、早読みやテクニックに頼らない正しい勉強方法をしているかどうかが合否をわけます。

内容理解が中心

長文読解以外の大問が数多くある分、長文読解では内容理解が問われます。

 

内容理解は4択。

選択肢の問題だから簡単だと勘違いする生徒がいますが、それは間違いです。

レベルが高くなると選択肢は紛らわしく、むしろ記述の方が安定して高得点がとりやすいケースも多いです。

 

選択問題だからこそ、限られた時間でも丁寧に読み進めることが重要です。

ところどころ難しい部分も見られますが、標準かそれより少し難しいくらいの文がほとんど。

丁寧に読めばしっかり理解ができ、選択肢も選べるように作られています。

ほかの大問でも役に立つ

大問6あたりでは、短めの文章で題意を読み解く問題がよく出題されています。
(年によって出題されないこともあります)

例えば2024年の問題では、戦略系コンサルティングファームで有名なマッキンゼー&カンパニーの仮説思考(コンサルなどでは最初に習う基本)がテーマの短文でした。

 

これは長文を正しく読む習慣がついていると、特別な対策をせずに解答をすんなり選べます。

一方で、傍線部の前後だけ読む受験テクニックばかり練習していると、ちょっとした変化に対応できない生徒も多くいます。

 

テクニックを活用すると生徒の性質によって理解しやすさに差が出やすいですが、すべてをしっかり読む王道は生徒も問題も選びません。

また、併願で出題形式に変化がある生徒も多いかと思います。

目先の点数ではなく、本質的な力を目指しましょう。

最終的に合格率も高まります。

長期的な計画と演習量が欠かせない

本質的な学習が大事であるのと同じかそれ以上に、正しい演習によるトレーニング量も必須。

特に英語は、理論を実践できるようになるまで時間がかかる科目。

どれだけ遅くとも高校2年生の初めには受験を意識した英語の勉強をスタートさせましょう。

 

正しい理解に基づいた演習は、自然と速度を上げてくれます。

無理な早読みやテクニックに頼ることなく、無意識のうちに合格に必要な速度が身につくでしょう。

ただし、やみくもな演習では慶應クラスに届かないので、正しい勉強ができるように注意してください。

 

文法は活用と熟語

文法問題は、中盤から後半の大問で問われるのが基本です。

 

一方で、前半の長文でも、空欄補充で熟語などを選ぶ問題もあります。

熟語力の基礎を暗記で作ることは重要ですが、熟語の形からある程度推測する練習も必要になります。

気合の暗記には限界があるので、英語の文法や熟語表現の肝となる考え方に注目していきましょう。

 

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ライティングは活用

最後の2つくらいの大問で、単語のライティングがあります。

基本となる単語は語群として与えられていますが、動詞を活用したり名詞に変える必要があります。

 

ここは特に難しい部分。

商学部の難易度を上げています。

 

品詞理解は、なんとなくで終わっている生徒も少なくありません。

まずは日本語と英語の品詞に対する考えを確認し、英語の品詞変換の規則性も理解しましょう。

加えて、英単語や熟語を勉強するときに、品詞変換も合わせて学習する習慣が必須となります。

普段の英単語の時点で勉強していなければ間に合わないので、単語レベルを見ても高校1年生くらいから準備をスタートしたい理由がわかります。

難しい文法問題集に注意

上記のように、商学部の文法は、他の大学や学部の文法問題と異なります。

 

よくある文法問題集も、一定の勉強は必要ですが、難しすぎる問題は不要です。

暗記で文法の細かすぎる表現を覚えるよりも、汎用性が高いのに見逃しがちな、英語の根本ルール。

特に品詞に関する学習に時間をかけましょう。

勉強方法を間違えると、合格が一気に遠のきます。

 

難易度と参考書・問題集

難易度は慶応の中ではそこまで高くない

英語全体の難易度としては、慶応大学内でいうと平均かそれより少しだけ下になります。

日本でもトップ大学の一つである慶應の中で考えると若干取り組みやすい部分があるというだけですので、非常にハイレベル。

生半可な勉強で通用しないのは当然ですが、効率的で正しい勉強をしていても、油断があったり継続時間が短いと全然点数が取れなくても違和感はありません。

 

一方で、綿密な対策と正しく効率的な学習方法で合格点を目指すことは現実的といえます。

現在英語が苦手な生徒でも、高校2年生の最初から本気で取り組めば合格ラインまで点数を上げることは可能です。

英語が苦手な生徒では、できれば高校1年の夏~冬にはスタートすることが理想です。

参考書と問題集

英単語は慶応クラスでは学部を問わず高いレベルが必要です。

特に、高難易度の単語を覚えるよりも、標準レベルの理解度が高いことが重要です。

受験に重要な単語帳レベルの単語は、見た瞬間意味が頭の中に思い浮かぶか、日本語に変換せずに理解できてしまうくらいを目指しましょう。

 

よく勘違いされますが、英単語は暗記だけではありません。

英語はレベルが上がるほど単純暗記の要素が薄くなり、理解度と勉強方法の差が出ます。

英単語も基礎レベルは単純暗記比率が高くなりますが、標準レベルからは工夫で覚えやすくなりますし、楽しさも高まります。

 

標準レベルをマスターしてから応用レベルをちょっとつまんだり、難しい長文中に出てきた英単語を覚えるくらいでも合格点まで届きます。

文法は熟語要素も強い

よくある4択の文法問題は大問1つ分あるかないか。

ここには熟語や用言の活用も多く、文法を単独で処理する必要性は低いです。

 

標準的な文法問題集を早めに仕上げるのは、慶応商学部を受験するなら最低ラインといえるでしょう。

長文練習は正しく

慶応の商学部の長文は、ジャンルに多様性があります。

2025年の大問1は科学的な文章であり、文章構成は文系よりですが、内容は理系学部で出題されても不思議ではないものでした。

商学や経済学に限定しすぎず、様々な文章をよみましょう。

 

他の大学の赤本もよいですが、標準レベルをたくさん読むという意味では、高校2年生の冬~高校3年生の春夏で共通テストや旧センター過去問をたくさん利用するもおすすめです。

ハイレベルな長文は夏休み以降でOK

標準レベルを練習したら、700語以上の問題集にも取り組んでいきましょう。

 

ハイレベルな問題になると、生徒一人一人による差が基礎よりも大きくなります。

伸び悩んでいる原因が生徒によって異なります。

700語以上といってもレベルや長文の分野は多様。

あくまで一般的な問題集の話であり、実際には問題集よりも勉強方法や長文読解でお子さんが不足している部分をピンポイントで指摘してもらう方が圧倒的に効果が高いでしょう。

単語や熟語、出題パターンや長文ジャンルの理解度など、量で身につけやすい部分もあるので、演習は一定の効果があります。

 

タイミングを見て赤本にチャレンジしましょう。

標準で高校3年生の春~夏。

英語が得意であれば高校2年生の冬休みか春休みに1年分で構わないので解いてみてください。

自分がどれだけ足りていないかを実感できるでしょう。

 

1年分だけで大丈夫です。

赤本(過去問)を本格的に練習するのは、3年生の秋以降にしましょう。

 

まとめ

  • 慶応は難しいが、努力でなんとかなる
  • 標準レベルを当たり前にする
  • ハイレベルな問題集の使い方に注意

保護者の方へ

慶応大学の英語はどの学部も難しく、商学部も慶応の入試問題にふさわしい難しさがあります。

 

一方で、他の学部と比較して難しい英作文もなければ、長文の長さもそこまでではありません。

他の学部より取り組みやすいと感じる生徒が多いでしょう。

もし、お子さんの英語の偏差値があまり高くない場合でも、正しい英語の勉強を継続すれば、商学部攻略の糸口が見えてくるでしょう。

 

重要なのは正しい勉強を行うこと。

難しい問題集をつかったり、ただ時間をかけるだけでは意味がないということを、保護者の方が教えてあげてください。

英語は言語。

いいサポートがあれば苦手な子でも伸びますし、得意な子であれば精度を高めることは難しくありません。

 

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