【獣医学科と農学科の数学】宮崎大学の入試問題(過去問)を徹底分析 | プロ家庭教師のロジティー

 

宮崎大学の数学

宮崎大学は国立大学ですので、共通テストが必須。

さらに2次試験として数学もあります。

 

工学部工学科で学校推薦型選抜を増やしたり、農学部(獣医学科のぞく)で共通テストも必要な総合型選抜が導入されるなど、宮崎大学の試験方式がより多様になります。

一部学部学科では2次試験の学力試験がありませんが、定員の中心は圧倒的に一般前期。

こちらでも前期試験をターゲットとした分析になります。

地域資源創成学部など、2次試験で数学がない学部学科も一部ありますが、共通テストでは数学必須。

数学の重要性は高いです。

 

宮崎大学には、獣医学科がある農学部以外にも医学部や工学部など合計で5学部存在しています。

 

宮崎大学分析 鹿児島大学分析

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理系数学(数Ⅲあり)が【必須】・『選択』な学部学科

【医学部 医学科】
【工学部 工学科】
【教育学部 学校教育課程 小中一貫コース 理系型 + 面接入試】

 

文系数学(数Ⅲ・数BCの一部なし)が【必須】・『選択』な学部学科

『教育学部 学校教育課程 の多くの入試形式』
『農学部(獣医学科含む)』

 

今回は農学科と獣医学科がメインターゲットの分析です

本分析では、

獣医学科を含む農学部
教育学部の大半

で必要なⅠAⅡBCが範囲の数学に関して分析します。

学部としては理系に入る農学部農学科や獣医学科を含みますが、数学の範囲は文系数学となります。

 

獣医学科では理系数学の範囲の大学もありますが、国公立でも文系数学で受験できる大学も多くあります。

また、私立農学部や私立獣医学部の数学範囲は文系数学です。

 

工学部や医学科で求められる数Ⅲを含む理系数学の分析が気になる方や、分析に基づいた授業をお子さんに受けさせたい方はこちらからご連絡ください。

お問い合わせは無料です。

 

微積は絶対に理解しなければいけない

宮崎大学の数学で最重要分野なのは、数Ⅱの微分積分です。

宮崎大学では大問2に出題されることが多く、大問2は非常に高確率で微分積分となります。

 

これは宮崎大学の個別試験(数学)では出題率が最も高く、共通テストでも必須。

数Ⅱの微積が出来なければ合格はほぼ不可能といえます。

実際に2025~2023年のここ3年だけでなく、10年分見ても毎年出題されています。

 

微積を理解するためには、数Ⅰでの2次関数や基礎計算もしっかり出来ていることが前提。

数Ⅰの計算と数Ⅱの微積はほかの大学でも出題率が高く、併願校として関関同立などの関西私立や、鹿児島大学などの近隣の国公立大学でも重要です。

 

典型的なパターンを完璧に

一般的な2次関数に接線や法線など1次関数を組み合わせ、最終的に面積を問う王道パターンが頻出です。

はっきり言って数Ⅱの微積は簡単で点数がとりやすいです。

 

言い換えれば、

数Ⅱの微分積分に抵抗がある
数Ⅰの2次関数が難しく感じる

といった生徒は、確実に勉強方法を間違えています。

 

数A比率と数BC比率に注意

一般的な国立大の数学では、数Bの数列と数Cのベクトルが出題率高めになります。

2025年から新課程となりました。

数Cはベクトルと平面上の曲線の選択ができるようになっていました。

 

新課程の2025年を例外と考えて過去数年を見ると、宮崎大学では数BCよりも数Aからの出題が目立ちます。

 

数Aの場合の数と確率はどの大学でも出題率が高いですが、宮崎大では数学と人間の活動(旧整数の性質)や平面図形からの出題も比較的多いです。

数Aは2025年の新課程となったことで数学と人間の活動(旧整数の性質)が出題されない大学もありますが、宮崎大学は数Aはすべて範囲内。数学と人間の活動(旧整数の性質)も出題される可能性があります。

共通テストでは数学と人間の活動(旧整数の性質)が範囲外。宮崎大学を受験する際は、範囲の違いに注意してください。

 

私立獣医は基本的に数学と人間の活動が範囲外なので、併願校との違いを知ったうえで勉強計画を立てると効率的です。

宮崎大学の特徴を理解しておきましょう。

 

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基本的にはまんべんなく

実際に宮崎大学が第一志望と確定するまでは、多くの生徒が進路に迷うでしょう。

私も全生徒で進路指導をしながら、数学などの勉強を教えています。

 

もともと決まっている生徒もいますが、多くの生徒では進路を決めるまで1~2年くらいは普通にかかります。

共通テストもあり、宮崎大学の傾向もあり、私立併願校や推薦などの対策もするとなると、すべきことが増えすぎて困りますし、非効率です。

 

理想は高校1年生から基礎力を積み上げることです。

高校2年生からでもある程度は修正がききますし、共通テスト対策として全範囲の勉強が必要なので、範囲を極端に絞るような勉強計画はやめましょう。

 

宮崎大学をはじめ国公立を受験する可能性が高い生徒は、共通テストにかなりの力を割く前提で勉強をしましょう。

農学科も獣医学科も、非常に多くの国公立大学で共通テストの配点が高く設定されています。

共通テスト対策は効率が最重要。

効率を高くし、質もあげるためには闇雲に問題集を解くのではなく、理解を大切にしてください。

さらに、分野ごとのつながりも理解しながらすすめるとベストです。

 

難易度と問題集

難易度は共通テストと同様くらいがメイン。

 

共通テストの勉強にもなると同時に、宮崎大学の独自試験の対策にもなる勉強が必須といえます。

目指すべき共通テストの点数は、 

獣医学科の前期であれば75~80%。
獣医学科以外の農学部や教育学部であれば60%程度

が一つの目安です。

 

共通テスト8割を目指す勉強をしていれば、そこまで特殊な宮崎大学対策はいりません。

宮崎大の数学は大問1に小問集合がありますが、難易度としては共通テストより少し簡単なレベルがほとんど。

本質的な正しい勉強ができていれば、共通テスト対策が同時に大問1対策になります。

 

特に高得点が必要な獣医学科を目指す生徒は、まずは共通テストの模試や過去問が安定して70~80%を目指しましょう。

共通テストが5~6割くらいなのに宮崎大学の独自試験対策を考える必要はありません。

 

農学科を志望する生徒は、まずは共通テストを5割。さらには自分の苦手分野を明確にすることを目指していきましょう。

 

問題集は共通テスト対策にも、宮崎大学対策にもなる

国公立レベルで合格をつかむために重要なのは理解です。

基礎理解を大切にした勉強は、宮崎大学対策になるだけでなく、同時に共通テスト(Amazonリンク)にもなり効率的。

黄色チャート(Amazonリンク)くらいがおすすめです。

 

九州大学や広島大学なども可能性に入れたい生徒は、青チャートやニューアクションLEGENDあたりがいいでしょう。

学校よく使われる4stepは教科書同様に解説不十分で基礎力がつきにくいのでおすすめできません。

 

まとめ

  • 傾向は明白
  • 微分積分は必須だが、意外と難しくない
  • 共通テストとのバランス管理が重要

 

保護者の方へ

宮崎大学の数学はしっかりとした傾向があります。

数学が苦手で、共通テストや宮崎大学での数学にお子さんが苦戦している場合は、確実に勉強方法を間違えています。

浪人生でも勉強方法を間違えている生徒はかなり多いです。

 

宮崎大学は正しい勉強を継続すれば一気に合格に近づくどころか、数学で点数の貯金を作ることもできます。

国立大ですので、数学だけでなくほかの科目のバランスや予定管理も含めて複数科目を指導してくれる質の高い先生があれば、合格は現実的な目標といえるでしょう。

遅くともお子さんが高校2年生の間に、保護者の方が動き始めて先生を確保してください。

は集団指導など安価にしやすいですが、科目別の先生になっていることがほとんど。

お子さんの状態によって合う合わないがあるので注意が必要です。

 

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