【理系数学】青山学院大学の入試問題(過去問)を徹底分析 | SMARTならプロ家庭教師のロジティー

 

青山学院大学の理系数学

青山学院大学の主な入試方式として、

学部別に問題が異なる、一般選抜(個別学部日程)
全学部問題が共通な、一般選抜(全学部日程)

があります。

全学部日程と個別学部日程の違いに注意

本記事は、全学部日程の理系数学の分析です。

理系数学は70分で150点満点。

範囲は数学ⅠAⅡBⅢCです。
(数B:数列、数C:ベクトル・平面上の曲線と複素数平面)

 

全学部日程と個別学部日程は同じ青山学院大学でも傾向には違いがあります。

この全学部日程の理系数学分析を見て、「これくらいの難易度なら個別学部日程も大丈夫」と勘違いしないようにしてください。

文系数学でも同様です。

 

青山学院大学分析 → 理工学部 学部 教育人間科学部 経済学部

青学統一日程分析 → 英語 文系数学 化学 政治経済

理系数学が必須の学部

理工学部
社会情報学部(B方式)

 

社会情報学部は個別学部日程においても数学がある方式とない方式があるなど、多様な科目構成があります。

他のGMARCH分析 →  立教大学 明治大学 中央大学 法政大学 学習院大学 

四工大分析 → 芝浦工業大学 東京都市大学 東京電機大学 工学院大学

その他の大学分析 

文系数学と近い傾向

理系数学は数Ⅲがあるという部分で文系数学と異なりますが、数ⅠAⅡBCからも多く出題があります。

2025年1月からの入試で数Cが追加され、共通テストでも範囲が広がりました。

本分析の傾向は踏襲される可能性が非常に高いですが、2025年2月、2026年2月は変更が見られることもあります。

本質的な理解でちょっとした変更でも対応できる学力を身につけましょう。

 

文系数学を利用する生徒も、理系数学の数Ⅲ以外の部分を問題演習として利用してみましょう。

 

ⅠAⅡBC は標準的で取り組みやすい

理系数学ですが、数ⅠAⅡBCからの主題が大問3つ分あります。

2025年2月の試験は不透明ですが、おそらく同様でしょう。

 

難易度も基礎~標準レベルであり、計算が中心なので取り組みやすくなっています。

旧センター試験の傾向に近く、対策もしやすいので、取り組みやすく点が取りやすい科目といえます。

傾向を考えると共通テスト用よりも中堅私大や旧センター過去問が有効です。

 

確率は重要

確率は文章が一定量あり、他の大問と比較すると思考力が必要となります。

 

必要な計算力は標準的であり、全体的な難易度も標準レベルですが、現代文の読み取る力が不足している場合は、対策が必要でしょう。

現代文の勉強は英語の長文読解でも必要であり、複数科目を複合して教えられる先生がいれば余裕です。 難しい問題はありません。

落ち着いて、標準レベルを正確に取り組む力さえあれば、満点がとれます。

数BCから1問

数BCのベクトル・数列のどちらかから1つ。

近年はベクトルが中心に出題されています。

新しく数Cとして加わる平面上の曲線と複素数平面は、旧数Ⅲの範囲。

出題されるなら以下の数Ⅲの大問として出題される可能性が高そうです。

 

難易度は基礎~標準レベルと非常に取り組みやすく、満点も問題なく狙えるでしょう。

四工大より明らかに簡単に設定されています。

 

数Ⅲの重要性は高くない

大問5は確実に数Ⅲから出題され、基本的に微積になります。

 

また、もう1つ数Ⅲから出題されますが、そちらも微積、もしくは極限をからめた範囲から出題されます。

数Cとなった複素数平面や2次曲線(平面所の曲線)から出題される可能性は非常に低いですが、新課程の2025年や2026年はあり得るかもしれません。

 

数Ⅲの微積は難易度が高いですが、理系であればどの大学でも出題される最重要範囲。

青学はもちろんですが、他の理工学部などでも必須なので、併願校対策が同時にできるでしょう。

 

難易度は標準的

基本的にはしっかり公式が理解できていて、どの問題集にもあるような標準レベルの問題が処理できるようになれば、十分に対応できます。

青学自体の難易度は高いですが、統一日程ということもあり、高難易度の問題にチャレンジするよりも、標準レベルの精度を高める方が有利になります。

青学の理工学部の個別学部日程と同じくらいか若干取り組みやすいレベルといえます。

 

参考書・問題集

標準レベルがほとんどであり、計算が最大のポイントになります。

難しい問題ばかり解くよりも、黄色チャートくらいの問題を正確にとければ十分に合格点がとれます。

志望校の中で青学の全学部日程が一番難しい場合は、黄色チャートレベルでも大丈夫です。 

 

青学でも個別学部日程が入るなら青もあり

青学でも理工学部の個別学部日程を目指す可能性が高い場合や、東京理科大なども受験しそうな生徒は、青チャートを使うのもおすすめです。

 

芝浦工業大学やSMARTのなかでも数学が難しい工学系が併願校として入っている場合は、青チャートなどを利用することをおすすめします。

 

ⅠAⅡBCの文系数学の範囲は、センター試験時代の問題集が有効です。

共通テストの過去問(Amazonリンク)は半分以上センター試験なので、共通テストの部分だけ除いて利用してもいいでしょう。 

 

まとめ

  • 数Ⅲは範囲が絞りやすい
  • 標準レベルで合格できる
  • 併願校とのバランスを理解する

保護者の方へ

青学は人気も実力も高い学校ですが、理工系の難易度の割には数学が簡単です。

 

そもそもお子さんの志望学部が理工学部などであれば数学が極端に苦手ということはなさそうですが、数学に自信がない生徒や、現在の数学の成績に不安がある生徒でも青学であれば狙いやすいといえるでしょう。

逆に、難しい大学を志望しているにもかかわらず、青学の赤本レベルで点が取れない場合は、勉強法を間違えています。

難易度を考えれば、正しい先生の指導を受けると、一気に改善に向かう可能性が高いといえるでしょう。

保護者の方がお子さんの状況に不安を覚えた際には、プロに相談するのも一つの手段と言えます。

 

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