私立獣医のための英語の基本
こちらの解説では、私立の獣医学科の中でも、
- 日本大学
- 北里大学
- 岡山理科大学
- 酪農学園大学(2025年から独自試験の英語と数学が復活)
を目指す場合を想定しています。
- 麻布大学
- 日本獣医生命科学大学
でも活用できます。
実践的には、長文の長さと比率の違いから、勉強法にも違いが少しずつあるので注意してください。
実際にこの勉強法で、合格している実例も複数あります。
英語は数学や理科(生物・化学)と性質が違い、勉強への取り組み方も違います。
他の私立獣医の2校は、基本は同じです。
国公立獣医は共通テストが非常に重要(一部除く)であり、勉強法が違います。
下の問い合わせから個別の連絡をしてください。
また、これから示すのはあくまで王道。
実際の指導では一人一人勉強のペースや取り組み方を変えています。
私立獣医の英語分析
→ 日本大学 北里大学 酪農学園大学 岡山理科大学 麻布大学
国公立や他の私立獣医分析は → こちら
並行して勉強をすすめる
数学や理科は分野別の勉強が進めやすく、勉強の順番がわかりやすいです。
一方で英語は英文法である程度は順番がありますが、基本的に英単語・英熟語・英文法の3つを並行して進めます。
ある程度基礎力がつくと、そこに長文読解も加わります。
進め方の調整が最も難しく、なんとなくが多くなりがち。
英語は根本の考え方を勘違いしている生徒が圧倒的に多く、根本が間違えているのでペース配分も間違えやすいです。
ペース配分を自分でしっかりコントロールできなければ家庭教師などの外部の力を活用しましょう。
自己分析が一番必要な科目です。
やっぱり単語から始まる
入試までの約1年間をかけて、徹底的に英単語をマスターしていく必要があります。
レベルとしては、共通テストレベルの英単語帳でOK
共通テスト対応英単語1800
ターゲット1400(Amazonリンク)
などです。
もちろん、他の単語帳や学校で使っている単語帳で大丈夫。
まずは夏までに一通りの英単語の和訳を頭に入れておきましょう。
余裕があればもう一つ上のレベルの単語まで勉強できると理想的です。
特に、偏差値が60未満の生徒で十分な単語力がある生徒には会ったことがない、といえるくらい単語力が皆さん不足しています。
ここでは1年で私立獣医を目指す勉強方法ですが、現在お子さんが高校1年生や2年生の場合も、最優先で共通テストレベルの英単語を頑張ってください。
英単語は一瞬で
私立の獣医学科の英単語レベルはそこまで高くありません。
だからこそ、英単語を見た瞬間、和訳と品詞くらいは一瞬で頭に出てくるようにしてください。
単語を見たときに、「えーっと、これ、覚えてるんだよ・・・」と3秒出てこないようでは覚えたとは言えませんよ。
基本は一瞬、長くても1,2秒が目安です。
夏休み前までに一通り。
10月までには第2第3の意味まで含めて9割は覚えておきましょう
動物関連の単語は長文から
獣医学科では動物や生命科学に関連した英語長文が出題される大学が非常に多いです。
これは国公立でも比較的その傾向があります。
(ただし、複数学部用に作られている英文だと動物関連の長文は少ないこともある)
動物関連や、生物学、医学、場合によっては農学や生命科学に関連する英単語を知っているだけで、長文が読みやすくなります。
ただし、私立獣医でも国公立獣医でも、上記のような分野別英単語帳を買わなくても合格できます。
例えば、
キクタン サイエンス 生命科学編(Amazonリンク)
医歯薬系入試によく出る英単語600(Amazonリンク)
生物学英単語500(Amazonリンク)
などの英単語を勉強する道具は存在します。
これらを暗記していれば獣医学科の合格率が高まることは事実です。
しかし、優先順位が違うので、大半の生徒にとって先にやるべきことが多くあります。
英単語力は上記に挙げたような共通テストレベルを99%以上にすることを優先してください。
そして、以下に記述している文法・熟語・英語長文の勉強を正しく行うことができれば、専門的な英単語帳を買うことなく普通に合格できる英語力は身に付きます。
余裕がある生徒や、将来海外での獣医師免許取得に興味がある生徒は買ってみるのもありだと思います。
とにかく文法が大切
この4大学は獣医学科の中でも文法比率が高くなっています。
会話文が必須で出題される大学も多く、文法と合わせて会話文特有の表現も勉強しておきましょう。
特に、北里大学は文法比率が高くなっており、岡山理科も文法や会話が必須で出題されます。
麻布(Amazonリンク)や日獣(日本獣医生命科学大)は文法は当然使えて、その一歩上まで求められる部分もあります。
特に日獣は英文法と現代文(受験には一部学生のみ利用)をからめる複数科目の考えがあると非常に強くなります。
ベーシックな英文法
英文法問題は動詞を中心に各大学で基礎~標準レベルのものが出題されます。
まずは文法解説書をつかって、基礎文法をしっかり理解しつつ、問題集も利用しましょう。
文法解説書としては
英語が初歩からしっかりみにつく
いちばんはじめの英文法(Amazonリンク)
のような高校の基礎レベルから始めるのも悪くありません。
evergreen(Amazonリンク)
世界一わかりやすい英文法の授業(Amazonリンク)
などもおすすめです。
時間が足りない場合は、省略できなくもないですが、基本的に省略せずしっかり文法理解をしましょう。
ここが英語で最も質が必要であり、時間をかけるべきです。
特に中学~高校1年レベルの英文法がわかっていないと、長文読解がまったく進みません。
中学レベルは、単元名を言われただけで、基礎文法と例文がすぐに作れるくらいの練度にしましょう。
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文法問題集
頻出英文法・語法問題1000(Amazonリンク)
英文法レベル別問題集 3もしくは4
evergreen問題集(Amazonリンク)
英語が得意であったり、英語長文に自信がないから英文法でしっかり点を取りたい生徒は、
Next Stage(Amazonリンク)
が、会話も熟語も入っているのでおすすめです。
ただし、Next Stageは難易度が高いので、自分のレベルがわかっていない生徒は手をつけてはいけません。
1年間かけて最低でも3回転。
長文読解は長さと難易度の違いに注意
長文読解は王道の勉強をとにかく進めていくに限ります。
そのためにも、基礎文法と基礎単語を覚えてから取り組むようにしましょう。
1,2~4月くらいまでは、長文にまったく触れずに単語と文法に専念してかまいません。
浪人生でも、1ヶ月くらいは長文からあえて離れて、基礎力を磨く時間をとるのもいいでしょう。
最初の長文読解は簡単なものから
長文読解は、みなさん高いレベルのものばかり読みたがります。
はっきり言って理解に苦しみます。高いレベルの長文は当然難しく、効率的とは言えないですしやる気にもマイナスの影響を及ぼします。
難しい英語長文を読もうとしている時点で、その生徒は自己分析が苦手であり、英語の勉強方法を間違えている証拠といえます。
すでに偏差値が55を超えているのであれば、いきなり共通テスト(Amazonリンク)レベルで構いません。
現在高校1年生だったり、3年生や浪人生でも偏差値40~45程度であれば、高校1年生レベルの問題集や共通テストの大問1、大問2レベルから始めましょう。
これくらいのレベルが7~8割くらいの問題が解けて、
全訳したときに9割くらいは和訳できていて、初めて次のステップに進むことができます。
4~6月くらいは長文読解のためにも基礎を固めましょう。
また、この時期は英単語・熟語・文法優先。
長文読解に時間を使いすぎないことが、合格への近道です。
夏以降に少しずつレベルを上げていく
長文読解は、7~9月くらいに共通テスト対策の問題集を勉強するといいでしょう。
日大は長文が短く、他の大学も450~700語程度と、そもそも長い長文が出題されません。
問題集としては、300語レベル、500語レベル(Amazonリンク)がちょうどになります。
そして、そのレベルの練習には、共通テストが最適です。
ただし、共通テストは大問6が長いので、長さとしてもレベルとしても合わない部分があります。
注意してください。
他にも
やっておきたい英語長文300
英語長文ハイパートレーニング(Amazonリンク)
やっておきたい英語長文500
全レベル問題集 英語長文(Amazonリンク)
などがよいでしょう。
8~12月にかけて勉強を進めていきましょう。
最低でも毎週1つは長文を読んでおきたいですね。
さらなる注意ポイントとして、読みっぱなしでは意味がないということです。
読んで、丸付けをし、不足している単語と文法を補いつつ、自分に不足しているポイントを見つける、という行動が必須です。
共通テスト・センター過去問で6割以上が安定して取れれば、夏休みに毎日過去問を1年分解く、特訓も有効です。
安定して6割以上ということは、平均して70~75%くらいはとれているはずです。
解き方を身に着けるだけでなく、英単語や英熟語の復習にもしっかり力をいれましょう。
9月中に1度赤本を解く
夏の共通テスト対策を行うところまで、理解度を高められていれば、赤本も40%くらいは解けるはず。
9月中に第一志望の大学の赤本を1回でいいので取り組んでおきましょう。
直前期は赤本と入試レベル
12月~1月の入試直前は、
総復習しつつ
大学別の傾向をつかみ
時間配分を考える
ために赤本を使いましょう。
また、単語・熟語・文法・会話文といった復習も欠かしてはいけません。
1月にはいると、新しく覚えるものは一つとしてありません。
まとめ
- 単語・熟語・文法はとにかく継続し続ける
- 中学レベルの文法は100点満点にする
- 長文は簡単なものからはじめる
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